受験勉強には焦りがつきもの——。

「自分のしている勉強は足りているのか。」
「この間の模試がうまくいかなかったのはなぜ?」

焦っていたって何かが始まるわけではない。そう分かっていても、不安でやりきれない気持ちになってしまう。
多くの受験生に共通の悩みでしょう。

今回は、私の実体験から「焦り」を解消するためのシンプルな5つの方法をご紹介します。

badge_Columns_1001,勉強の成果を目で見えるようにする

勉強は目に見えません。今日数学を5時間やったからといって、何かポイントが溜まるわけでもないし、合格に近づいているという実感がわくわけでもありません。だからちょっと工夫をして、勉強を目に見える形にするのです。たとえば問題演習をしたノートや、使い終わったボールペンを捨てないでとっておけば、受験前日に「ああ、これだけやったんだな」と感慨に浸れるはず。たとえば一年間の総勉強時間をメモしておけば、見返したときに自信につながるはずです。

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badge_Columns_1002,相対評価を絶対評価に切り替える

テストが返ってきたら校内での順位がわかります。模試であれば偏差値も。こうした数字は全部、自分の成績を他人の成績と比較することで出てくる数字です。つまり相対評価、他人と比べることで自分を評価しているのです。

確かに本番の受験は相対評価です。どんなに自分ができていても、周りがもっとできていれば落ちてしまいますし、逆にどんなにできなくても周りが零点なら合格します。だからといって普段の勉強も相対評価にするのは、あまり良いとはいえません。

今日から評価の方法を、絶対評価に切り替えてみましょう。他人ができたできないではなく、過去の自分と比べて成長したかを考えるのです。模試の成績表だったら、見るのは全国順位や偏差値ではなくて成績推移の欄。周りの見えない敵をきょろきょろ見るよりは、自分の足元をしっかり見つめましょう。

badge_Columns_1003,勉強時間に区切りをつける

受験勉強には終わりがありません。提出して、はい終わりとなる宿題とは違うのです。だからどこまで勉強を続ければいいのか不安に駆られる人も多いことでしょう。そんな時、だらだらと勉強を続けていても成果は生まれません。その分睡眠時間が削られたり、家族と会話する時間が無くなったりするだけです。だからタイムリミットを設けましょう。たとえば夜は22:00までしか勉強しない、など。「やってもやっても終わらない」状態が焦りを生むのです。だから「今日は時間切れだからできなかっただけだ、明日またきちんと取り組めばいいんだ」と考え直し、次の日に向けてリセットボタンを押せばいいのです。

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badge_Columns_1004,自分をほめてあげる

問題集を一冊終えたとき。難しい問題が解けたとき。声に出して自分をほめてあげましょう。以前ご紹介したように、人間の脳は騙されやすくできています。声に出して自分をほめることで、脳は自分が「デキる人間だ」と勘違いし、不安な感情を押し流してくれるのです。もし自分の出来に不安があったとしても、無理矢理にでも自分をほめることで、その不安は自然と解消されるでしょう。

参考:脳をだまして10秒で天才になる超シンプルな裏技

badge_Columns_1005,合格した後の自分を具体的にイメージしてみる

受験は焦りの連続です。でもこの受験が終わったら、あなたは何をしているでしょうか。友達と遊んでいるかもしれないし、バンドを始めているかもしれない。興味のある分野について研究をはじめているかもしれません。未来のことは誰にもわかりません。だからその分、成功した自分を自由にイメージして、勉強の時の息抜きにしてはいかがでしょうか。

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いかがでしょうか。
以上が私が受験生時代にとっていた焦り解消法です。受験期には、「どうなるかわからない」という未確定で宙ぶらりんな状態が私にとっては不安の源でした。

だから、「成果」や「評価」を目に見えるものや、積み上げ式のものにする。勉強時間をきっちり決める。
「自分はできる!」と言い聞かせる。合格後を具体的にイメージする。など、「ふわふわしたものを極力なくして、形のあるものにしていく」ことを意識していました。

夏から受験直前まで、不安が増してくるかもしれませんが、残りの時間を着実に成果に変えていってくださいね!応援しています!


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。