受験勉強もいよいよ最後の追い込みの時期になりました。今はどのような勉強をしていますか?

「できなかった問題を復習する」
「もっと勉強する」
もちろん、これができれば言うことなしです。
ですが、記述模試に関していえば、「解答の書き方」を変えるだけで、得点は変わってきます。これは、特に数学では顕著です。今回は、「部分点を取るための解答の書き方」をお話しします。

数学の記述

○「問題用紙には何も書かない」は絶対ダメ!
解答が出るまで、問題用紙に書き込んで、解答ができてから(もしくは解答の道筋が見えてから)やっと解答用紙に記入する、という人は、けっこういます。ですが、これは非常にもったいないです。なぜなら、答えが出ない=記述をしない、となると「“自分の思考の足跡”を採点者に見せる」という、数学の記述式問題において重要なものを放棄しているに等しいからです。

採点者が見るのは、当然のことながら問題用紙ではなく、解答用紙です。問題用紙にいくら良いことが書いてあっても、それが解答用紙に反映されなければ0点です。解答の要素になりうるものは、すべて解答用紙に書き込むべきです。

○途中計算
私の場合は、解答欄を縦で半分に区切り、右側の下半分を計算スペースにしていました。これをするだけで、仮に答えにたどり着けず、計算しか書かれていなかったとしても、0点にされることは少なくなります。

○図・グラフ
大雑把で構いません。ことばは悪いですが、「それっぽく」描くだけでも、何も描かないよりマシです(実際、点はそこそこ稼げます)。

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平日1日1時間でも、英語力大幅アップでTOEIC830に。無駄をそぎ落とした科学的トレーニング。
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地歴の論述問題

地歴の論述問題では、
「解答欄をぎっしり埋めたのに、思ったより点数が低かった」
ということがよくあります。

そんな時に気をつけてほしいのが「解答の密度を濃くする」ということです。これはすなわち、
「1文1文をできる限り簡素し、できるだけ多くの要素を盛り込む」
ということです。

たとえば、

×「五・一五事件が起こり、当時の内閣総理大臣であった犬養毅が殺害された」
○「五・一五事件により、犬養毅首相が殺害された」

これだけで、12文字もの差があります。回答に自信が無いときこそ、余計な要素で文字数を膨らませて安心してしまいませんか? しかしそれは、採点者にはお見通し。このように論述では、できる限り簡素に書いて、要素をできる限り多く盛り込むことが重要です。

ちなみに、「アメリカ合衆国」を「アメリカ」と略すと、減点されます。私も、これによって何度か減点を食らいました。「アメリカ」では、「アメリカ合衆国」「北アメリカ」「南アメリカ」のどれを表しているなのか分からない、というのが理由だそうです。(そこ、「常識的にわかるじゃん」とか言わない!)文字数を考えて略す場合は、「米国」と書きましょう。

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いかがでしょうか。実際の入試では、完答できることを期待するのはよくありません。いかにチマチマと部分点を稼いでいくかが、合否の分かれ目になります。特に試験直前期の今出来ることは限られていますから、皆さんもぜひ本番では部分点を意識してみてください。


東京大学文科二類所属。明星高等学校卒業。東京でも大阪弁を貫く決意で日々を送っている。現在は、有名フリーペーパー制作にかかわり、多くの企業の協賛を獲得している。