「この仕事はあとでやろう」、「夏休みはまだ始まったばかりだし、宿題はまだいいかな」と、考えた経験がある人は多いのではないでしょうか? ついつい先延ばしにしてしまって、締め切り寸前で慌ててやることもあるでしょう。

そして、そんな先延ばし癖をやめたいと思っていてもなかなか直せず、悩んでいる人もたくさんいるはずです。

今回は、そんな先延ばし癖をなくすための方法をお送りしていきます。

なぜ後回しにしてしまうのか?

そもそも、私たちはなぜ面倒だと思うことを先延ばしにしてしまうのでしょうか?

それは、その仕事に着手することに苦痛を感じるからです。作業が複雑で面倒だったり、うまくいくかどうか不安だったり、苦手なことだったり、重要ではあるけれど緊急の用事ではないなど、その理由はさまざま。

仕事を始めるまでに気が重くなってしまい、自然と感情でブレーキをかけてしまっています。そんな取り掛かりをするために行いたいのが“チャンクダウン”と“ベビーステップ”です。

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チャンクダウンで分割せよ

チャンクダウンとは、やるべきことを細かく分解して、はっきりと具体化させることです。チャンクは「塊」という意味で、それを砕いて分割していくというイメージ。

例えば、夏休みの宿題。自由研究は面倒で先延ばしにしていませんでしたか? 自由研究を「課題設定」、「実験」、「まとめ」と分割し、それぞれにどのくらい時間がかかるのかを考えておくのです。そうすることで、どの作業を早めに取り組めばいいのかが明確になるでしょう。

仕事でいえば、提案書や報告書を作成する際に「やらなければいけないこと」、「そのためにかかる時間」も書き出してしまいます。そうすることで、その後にする作業について考える時間を大幅に減らすことができるでしょう。また、心理的負担が減り、手がつけやすくなります。

これらのように1つの物事をどんどん分割し、塊を小さくしていき、まずできることを見つけていくのです。

うまくいくか不安な仕事も、チャンクダウンではっきりと見えるようにしてしまいましょう。うまくいくか不安なのは、やることが曖昧だからです。工程を書き出したり、確認を取ったりすることで曖昧な輪郭をはっきりさせ、不安な仕事も取り掛かれるようになります。

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ベビーステップで少しずつ

ベビーステップとは、その言葉の通り、赤ちゃんの歩みのように1歩1歩少しずつ始めていくということです。

普通、行動を起こすときは結果を考えてからそこに向かって行動することが多いでしょう。ベビーステップは、そうではなく時間をゴールにしたり、難易度を下げてしまうのです。

例えば、とりあえず10分だけ提案書を書く、と決めるのです。10分経ったら休憩しましょう。また、10分で作業を止めたときに中途半端な状態だと「あと少しだけ」と、集中して作業を進めることもできるかもしれません。

チャンクダウンさせたことでそれぞれの作業が小さくなっていますから、短い時間を設定しても作業がしやすいですよね。

難易度を下げる場合は、ただ資料を集めるだけ、発表のタイトルだけを考える、など小さなことで構いません。どんな状態でも、取り掛かり始めたらなんとなくやる気になってきます。取り掛かりのハードルを下げることで、先延ばしもしにくくなるのです。

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ついやってしまいがちな先延ばしですが、チャンクダウン、ベビーステップで少しずつ作業を進められるようにしまいましょう。

(参考)
日本実業出版社|デキる! といわれるシゴト習慣術【連載第4回】 やめたい習慣第1位「先延ばしグセ」を直す方法
“未来を変える”プロジェクト|先延ばしの心理メカニズムと絶対に先延ばししない対処法とは