国公立大文系の理科の選択科目は、生物か地学というイメージがありますよね。
高校でも文系にはどちらかを勧めている場合が多いように感じます。確かに「暗記物」であるという側面から、文系の人でも点が取りやすいように思えます。
しかし、二次試験では理科を使わない文系受験生にとって、それらは良い選択ではないと私は考えます。

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badge_Columns_100短時間で高得点をとれる科目は?

私がオススメするのは、ずばり物理。
物理は公式が複雑だしめんどくさそうとか、なんか超理系っぽいとか、そういうイメージが強いですがそんなことはありません。公式の数は限定的で、30も覚えればあとはその派生形です。他の科目に比べて暗記量は極めて少ないのです。さらに、センター試験ではそれらの公式を当てはめるだけの問題が多く出題されるため、得点しやすくなっています。

2006年から2014年までのセンター試験の平均をとると、理科4科目で最も平均点が高いのは物理。物理はまさに「時間をかけずに」、「高得点を取れる」科目なのです。

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badge_Columns_100物理で9割を獲得するための3つのステップ

今回は文系のみなさんが、物理を9割取れるまでに完成させる方法を、3つのプロセスに分けてご紹介します。これから理科選択をする人はもちろん、ほかの教科を選んで点数が伸び悩んでいる人にもご検討ください!

Step 1. まず全体像を把握する。~冬まで~

「各分野の連関を意識しながら」参考書を読んだり授業を受ける。独学用には『橋元の物理をはじめからていねいに』(東進ブックス)がイラストも多彩かつ、説明に数式をできるだけ使わないようにしているので、オススメです。公式もここで覚えてしまいましょう!

Step 2. 基本問題でパターンをつかむ~冬から直前期まで~

上述の通り、センター物理は公式を当てはめる「だけ」の科目です。しかし、どのような時にどの公式を当てはめるのか、その勘を磨いてほしいのです。『物理のエッセンス』(河合出版)のように、人気の参考書であってもそれは「理系に」人気であって、センター物理対策には難しすぎる場合もあります。駿台文庫『短期攻略センター物理基礎』(駿台文庫)が問題数、難易度ともにちょうどよくオススメです。また、公式の再確認も兼ねています。

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Step 3. 仕上げのセンター過去問!~直前期~

センター過去問はやはり問題集よりも質が優れた問題が多く、難易度も比較的安定しています。これを解くのが最も良い仕上げになるでしょう。

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以上です。この3ステップで十分だというのが実体験に基づいた私の結論です。勉強量が少なく感じられて不安になるかもしれません。

しかし、私が感じるのは文系の学生がセンター理科に「時間をかけすぎている」ということです。センター理科を最小の時間で済ませることこそが文系受験の「抜け道」であり、「最小の時間」で高得点を取れる物理が、まさに文系受験の王道「センター」になる日は遠くないと感じています。

始めましょう、ライバルより一歩先に。


東京大学文科一類所属。東大寺学園卒業。現在は一般社団法人Bizjapanにて海外戦略と国内渉外を担当。とにかく面白いことが好き!教育問題全般に興味あり。