In my room

東京大学の学生をやっていると、しばしば家庭教師を任されることがあります。ぼくはいままで小学生・中学生・高校生の家庭教師を経験してきました。
先日、ぼくは同じく家庭教師をしてきた友人らと話していました。

・どうしたら生徒がひとりで勉強をできるようになるか?
・予備校の勉強の予復習をできるひとの特徴はなにか?
・そもそも勉強でもなんでもどうしたら計画的にできるようになるか?

などなど話は尽きません(ま、それがわかったら誰も苦労せず勉強できるようになりますものね)。結局、生徒ひとりひとり改善策はあるし、さまざまな方策を試しながら勉強を続けていくしかありません。
しかしあることについては、その場にいた3人の意見が一致しました。

それは「勉強するなら本棚を用意すべき」ということでした。

badge_columns_1001711「教材タワー」はダメ!

家庭教師のために生徒宅へおじゃましに行くと、たいていの場合机の上に教材が積み上げられています。教科書とプリントと昔のテストの混ざった「タワー」が勉強スペースの左右にそびえ立っているのです。
親御さんは「きちんと片付けなさい」と指導しますが、往々にして本棚は昔の教材や本ですでにいっぱい。片付けたくても収納するスペースがもうない、という状況です。
そのような環境ではとても勉強ははかどりません。机の上は広く使えませんし、プリントの整理も難しく、資料集を山から探すのにも一苦労です。何より、自分の使っているすべての教材を一望に把握できないので、どれだけの勉強量が必要かもわかりにくくなります。

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badge_columns_1001711なぜ本棚が必要?

要するに上で書いた問題は本棚がないとそもそも解決しにくい、ということで意見の一致を見たのでした。つまりこういうことです。

・どうしたら生徒がひとりで勉強をできるようになるか?
→机・部屋が散らかっていると集中できない

・予備校の勉強の予復習をできるひとの特徴はなにか?
→プリントやテキストがバラバラだと予復習をしにくい

・そもそも勉強でもなんでもどうしたら計画的にできるようになるか?
→勉強する全体像がわからないと計画が立てられない

同じことは受験勉強でも、資格の取得でも、趣味の勉強でもあてはまります。

何についてのことであれ、これから勉強を始動させようというとき必ずやるべきことは、本棚を用意すること。新たな本棚を購入してもよいし、すでにある本棚を整理して参考書を立てられるコーナーを作ってもかまいません。
ほとんどの人は小さな本棚しか持っていないか、本棚をすでにパンパンにしてしまっています。一方で、何かを勉強するときに急激なスピードで増えていく教材の量を過少評価しています。志望校の数だけ赤本を買って、各教科の参考書を数冊ずつ揃えたら、あっという間に50cmくらい突破してしまいます。
「受験勉強で使った参考書とノートを積み上げたら自分の身長を超えた」という話も、受験科目の多い国立大学ではざら。

意を決して「受験(資格/趣味)のための勉強を始める!」というときには、必ず勉強道具を置くスペースが必要になります。まずは本棚という環境から整えてはいかがでしょうか。


東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻 表象文化論 修士課程。私立武蔵高等学校卒業。19世紀から20世紀にかけての美術とグラフィック・デザインを研究する傍ら、自らもデザインの仕事を手がけている。東京大学立花隆ゼミ+立花隆『二十歳の君へ』など。