「Have to」ではなく「Want」を探せ! 池田千恵さん『朝の手帳術』セミナーを潜入リポート!

ビジネスの世界で活躍する “その道のプロ” をお招きし、オフラインでのセミナーや講演会を提供する、StudyHacker発のプラットフォーム『StudyHacker Square』。その第2弾のセミナーが、StudyHacker ENGLISH COMPANY 恵比寿スタジオにて開催されました。

講師としてお招きしたのは、株式会社朝6時 代表取締役の池田千恵さん。ベストセラーとなった『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)をはじめ、『朝の余白で人生を変える』『朝活手帳』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)といった朝活関連の著書を多数執筆、まさに “朝活の第一人者” として広くご活躍されています。

今回のセミナータイトルは、ずばり「『朝活手帳』の著者に学ぶ 人生を変える “朝の手帳術”」。実際に早起きをして “朝に” 集まり、 “朝活の” プロから “朝の” 手帳の使い方を学ぶという、とってもスペシャルなプログラムです。そんなセミナーの模様を、StudyHacker編集部が “ほんの一部だけ” レポートいたします。

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早起きで人生が大逆転!?

池田さんが早起きに目覚めたのは高校卒業後、二度の大学受験失敗がきっかけでした。遊ぶこともせず、夜中まで死にもの狂いで勉強し、朝はぎりぎりに起きて予備校へ。けれどなかなか結果が出ず、思いきって朝5時半起きを始めてみることにしたのです。朝起きたらすぐに予備校の自習室へ向かって勉強を開始する。その代わり夕方17時以降は勉強しない。そんな朝型生活に切り替えたところ、見事に大学受験合格を勝ち取ったのでした。

しかし大学進学後は夜型生活に戻ってしまったのだそう。新卒で入った会社でも、仕事がうまくいかない時期が続きます。ここで池田さんが思い出したのは、やはり大学受験時の成功体験でした。「早起きすれば、何かを変えられるかも……!」と一念発起。ふたたび朝型生活を始めることを決意し、仕事も徐々に軌道に乗っていきました。

その日に嫌な出来事があったとき、私たちはつい夜に考えこんでしまいますよね。そして思考がネガティブな方向へと進んでいき、気分がどんどん落ちこんでしまう……。また、朝ぎりぎりまで寝て時間に追われた状態で仕事に向かうのは、焦りやイライラの原因にもなってしまいます。

頭の中がリセットされた朝時間に考え事をするようにすれば、必要以上に気分が落ちこまず前向きな考えが浮かんでくる。時間に余裕を持てるから、気持ちにも余裕が出てくる。早起きにはたくさんのメリットがあるのです。

“本当にやりたいこと” を自覚しよう

では、「早起きしたい」と思ってもなかなか成功しないのはなぜなのでしょうか。その原因のひとつとして、池田さんは「本心(Want)を認識していないから」と説明します。たしかに、“別に早起きしてまでやりたいというわけでもない” ことを早起きの目的としてしまっては、長続きするはずもありませんよね。だからこそ、自分が本当に実現したい「Want」を明らかにする必要があるのです。“仕方なさ” が混じった「Have to」のままではいけません。

「英語を勉強したい」「起業したい」「ダイエットしたい」——これって本当に「Want」ですか? 「外国人の恋人が欲しい」「お金持ちになりたい」「痩せてモテたい」のような “生々しい思い” が、その背後に隠れていませんか? このような、朝を使ってまで成し遂げたい「Want」を明確にすることから始めましょう。

セミナーでは、自分の「Want」と「Have to」を見極めるためのプチワークも実施。各々の Want や Have to について、参加者さまどうしで活発に意見を交わされていましたよ。

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1日がもっと充実する『朝活手帳』の使い方

そしてセミナーの後半では、『朝活手帳』をプロデュースした池田さん直々に、その使い方を詳しくご紹介いただきました。

朝活手帳の大きな特徴は、朝に “良い気分” を先取りできること。たとえば、ウィークリー部分には「朝の3行日記」の欄がありますが、そこには、今日実現させたいことを “あたかも本当に実現できたかのように” 書いてしまうと良いのだそうです。実際に池田さんも、朝のうちに「13時までに仕事を終わらせて映画を見ることができた!」と書いておいたら、その日に本当に仕事を13時に終えることができ、映画を楽しめたそうですよ。

「連絡したい人」「今後進めたいプロジェクト」「読みたい本」など、「〇〇したい」を書く欄が随所にあるのも朝活手帳の魅力のひとつ。まだ終わっていない今日・今週・今月をポジティブに予測することで、前向きに仕事や予定を進めていけそうですね。8割ぐらいできたら上出来。達成できたものには、それぞれ大きく花丸をつけてあげるのもポイントですよ。

ちなみに、朝活をちょっと休みたい場合は、堂々と「寝る」と予定に書いておけば大丈夫。実際に「寝る」を実行できたら、それは立派な計画達成になります(池田さんも、朝を完全オフにすることはあるそうですよ)。「明日から毎日早起きなんて難しそう……」とちょっと心配な人は、「寝る」もうまく予定として組み込みながら、少しずつ慣らしていくのもアリかもしれませんね。

*** 以上、セミナーの様子をほんの一部だけご紹介いたしました。

2018年が始まってから少し時間は経っていますが、新しい手帳を購入するのに遅すぎるなんてことはありません。そして、徐々に暖かくなってくるこの時期、朝活もむしろ始めやすいのではないでしょうか。朝活のお供に、ぜひ朝活本や朝活手帳はいかがですか?

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朝活手帳 2018

池田千恵

ディスカヴァー・トゥエンティワン (2017)

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「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!(PHP文庫)

池田千恵

PHP研究所 (2013)

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朝の余白で人生を変える

池田千恵

ディスカヴァー・トゥエンティワン (2016)

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