秋ももうすっかり深まり、朝夕の勉強が辛く感じている頃かもしれない。11月後半といえばもう受験勉強も佳境に入るころ。過去問を解き始め、センター試験もぼんやりと思い浮かべている頃だろう。勉強が順調に進んでいる人は、そのままで構わない。でも、そんな人ばかりではないはずだ。周りががつがつ進めているのを横目に、実はあんまり集中できていない……なんて人もきっといるはず。

「まだなんとなく波に乗れてないな…」「このまま勉強してて効果があるのかな…」

まだ直前期ではない今だからこそ。簡単にできることを紹介しよう。

badge_Columns_100合格体験記を読みあさる

今の時期、ぜひ合格体験記を読んでほしい。どの先輩も悩みを抱えながら勉強していたのが分かり、安心できるからだ。進学校であれば、母校の先輩が書いたものが進路指導室に置いてあるという学校も多いかも。もしそんなことない…なんて人も大丈夫。今はネット上にたくさんの合格体験記が掲載されている。例えばSTUDY HACKERでもミス東大2014候補の吉田菜季さんの受験生時代のインタビューを行った:

Part.1 現役生時代
Part.2 科目別勉強法
Part.3 浪人時代の生活全般

もう一つおすすめは、その大学が公式に載せたり、学園祭のイベントとして掲載されたりしたもの。「大学名+合格体験記」で検索するとたくさん出てくる。
以下にいくつかの大学の合格体験記を載せてみたので参考にして欲しい:

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60日でTOEIC935点! 受験英語のアセットを活かした、ビジネス英語の "磨き方"
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badge_Columns_100先生や親と話す時間をつくる

直前期には時間が無い。焦りも加わって、勉強以外のことに避ける時間は、ほぼ無い。だから今のうちに、「身近な大人とじっくり話し合える時間」を作ってほしい。

不安を抱えている時というのは、自分のことを冷静に見れなくなっていることも多いのだ。そんな時には自分の状況を、自分の代わりに、自分をよく知る人に分析してもらおう。
身近な大人といえば、まず両親。自分のことを一番気にかけてくれいている大人だ。
一番長い付き合いだし、きっと親身になってくれるはずだ。もし恥ずかしければ、高校の先生でもいい。先生たちの強みは、「自分のデータ」を持っていること。今までの成績や模試の結果、所属する部活での活躍ぶりにいたるまで、客観的な情報をたくさん持っている。
今の悩みを打ち明けてみれば、きっと的確なアドバイスをくれるはずだ。
筆者自身、受験生時代には学校の先生にたくさん相談した。単語の覚え方や問題集の進め方、センター試験の心構え……。ささいなことも丁寧に答えてくれる。

badge_Columns_100教科書を一周読み直す

過去問や模試を解いていて、一番がっくりくるのが「単答問題」でのミス。
用語や単純な計算で間違えると、今までの勉強がムダだったかのように思え、落ち込んでしまう…なんて人も多いはず。
そういうミスは、した後の対応が一番重要だ。がっかりして、見なかったフリ、というのが一番よくない。「こんな単純なミス、本番でしなくてよかった〜」と気持ちを切り替え、しっかり見直しをしてみよう。

ここでおすすめしたいのが、「教科書を読み直す」というもの。

当たり前のことだが、試験問題は教科書で習ったことからしか出ない。まだ時間のある今のうちに、一周まるまる読み直してみてはどうだろうか。
もちろん、全教科というわけにはいかないだろう。暗記が重要な理科や社会で、ぜひやってみてほしい。
ひどくコスパの悪い作業に思えるかもしれないが、やってみると意外にも新たな発見が多い。
断片的だった知識がなめらかにつながってくるのが実感できる。

badge_Columns_100部屋の大掃除をしてしまう

時間のある今のうちにしておきたいこと、それは時間の無い直前期を考えることだ。
年が明けて1月・2月になれば当然余裕が無いから、しっかり準備しておくのが重要なのだ。

直前期にすることといえば、「過去問を解き、復習をする」こと。
でもそんなときに、今まで使った教材やプリントが見つからなかったら困るだろう。今のうちに教材の総整理をしておくことをおすすめする。勉強ばっかりで部屋の掃除ができていなかった、という人は、この際大掃除も一緒にやってしまおう。

教科ごとや教材の種類ごとにファイリングしてみると、復習が格段にしやすくなる。直前期に部屋の奥やベッドの下をガサガサやるのは、時間のムダ。ぜひ今のうちに、「ちょっと早めの大掃除」をしてみることをおすすめする。

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受験まであと三ヶ月ほど。時間が無いように思えるかもしれないが、終わってみると結構長かったな、と感じるものだ。まだ焦る必要はない。できることからひとつずつ、着実に積み重ねていこう。


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福田伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。