皆さんは、勉強や仕事などの作業をするとき、どのような環境で行うと一番集中できますか?

勉強していても、どうも集中できない……! そんな経験は誰にでもあるように思います。「自分には集中力がないから」と落ち込んでしまう人もいるかもしれませんが、もしかしたらそれは集中力の問題ではなく、作業環境の問題である可能性があります。

勉強や仕事は、静かな環境で行ったほうがよいと思われがち。実際、自室や図書館などの静かな場所では勉強がはかどるという人はいることでしょう。しかし、実は多少うるさいほうが作業に集中できることが分かっているのです。また、最近は、長時間作業する人に向けて、電源を利用できる「電源カフェ」も数を増やしています。カフェで作業をすることは、いまのトレンドと言えるのかもしれません。実は筆者も、カフェでの作業が一番はかどります。

このコラムでは、カフェで作業することはどの程度効率的なのか、その効能を紹介します。

環境音を味方につける!

カフェには生活の音が溢れています。自動ドアの開閉音や注文を取るやりとりに始まり、最も多いのは周囲の客の会話する声。

そういう雑音は集中力や生産性を阻害する原因になりそうに思えますが、実はこの適度な騒音はむしろ作業の味方だったのです。

アメリカで環境音に関する研究調査結果が出されています。

50デシベル(デジベルは音の大きさの単位)程度の静かな環境(例えば図書館など)で作業をするよりも、70デシベルのノイズがある環境(カフェなど)の方がクリエイティブになる(創造性が高まる)というのです。

(引用元:MEN-ZINE|環境音にこだわって仕事をクリエイティブに!環境音の意外な役割とは

この背景には、適度な雑音が耳から入ってくる方が、脳がその雑音をシャットアウトしようとして、しっかり集中力を確保してくれるというメカニズムがあるのだそう。

かと言って、他人の話に興味津々、耳をそばだてるようなことをしていたら集中できるはずがありません。周囲の音に気を取られることなく、まずはとにかく「作業を始める」という一歩さえ踏み出してしまえば、あとは環境音が集中力の後押しをしてくれるはずです。

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必要なものだけを持ち込む

筆者がカフェでの作業を好む大きな理由の一つがこれです。カフェで作業しようとしたとき、勉強や仕事に必要なもの以外は持っていきませんので、作業に関係ないものを一掃することができるのです。

もし自室で作業をしているなら、周囲には沢山の誘惑が溢れていますよね。テレビを点ければ色々な番組が流れていますし、本棚には好きな本や漫画がぎっしり。YouTube等に手を出してしまえば、作業なんてできたものではありません。

周囲に誘惑が存在する以上、それに流されてしまうのはある程度仕方のないこと。だからこそ、そういうものを物理的に遠ざけてしまうことが集中力を切らさないコツなのです。

集中力を高めて作業したいなら、身の回りからあらゆる誘惑を一掃してしまうのが大切です。

Wi-Fi利用は最低限に。テザリングを利用しよう

作業の邪魔になる誘惑を一掃することの一環で大事なのが、インターネット利用の制限です。インターネットに接続するだけで、そこには無限の誘惑が溢れています。その誘惑に引っかかってしまっては、せっかく遥々カフェまで来ても、その甲斐がないですよね。

ですので筆者は、カフェなどで公共Wi-Fiが飛んでいるときにも、極力利用しないことをオススメします。必要な調べ物は、その都度テザリングで行いましょう。スマートフォンをモデム代わりにして、ノートパソコンをインターネットにつなぐ方法です。PC向けのサイトは通信量が大きいものも多く、テザリングで利用すれば通信制限や料金への不安から「早めに切り上げよう」と思えるはずです。YouTubeなんかは絶対に見ようと思いませんよね。

便利な公共Wi-Fiは、せっかくだからとつい使いたくなるものですが、敢えて便利さを遠ざけるのも集中力を高めるコツです。

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適度なカフェイン摂取で集中力アップ

カフェで作業をするとき、必ず何か飲み物を注文することになります。この出費が痛いと思う人も多いかもしれませんが、実はこの一杯も作業効率を上げることに役立つのです。

コーヒーと聞いてまずカフェイン思い浮かべるのがカフェイン。このカフェイン、実は眠気覚まし以外にも、鎮静効果や疲労回復効果も持っています。集中して疲れた時にホッと一息つくのに最適な飲み物なのです。

ちなみに、脳はブドウ糖を唯一の活動エネルギーにしているので、適度な糖分の摂取は集中力維持に不可欠です。普段はブラック派の人も、コーヒーに砂糖を入れたり、コーヒーベースの甘くて美味しいを選んでみてはいかがでしょうか。

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「うるさいところで勉強するなんて」と食わず嫌いしていた人も、カフェでの作業も悪くないと思えたのではないでしょうか。

そう思ったなら心機一転、気分転換の意味も込めてカフェに腰を落ち着けてみましょう。思った以上に快適で集中できる空間がそこには広がっているかもしれません。

(参考)
MEN-ZINE|環境音にこだわって仕事をクリエイティブに!環境音の意外な役割とは
カフェインストラクターのカフェイン講座|記憶力や集中力をあげる?!カフェインは勉強する時に使える? 
農畜産業振興機構|砂糖の適時・適正摂取は身体の働きにどのように影響するか
Wikipedia|カフェイン
ネットワークエンジニアとして|Tethering