Young woman studying in the library

みなさん、ギャンブル依存症ってご存知ですか?
そうです、ギャンブルに有り金全部をささげてしまうような怖い依存症です。他の依存症と同じで、一度はまってしまったら容易なことでは抜けだせません。でも、それほどの力を勉強など他のことに向けることができたら……素敵だと思いませんか?

今回はそんなギャンブルにはまってしまう原因を勉強に生かすことはできないか、考えてみたいと思います。

badge_columns_1001711禁じられたことほどやりたくなる

みなさんはギャンブルについてどういった考えを持っているでしょうか?
賛否両論あると思います。ですが、あまり良いものではないと感じている方が多いのではないでしょうか。それはギャンブル依存症の方も同じ。

やめたいのにやめられない
行きたくないのに足が勝手に
ダメだとわかっているのにお金を入れてしまう

引用元(禁パチする100の掟ブログ|依存症でよかったと思えた日

でも実は、この「~しちゃいけない」という文句こそギャンブルを止められない原因の一つになっているんです。何と、人は自分の自由を奪われたり制限されたりすると、無意識のうちに反発してしまうんだそう。このことを心理学では「心理的リアクタンス」と呼んでいます。

勉強について義務感というと、やはり「勉強しなくちゃ」の言葉が真っ先に浮かびませんか?この言葉は自分を「勉強」に縛り付けるので、勉強しなくなってしまうのですね。これからは「勉強するな」と自分に言い聞かせてみてはいかがでしょうか。

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「英語が聞けない」を克服! 外国人上司と仕事するまでに。TOEIC®でも900点獲得。
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badge_columns_1001711たまに勝つのが楽しい

もう一つ、ギャンブルにはまってしまう理由として、たまに勝ってしまうということがあるのだそう。普通、いつも勝っていたほうがはまってしまいそうに思えるのですが、そうではないんです。
部分強化、もしくは間欠強化という言葉をご存知でしょうか? 部分強化とは繰り返される同じ行動に対して毎回報酬を与え関係づけるのではなく、時々報酬を与えて関係づける方法です。部分強化は毎回報酬を与えて関係づける連続強化よりも、その行動を長く続けさせる効果があるのだそう。

この法則はスキナーボックスという、アメリカの心理学者スキナーが開発した実験装置で容易に確認できるのだそうです。このスキナーボックスは、ネズミがレバーを押すと、ご褒美であるエサが出てくるようになっています。
レバーを押すと、必ずエサが出てくるように設定すると、ネズミは「これを押すとエサが出てくる」と覚えます。しかし逆にレバーを押したときに、エサが出てこないように設定すると、「これを押してもエサが出ない」とネズミはレバーを押すのをやめてしまうことがあるのです。
そこで「レバーを押したときに、エサが出たり出なかったり、ランダムにする」設定にしたとします。この場合、ネズミは「レバーを押したら、エサが出ることもある」ことを覚えるため、レバーを押すのをやめることはありません。

引用元(マイナビウーマン|駆け引きのテク~一度ハマったらやめられない「間欠強化」の法則とは?
部分強化を勉強に生かす方法として、難問を解くという方法が考えられます。難問といっても歯が立たないようなものではなく、ギリギリ自分が解けるレベルの問題です。何回かに一回難問が解けると、その成功体験によって脳内でドーパミンが放出され、強い快感を覚えることができるんです。成功体験による強い快感を時々得られる報酬としてとらえると、時々ギャンブルに勝ち、のめりこんでいく構図が再現されます。勉強がドーパミンは脳内麻薬とも呼ばれているため、本当に勉強依存症になってしまうかもしれませんね(笑)。

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いかがでしょうか。ギャンブルにはそこへと引きずり込むとても強い力があります。ソーシャルゲームのガチャや福袋といったものを思い浮かべてもらえば、どれほどの力かわかりやすいかと思います。その力の一部だけでも勉強に利用できれば、継続するのが楽になるのではないでしょうか。勉強に対してやる気が出ないという方は試してみてください。

(参考)
禁パチする100の掟ブログ|依存症でよかったと思えた日
モチベーション向上の法則|心理的リアクタンス
マネポタ|ギャンブル依存症の要因「部分強化」とは?
マイナビウーマン|駆け引きのテク~一度ハマったらやめられない「間欠強化」の法則とは?


早稲田大学先進理工学部生命科学科所属。松本深志高校出身。大学では理系分野を浅く広く勉強している。