friends reading under sunshine lying on the meadow

勉強が大好き、という人は少ないでしょう。でも、ゲームが大好き、お菓子が大好き、という人はたくさんいるはずです。

この差って一体なんなんでしょうね。どうして勉強を中断してまでゲームしたくなるんでしょう?どうして勉強前にチョコを貪ってしまうのでしょう?

もし、この「やめられない・止まらない」をゲームやチョコではなく、勉強に感じることができたら…とんでもないことが起こる気がしませんか?

今日はあなたを「勉強中毒」にする。ちょっぴり怖いお話です。

badge_columns_1001711なぜ「やめられない・止まらない」のか

私たちがケーキを食べたりゲームをする時。一体脳の中では何が起こっているのでしょうか。

こんな恐ろしい実験があります。

「ネズミがレバーを押し下げると脳内に埋め込まれた電極によって脳の内部に微弱な電気刺激を与えるという実験を行った。脳の中のある部位に電極を刺した時には、その電気刺激を求めてネズミは1時間に2000回または48時間休みなくレバーを押し続けた。」

この実験を行ったスキナーは、この脳の部分が「快」を感じる場所だと特定。私たちが何かを「やめられない・止まらない」時はこの部分が刺激を受けているからだと指摘しました。

お菓子が止まらない。ゲームがやめられない。これはすべて脳の仕業だったわけです。
さらにスキナーの研究では、さらに恐ろしいことが明らかになりました。

それは極度の飢餓状態にあるネズミや、子どものいるネズミをこの装置に入れた時。どんなにお腹が空いていても、自分の子どもが鳴き声をあげても、無視してレバーを押し続けたんだとか。

他の何も目に入らなくなってしまう。恐るべし「快」のパワー……。

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badge_columns_1001711誘惑を「やめる・止める」ためには

スキナーの実験でわかったのは、こうした「レバー押しの誘惑」からネズミを解放するための方法はたった一つだということ。

それは、「レバーからネズミを引き剥がし、忘れさせること」だそう。
子どものいる母ネズミの場合、レバーの無い箱で飼えば、きちんと子どもの世話を始めたそうです。我々人間も同じはず。たぶん、誘惑が身近にありながら自分の意志を通すことができる人なんて、めったにいないのです。

だから、もし誘惑が身近にあると感じたら、それを遠ざけましょう。

外出先で勉強するのもよし。お菓子を買わないようにするのもよし。でも気をつけてください。スキナーの実験では、いくら一定期間レバーから離れたといって、再びレバーのそばに置くと、またレバーを押し続けたそうですから。

Reading a book in the park

badge_columns_1001711勉強を「やめられない・止まらない」にするには

お菓子やゲームの「やめられない・止まらない」を、勉強に活かせないものでしょうか。スキナーの実験からもわかるとおり、勉強をした時に快感を感じるようになればいいわけですね。

その鍵は、「達成感」にありました。

そもそも、そうした快感は脳内物質のドーパミンにより得られるとわかっています。ドーパミンが分泌されることで、脳内で快感を感じるんだとか。だとすれば、勉強をする時にそのドーパミンが分泌されるようにすればいいですよね。

ドーパミンは、何かを達成した時にもドーパミンが分泌されることが明らかになっています。難しい英文を読み切った時。試験に合格した時。すごくスッキリしますよね。あの「達成感」の正体も、ドーパミンなんだとか。

「やめられない・止まらない」にするには、そのドーパミンを小まめに分泌させてやればいいわけです。

そこでおすすめなのが、「30分ごと」に目標を立てること。できれば低いハードルの方が望ましいでしょう。「英単語を10個確実に覚える」とか「リスニングのテキストを5ページ進める」とか。

そしてその30分間はそれを達成することだけ、集中して取り組んでみましょう。そうすれば、目標達成のたび。30分ごとに小さな快感があなたを襲います。

簡単なものですから、三日坊主にもなりません。1日5時間勉強するなら、10回も快感を味わえます。

ぜひお試しあれ。

参考
前田基成|青年期の臨床心理学
東京都健康長寿医療センター研究所|脳内物質ドーパミンのはたらき


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。