「20代の起業」に学ぶ、何もないところから成功をつかむために必要な3つのこと

みなさんは、社会で成功したいと考えていますか?

社会で成功するには、今の会社で出世を目指したり、自分で新しい事業を立ち上げたり、様々な方法があります。みなさんの中にはもしかしたら、「起業」という言葉に惹かれている、自分で会社を設立することに憧れを抱いている、という方もいらっしゃるかもしれませんね。もちろん、うまくいけば大きな成功を掴むことができるでしょう。しかし、起業や社会での成功を目指していても、実際のところ何をすればいいのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

実は、社会で成功している人たちにはある共通点があるのです。今回は、20代という若さで起業し成功を収めた人たちに焦点を当て、「社会で成功する秘訣」を学んでいきたいと思います。

20代で起業して成功した人の共通点

20代という若さで起業し成功した人と言うと、誰が思いつくでしょうか。例えば、Google創業者のセルゲイ・ブリン氏やラリー・ペイジ氏、Apple創業者のスティーブ・ジョブズ氏やスティーブ・ウォズニアック氏などはよく知られていますよね。

また近年日本で注目されている企業では、2015年に第1回日本ベンチャー大賞において内閣総理大臣賞を受賞した、株式会社ユーグレナの代表取締役社長である出雲充氏が挙げられます。株式会社ユーグレナはミドリムシを中心とした微細藻類に関する研究開発や販売等を展開している企業で、出雲氏が20代前半の時に立ち上げたとのこと。

自ら起業し事業を軌道に乗せるのはたやすいことではありません。しかしそれでも成功した彼らに共通しているのは、「行動力」があるということです。

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社会に出てから成功する3つの秘訣

では、その「行動力」についてもう少し具体的に考えてみましょう。行動力はさらに3つのポイントに分けることができます。

1. 行動する気概 株式会社ユーグレナの出雲氏は、成功率がたとえ1%であっても理論上は459回挑戦すれば99%の確率で成功すると言います。実際、出雲氏は自社のミドリムシを取り扱ってくれる企業を探していたとき、なんと501社目にして初めて販売してくれる企業にたどり着いたそうですから、説得力がありますよね。

「ベンチャーの営業だって、研究だってそうなのですが、一度やってうまくいく可能性が1%ということはうまくいかない可能性が99%なのです。これではほとんどの人がやりません。でも、2回やったらどうなりますか。2度やれば、2回ともうまくいかない可能性は99%の2乗です。1から引けば1.99%うまくいくではないですか。(略)459回繰り返せば、うまくいく可能性は99%です。」

(引用元:現代経営学研究所(編集)(2016),『ビジネス・インサイト 第25巻 第1号(No.93 Spring 2016)』,現代経営学研究所.)

成功するまでに459回も挑戦しなければならないと考えるか、459回挑戦すれば成功すると考えるかはみなさん次第です。しかし、もしチャレンジしなければ成功する確率は0%になってしまいます。ですから、新たな企画であっても新規顧客獲得のための営業であっても、たった一度失敗したからといって諦めないようにしてください。

2. 人を巻き込む力 いくらアイデアや熱意があっても、信用がなければビジネスとして成り立たせることはできません。立ち上げたばかりの企業で最初から信用などあるはずないだろうと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで取り上げたいのはもう少し身近な、一緒に事業を行う人々の間に生まれる信頼です。

Apple創業者のスティーブ・ジョブズ氏が当時ペプシコ社にいたジョン・スカリー氏をAppleに引っ張ってくる時、「このまま一生砂糖水を売り続けるつもりなのか、それとも世界を変えるチャンスを掴みたいのか」と言ったことは有名ですよね。

起業する段階でもそれ以降においても、一緒に事業を発展させていく仲間をその気にさせるには、「私たちは同じ方向を向いている」という連帯感を持たせることが必要なのです。もし同じ職場に、仕事に対してやる気が持てなかったり事業方針に不満を持っていたりする人がいたら、ぜひ声をかけてみてください。その人たちと話すことで、行き詰まっていた仕事についての打開策を講じるきっかけとなるかもしれません。そこから連帯感が生まれ、よりクオリティの高い仕事ができるようになるのです。

3. スピード感 スモールビジネスの各成長段階をサポートするサービスを提供しているfreee株式会社代表取締役の佐々木大輔氏によれば、たとえ不完全なものであっても世の中に1日でも早く出せることがベンチャー企業の強みであるのだそう。大企業の場合は、不完全なものを出してしまうと商品やサービスそのものだけでなく企業の評判にも関係してくる場合があります。しかしベンチャー企業の場合、多少不完全でもユーザーから直して欲しいと言われた点をすぐに改善していけるために評判は落ちにくく、むしろ顧客の獲得につながりやすくなるのです。

もちろん、完璧な商品やサービスを提供できるのならそれに越したことはありません。しかし、時間をかけ続けても完全なものを生み出すのはなかなか難しいもの。顧客が必要としているものをできるだけ早く届けてあげるということを意識して、仮にユーザーから指摘が来た場合にはすぐに改善をする。そのサイクルを常に回せば、競合会社よりも早く、顧客のニーズを満たすことができるはずです。

*** 若くして起業し成功した人から学ぶ3つのポイントについて、例とともに具体的な改善案を挙げてみました。みなさんもぜひ参考にして、社会で成功を収めてくださいね。

(参考) 現代経営学研究所(編集)(2016),『ビジネス・インサイト 第24巻 第1号(No.93 Spring 2016)』,現代経営学研究所. 株式会社ユーグレナ|役員 日本経済新聞|君が20代なら起業は今しかない ダイヤモンド社 書籍オンライン|伝説の元アップル・ジャパン社長が教える「これからの世界」での働き方 1 logmi|「大企業の資金力」「ベンチャーのスピード感」起業家たちはチャンスをどう活かしたか freee株式会社|TOP

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