"カリスマ" になる方法はあるの? 人がカリスマと呼ばれる理由と、そこにたどり着く方法。

ビジネスやスポーツ、芸能などの分野には、必ずカリスマと称される人々がいますが、あなたの身の回りにも、カリスマ性のある人が何人かいるのではないでしょうか。

パフォーマンスに優れ、性格も素晴らしく、人望も厚い。そんなカリスマ性のある人に憧れ、あんな風になりたいと思っても、何となく「カリスマなんて生まれつきのもの」と考え、諦めている人は多いでしょう。

でも、カリスマ性が必ず天性のものだとは限りません。努力してカリスマ的な存在となった成功者だっているはずです。

今回は、カリスマになるために必要な心構え、大切な行動についてお伝えします。

カリスマってどんな人?

そもそも、カリスマとはどのような人のことを指すのでしょうか。

カリスマと呼ばれる人たちには、3つの共通した特徴があるそうです。それは、1.人を受け入れる、2.自分に自信がある、3.主張がはっきりしているということです。

まず1つ目の「人を受け入れる」という特徴について。 カリスマは決してワンマンプレーに陥りません。カリスマ性のある人は、多くの人をひきつけるもの。人の意見を無視し、自分がやりたいことだけをしている人が、多くの人を引き付けられるはずなどありません。カリスマは、人の話をよく聞き、その話を受け止めて肯定するからこそ、人望を集めるのです。

次に、2つ目の「自分に自信がある」という点について。 これは、多くの人がイメージするカリスマ像にもっとも近いかもしれません。人は、カリスマ性のある人についていきたくなるものですが、それはその人が自信に溢れ、信頼できそうだから。仮に、やっていることがどれだけ成功しそうでも、本人が自信なさそうに率いていれば、なんだかついていくのは怖いですよね。カリスマであるためには、自分に従ってくれる人々に不安感を与えないことも、重要な条件なのです。

そして、3つ目の「主張がはっきりしている」という条件について。 これには、少し「おや」と思われた方もいらっしゃるでしょう。というのも、カリスマには、人並み外れていて少しミステリアス、といった印象もあるからです。

ですが、心理学の研究で行われたある実験によると、リーダーとしての指導力がより明瞭であるほうが、大衆は従おうという意欲が上がるということがわかっています。このことからもわかるように、カリスマ的なリーダーは、ミステリアスというよりむしろ、指導者としての主張やスタンスがはっきりしていることが必要なのです。

例えば選挙のとき、ミステリアスでよくわからない人よりも主張が明らかな人のほうに投票したいと思いますよね。弁護士で元大阪府知事の橋下徹氏や、安倍総理など、人々から高い信頼を得て選挙に当選するようなカリスマ的な政治家はみな、選挙戦で明確なビジョンを掲げていました。

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カリスマになるための2つの方法

カリスマの3つの特徴がわかれば、その特徴を備えた人物になることを目指すことで、意図的にカリスマになることができます。カリスマになるためのコツは、大きく分けて次の2つです。

1つが、有言実行を心がけること

以前は不言実行を善とする見方もありましたが、近年ではあえて宣言することでリスクをとる有言実行のほうが立派だとも言われています。なぜ有言実行をするとカリスマに近づけるのか、理由は3つあります。

まず、有言実行で成功を積み重ねれば、自分に自信が出るということ。前述のように、自信に溢れるリーダーに、人はついていくものです。 そして、「有言」つまり明瞭にビジョンを掲げることになるので、周囲に、安心してこの人に従おうと思わせることができます。 さらには、「引き寄せの法則」がうまく働くということ。言葉にしてビジョンを明らかにし続けていれば、そのビジョンの実現に向けて無意識のうちに行動できるようになり、目標の達成がしやすくなるのです。

有言実行こそ、カリスマへの近道だということが分かりますね。

2つ目のカリスマへのコツは、小さな信頼を積み重ねることです。

例えばデスク周りを常にきれいにしておき、「あの人はきちんとした人だ、頼りにできる」という印象を作る。SNSへの書き込みの頻度を落とし、感情をやたらと垂れ流しにしないことで、「分別のある人だ」という信頼を得る。そして何より、「有言実行」であるべきところを「有言不実行」にしない。どうすれば信頼を得るのにつながるのか、推測しながら行動し続けるのです。

これらの2つのコツを日々継続していけば、誰でも、前述の三要件を満たしたカリスマになれることでしょう。

イチロー選手も、努力によってカリスマになった

ここでカリスマとして名高い有名人の話を一つ紹介しましょう。

イチロー選手は絶対王者として名高いカリスマの一人ですが、彼は同時に努力の人としても知られています。彼は小学校の時の文集にこのように書き残しています。

ボクの夢は、一流のプロ野球選手になる事です。そのためには中学・高校で全国大会へ出て、活躍しなければなりません。活躍をするには、練習が必要です。ボクは三歳の時から練習をはじめています。3年生の時から今までは、365日中、360日は激しい練習をやっています。だから、1週間中、友達と遊べる時間は、5~6時間の間です。そんなに練習しているんだから、必ずプロ野球選手になれると思います。

(引用元:春日井まるの会のページ|努力の天才「イチロー」に学ぶ

また、驚く人も多いと思いますが、彼は「元から」特別な人だったというわけではありません。高校卒業後ドラフトの順位も4位でしたし、アメリカに渡ろうとしたときも「お前には無理だ」と大反対を受けました。

それでもイチロー選手がカリスマと呼ばれるまでになったのは、上の文集に見るような高い目標を言葉に出し、それを着実に実行し、信頼を得ていったからなのです。

さあ、あなたもイチロー選手のように努力を重ね、カリスマを目指してみませんか。

(参考) 5セカンズ|カリスマ性のある人の7つの特徴 J-STAGE|リーダー存在の明瞭性および集団業績がフォロワーのリーダー行動認知に及ぼす効果 笑える国語辞典|有言実行 Locari|仕事能力より大事!職場で信頼を得るための5つのふるまい方 ITmedia eBook USER|「引き寄せの法則」の正しいやり方 春日井まるの会のページ|努力の天才「イチロー」に学ぶ

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