数学が苦手、何ならキライ!という人は少なくないと思います。確かに何やら難しい数式をいじくっているだけで何をしているのかわからない……。

しかし、受験科目を選ぶ際に,数学が得意だと非常に有利になります。特に文系では、数学が得意なことは、合格に大きく近づきます。
実際に数学を利用する入試方式は社会を利用する方式に比べて募集人数が2倍になっている大学・学部もあるくらい。

だからこそ、数学がキライだから受験には使わない!というのは実にもったいないことです。
とはいえ、世界史や日本史はストーリーがあって楽しいのに、数学はただ問題を解くだけでつまらないし、わからないからむしろ苦痛……というのでは勉強もはかどりません。

数学が好きになれば、ちょっと頑張ってみようかなって気持ちになるはずですね。

数学を好きになる方法として、私のオススメするのは、

「読み物を読む」

ということです。

書店に行けば、物語風の読み物など、面白く読めるようなものがたくさん置いてあります。専門書を読めということではありません。
もちろん、元から数学が得意な人には、受験数学以外にも面白い数学のネタを知ることができて、もっと数学に興味が向くかもしれませんね。

今回は、オススメの5冊を厳選してご紹介します。

badge_Columns_100博士の愛した数式(小川 洋子 著)


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映画化もされたベストセラー。
家政婦とその息子、そして記憶が80分しか持たない数学者の3人が、数学の話題を織り交ぜながら交流を重ねていくストーリーです。

この小説では、数学は話のアクセントとして登場する程度なので、「数学が大嫌い!」という人でも、苦労せず読むことができます。
その登場の仕方も、元阪神の投手・江夏豊の背番号に関するものだったりと、楽しく読めるように工夫されています。もし本を読むのが面倒だったら映画を見てもいいでしょう。


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badge_Columns_100数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜(エンツェンスベルガー 著)

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数学の読み物としては、かなり有名な1冊。

数学嫌いの少年の前に現れた悪魔が、数学の不思議や魅力を教えてくれる、というストーリーです。

私は、小学校の教科書に紹介されているのを見て、この本を読みました。
つまり、「小学生が読んで楽しめるように書かれている」ということ。

それなのに、本書で紹介されている内容は、
「フィボナッチ数」「無限」など、数学的にも非常に興味深いのが特徴です。


badge_Columns_100雪月花の数学―日本の美と心に潜む正方形とルート2の秘密(桜井 進 著)

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こちらは、「ルート2(2の平方根)」と日本文化の関係を中心に、日本の数学の歴史について論じられています。
日本人が古来から、本当にルート2を知っていたかは定かではありませんが、それでも、本書を読むと歴史に潜むロマンが感じられます。


badge_Columns_100へんな数式美術館 ~世界を表すミョーな数式の数々~(竹内 薫 著)

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ただひたすらに、数学や物理学における数式が紹介されています。
しかし、教科書にあるような公式とは一味違います。常識とはかけ離れた世界を見せてくれます。
たとえば、

1+2+3+4+……

これの和は、なんと “-1/12” になるんです。
「え!?なんで!」
そう思ったアナタ、続きは本書をお読みください。


badge_Columns_100『数学ガール』(結城 浩 著)

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※リンクは、第1巻です。

主人公の「僕」と、それを取り巻く女の子による、数学をめぐるお話です。
青春らしい、甘酸っぱいストーリーもあり、小説のように読むこともできます。

ただ、本書で書かれている内容は、非常に高度です。

2巻以降は、「フェルマーの最終定理」「ゲーデルの不完全性定理」など、大学レベルの内容をテーマに物語が進みますので、実際に理解しようとなると、しっかり考える必要があるかも。

それでも、ためになる本として、オススメしたいシリーズです。
ちなみに、マンガ版も2種類ありますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

『数学ガール』上(結城 浩,日坂 水柯 著)

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『数学ガール』下(結城 浩,日坂 水柯 著)

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いかがでしたか?
数学が苦手な人は、これらの本を読んで、数学の面白さを知ってくれたら、
そして得意な人は、数学をさらに究めようと思ってくれたら嬉しいです。


東京大学文科二類所属。明星高等学校卒業。東京でも大阪弁を貫く決意で日々を送っている。現在は、有名フリーペーパー制作にかかわり、多くの企業の協賛を獲得している。