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物事を判断する際には、正確な情報のもと正しく対処したいものですよね。しかし、なかなかそうはいきません。同じ環境で同じ課題であっても選ぶ答えは人によって様々。ここに大きく関与するのは先入観、つまり「バイアス」です。バイアスは知らず知らずのうちに私たちの判断にかかわってきて、私たちの判断を狂わせます。どうしたら客観的な判断ができるのでしょうか。
今回は、私たちの判断をゆがめかねないバイアスについて考えたいと思います。

badge_columns_1001711人には多くのバイアスがかかっている

バイアスとは知らず知らずのうちに私たちが思考にはっているレッテルのようなもので、一言で言うと偏見や先入観です。無意識の思考に入り込んでしまっているため、私たちが普段意識することはありません。そのため、まずはどんなバイアスが私たちにかかっているのかを把握することが大切です。ただ、バイアスにはおびただしいほどの種類が存在しています。そのため、残念ながらすべてをここで紹介するのは不可能です。
ここでは心理的バイアスについて、3つほど簡単に紹介しようと思います。

1、確証バイアス
人は自分の考えに沿う情報を探し、自分の考えを否定するような情報を集めるようなことはあまりしません。つまり、「見たいものだけを見る、知りたいことだけを聴く」とよく言われているもの。
計算問題を解いた後、何度検算しても同じ答えしか得られませんでした。なのに、解答にある値と計算した答えが異なっている。この時、「もしかしたらこの解答自体が間違っているのではないか」と思ったことはありませんか?これは確証バイアスに引き起こされた考え方です。
つまり「自分に都合の悪い情報はいらない」もっと言うと「ありえない」と考えてしまうのです。

2、フレーム効果
同じ意味の情報を与えられても、異なった視点から見るとまるで違った印象を受けるというものでフレーミング効果、とも言います。例えばくじ引きで「20%の確率で当たる」と言われるのと、「80%の確率でハズレをひく」と言われるのでは受ける印象が違います。慎重な人は「8割が外れる」と受け取るし、楽観的な人は「2割もの人が当たる!」ととらえるでしょう。
聞いた人が「自分がどうしたいか」によってフォーカスする部分が異なり、受け取る印象が異なるのです。

3、ハロー効果
後光効果とも言います。有名人が持っているものが別段特別なものでもないのに、よさそうに思えるということです。逆の場合も同じことが言えます。例えば眼鏡をかけている人がどこか頭よさそうに見える、というのは単なる「物」と人間性を関連づけているのですが、これもまたバイアスのせいだったりします。

色々なパターンのバイアスがありますが、共通しているのは「自分にとって好都合に解釈したがる」ということ。このバイアスのまま何かを決断すると、失敗する可能性が大きいので注意が必要なのです。

認知バイアスとは、認知心理学や社会心理学の理論であり、ある対象を評価する際に、自分の利害や希望に沿った方向に考えが歪められたり、対象の目立ちやすい特徴に引きずられて、ほかの特徴についての評価が歪められる現象を指します。

引用 論理的思考と議論 思考を歪める心理効果 認知バイアス

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badge_columns_1001711バイアスから逃れるには

バイアスは無意識的なもの。逃れるには、無意識下にあるバイアスを意識する、つまり見えるようにすることが大切になります。そのため、紙に自分の思考を書き出してみることが効果的です。紙に思考を書き出すことによって、漠然とした考えが対象として、目に見えるようになるからです。
または、自分と全く異なる意見や価値観の持ち主と議論し合ってみても良いでしょう。まるで違う方向からの視点に驚かされることは、自分自身のバイアスに気がつく上でとても重要です。

紙に書いたり違う視点を知って客観的に物事を見られるようになると、自分のバイアスが見えてきます。さらに冷静に判断するためには、紙に書いたり人に聞いた後、数日時間を置いて再度検討してみると良いでしょう。この繰り返しにより、バイアスから逃れやすくなります。

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バイアスを意識してなくすことは難しいです。ですが、とらわれたまま間違えた判断を下したくもありません。自分の思考がいかに影響されやすいかを知って、より客観的に観察することが大切になるのではないでしょうか。

参考サイト
PRESIDENT Online|なぜ、頭で考えるより紙に書き出すほうがいいのか?
サイコロニュース|8つの心理的バイアス
行動経済学&社会心理学の研究 フレーミング理論とは何か
論理的思考と議論 思考を歪める心理効果 認知バイアス


早稲田大学先進理工学部生命科学科所属。松本深志高校出身。大学では理系分野を浅く広く勉強している。