人に好かれたい
誰しもがこのように思ったことがあるでしょう。

あなたの周りには、多くの人に好かれている人がいませんか?
職場で多くの人に好かれている同僚は自分とは何が違うのでしょうか。みんなに慕われる人気がある上司はどこがすごいのでしょうか。

今回は、アメリカの実業家・作家であるD・カーネギーの名著『人を動かす』を中心に、人に好かれる6つの法則と、ビジネスでの応用の仕方をご紹介します。

『人を動かす』は、カーネギー自身の経験を元に人間関係を円滑にするためのエッセンスが書かれ、発売から70年たった今でも多くの人々に読まれ続ける超ロングセラーの本です。

人に好かれやすくなることで、人間関係が円滑になりビジネス上のコミュニケーションがとりやすくなりますし、会社での時間もより楽しいものになりますよ。

相手のことを大切にする

1.相手に関心を寄せる
自分のことを好いてくれる仲間を作るためには、相手の関心を惹こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることが大切です。

質問することはその第一歩。「休みの日はどんなことをされているのですか?」、「学生時代の部活動は何をされていましたか?」などと質問することで、相手に関心があることが伝わります。その結果、相手は自分に好意を持ちやすくなるのです。

2.関心のありかを見抜く
人は、自分の興味のある話をしたいもの。そのため、相手がどのようなことに関心があるのかを知ることが大切です。

例えば、「趣味はありますか?」と聞いてしまえば、相手が何に興味を持っているかを知ることができます。アメリカの元大統領のセオドア・ルーズヴェルトはこの法則を大切にしていました。彼は、誰かが訪ねてくると分かれば、その人について調べて、特に好きそうな話題について研究していたのです。

ここまでする必要はないかもしれませんが、相手の関心についてある程度詳しくなっておくことは非常に大切でしょう。

3.名前を覚える
TWA航空のキャビンアテンダントであるキャレン・カーシュは、乗客の名前をすぐに憶えて名前で呼ぶことにしていました。その結果、おびただしい数の賛辞が直接本人にあてられ、この会社は多くの大切な顧客を獲得したのです。

しかし、人の名前を覚えることが苦手な人も多いでしょう。そんな人は、まず「必ず覚えるぞ」という意思を持つようにしてみてください。当たり前のように感じる人もいるかもしれませんが、案外多くの人が意識していないことだと思います。

次に、相手から受ける印象をたくさん考えることです。「芸能人のあの人に似ている」、「怒ると怖そう」などといった見た目の印象から「安藤さんだからあんドーナツが好きなのかな」といった連想まで、多くのイメージを咲かせましょう。

最後は、相手の名前を何度も言うこと。あえて名前で呼ぶ回数を多くすることで記憶に定着しやすくなります。

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1日1時間しか勉強できない超多忙な私が、90日でTOEIC800越え。「私に合った勉強法」のほんとうの意味。
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相手に重要感を持ってもらう

4.聞き手にまわる
カーネギーは、多くの場面で聞き手にまわることに徹しました。

みなさんは人と話すときに下記のようなことをしていませんか?
・相手の話をあまり長く聞かない
・終始自分のことだけをしゃべる
・相手の話を遮る

みんな自分の話を聞いてもらいたいのです。だからこそ、相手の話をしっかり聞くことができる人は好かれるのでしょう。

5.心からほめる
カーネギーは、人間の行為に関して1つの重要な法則を提唱しています。それは、常に相手に重要感を持たせることです。これさえ守れば友が限りなく増え、常に幸福を感じ、逆にこれを破れば果てしない紛争に巻き込まれる、と言うほど。この重要感を作るためには、心から褒めることが欠かせません。

例えば、「先輩のプレゼン、感激しました。どのように工夫しているか少し教えていただきたいです」、「いつもわかりやすい説明ありがとうございます。助かっています」などと言うことで相手に重要感を持たせることができますよ。

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信頼を得よう

6.笑顔を忘れないこと
笑顔でいることで、周りの人からの信頼を得やすくなります。また、笑顔になることで脳内にドーパミンが出るので、自分も楽しくなるのです。

目指すべき最高の笑顔は、冬のソナタで有名になったヨン様スマイル。口角が上がり、歯が10~12本見えている笑顔が習慣になるのが理想です。
良い笑顔は意識して練習をすることで身につけることができます。「イ」という言葉を意識して口角を挙げるトレーニングをしてみましょう。「ラッキー」、「ハッピー」といった言葉を口に出し、その際に口角が大きく上がるようにします。歯が10~12本自然に見えるようになれば合格です。「ラッキー」と言えば反射的に笑顔が作れるまで練習してみてください。

***
6つの法則を紹介しましたが、まず何よりも大切なのは「相手に思いやりを持つこと」であると思います。
相手が何を欲しているかを考え、その欲を満たせるように行動すれば、きっとあなたは多くの人に好感を持ってもらうことができ、さまざまなコミュニケーションがとりやすくなるでしょう。

(参考)
デール・カーネギー著,山口博訳(1999),『人を動かす 新装版』,創元社
ダイヤモンド・オンライン|仕事のできる人はやっている!人の顔と名前を覚える簡単な方法
nikkeiBPnet|あなたの笑顔は間違っている
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