皆さんは、初対面の方と会話するのは得意ですか? 大抵の方が緊張するかと思いますが、たとえ多少緊張していたとしても、第一印象が良ければスムーズに会話をはずませられますよね。

第一印象を良くするといえば、多くの方が身だしなみや言動を気をつけようとするのではないでしょうか。しかし第一印象は「習慣が表れる」もの。普段から意識しておくことで、いざ初対面の人と会った時の第一印象が良くなるのです。そこで今回は、第一印象を良くするためにぜひ取り入れたい習慣をご紹介します。

第一印象は、たった数秒で決まる

第一印象が一体どれくらいで決まるかご存知ですか? 心理学では、初対面の人と顔を合わせてからわずか6秒で第一印象が確定するとされています。これを「初頭効果」といい、挽回するには2時間以上話す必要があるのだそう。

最初の印象が悪かった人とそんな長い時間話そうとする人はいませんよね。相手によっては、それが一回きりの縁となってしまう場合もあるでしょう。つまり、出会ってからわずか6秒が、あなたの今後の人間関係を大きく左右するのです。

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悪い第一印象を持たれてしまう原因

とはいえ、具体的にどう気をつければ第一印象を良くすることができるのでしょうか。アメリカUCLA大学の心理学者であるアルバート・メラビアン氏が1971年に提唱した「メラビアンの法則」によると、第一印象を決めるための情報は視覚情報が最も多く55%、次いで聴覚情報が38%、そして言語情報はたったの7%なのだそう。よって第一印象を良くするには、視覚や聴覚からの情報が重要となるのです。

特に印象を左右するのが「姿勢」「表情」「声」の3つ。まずはそれぞれのダメな例を知り、自分はどうだったか振り返ってみましょう。

・姿勢
つい猫背になってしまってはいませんか。猫背になって背中が丸くなると、体が小さく見えて自信の無い印象を与えてしまうだけでなく、顔に影ができることから暗い表情に見えやすくなってしまいます。

・表情
いつも暗い顔をしている人と一緒にいたいとは思いませんよね。血色が悪かったり無表情であったりすると、「性格もネガティブそう」「近づきにくい」と初対面の時から悪印象を与えてしまいます。

・声
低すぎるトーンで話していると不機嫌にとられてしまいかねませんし、小さすぎる声では自信が無いように感じられてしまいます。また、人見知りの方は極度の緊張により声がうわずってしまうことも。自分が気にし過ぎてその後のコミュニケーションがうまくいかない場合も、相手には悪い印象を持たれてしまいます。

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第一印象を良くするちょっとした習慣

第一印象を良くするには、「姿勢」「表情」「声」を改善していく必要があります。どれも突然良くなるものではないため、日々の習慣として取り入れることが大切。今日からすぐに実践可能なものをご紹介します。

1. 姿勢はしゃんと伸ばす

まず猫背な方は、すぐに背筋を伸ばしましょう。堂々とした姿に見えるだけでなく、スタイルも良く見えるため、好印象を与えやすくなるのです。また、姿勢を伸ばして胸を張る姿勢はパワー・ポーズとも呼ばれ、やる気を高めて不安を低下させるホルモンであるテストステロンが分泌されることが分かっています。

猫背の原因は筋力の衰えとコリ。まず大切なのが、胸の筋肉をほぐして胸を張る姿勢を保つことです。胸を張った状態で背筋を丸めるだなんてできませんよね。そのためにオススメのストレッチを1つご紹介します。

まず、肩幅に足を広げて立ち、体の後ろで手を組みます。次に組んだ手を後ろに伸ばしながら胸を伸ばしていきます。あくまで肩甲骨の動きを意識して、肩に力を入れないように気をつけましょう。そして気持ちよく感じる位置まで手を引っ張ったら、30秒ほど深呼吸をしてストレッチします。この動作を2回ほど繰り返せば、胸の筋肉がほぐせますよ。

また、背筋を伸ばすのは疲れるという方は、そもそも良い姿勢でないことがほとんど。膝立ちの状態になると、誰しも自然と背筋を伸ばした状態になります。それがあなたの一番良い姿勢なので、ストレッチなどを組み合わせながら姿勢を正していきましょう。

2. 常に笑顔を意識する

実は人が笑顔を作るときには、顔の様々な筋肉が動いています。つまり良い笑顔を作るには、日頃から筋肉を鍛えることが大切。目元と口角に分けて、それぞれトレーニングしていきましょう。

・目元のトレーニング
まぶたの少し上にあるくぼみに親指をあて、眉毛を挟むように人差し指を合わせます。眉頭から眉尻に向かって、親指と人差し指でつまみ、左右に動かします。この時にコリコリとした感覚があったら筋肉が硬くなっている証拠です。

・口角のトレーニング
手順は以下の通りです。
(1)大きく口を開けて「アー」と声を出し、きゅっと口を閉じるのを2回繰り返す。
(2)左右の口角を1cmずつ上げるように意識して、思いきり口を横に開きながら「イー」と発声する。
(3)今度は左右の口角を2cmずつ上げるように意識しながら、目を見開きつつ「エー」と大きく声を出す。
(4)「イー」「エー」を笑顔で繰り返す。
しばらく繰り返すと、顔の筋肉が疲れてくるかと思います。無理のない範囲で続け、口角を上げることに慣れていきましょう。

また、対面している相手に向かって感謝や愛情の気持ちを持つと、脳から視覚神経に直接作用して表情が明るくなるそうですよ。日頃から感謝の気持ちを持って接したいものですね。

3. はっきりとした声で話す

トーンを明るくしてはっきりとした声で話すには、腹式呼吸が効果的です。腹式呼吸をするには、まず楽な姿勢をとり、腹部を意識しながらゆっくりと息を鼻から吸い口から吐き出します。繰り返すとだんだん慣れてきて、自然と腹式呼吸ができるようになりますよ。

4. 相手の名前を積極的に呼ぶ

最後に、見た目ではありませんが相手に好印象を与える習慣を1つ紹介しましょう。

人は、自分の名前に含まれている文字が入っている物やブランドを好ましく感じる傾向があります。それを利用した心理テクニックに「ネームコーリング」というものがあり、これを取り入れることで相手にこちらの好意を伝えやすくなるのです。

具体的にはとてもシンプル。挨拶や会話の途中で積極的に相手の名前を呼ぶだけです。それだけで呼ばれた側は「相手から好意を持たれている」と認識し、好意を持ちやすくなるのです。ぜひ「お客様」ではなく「○○様」、「部長」ではなく「○○部長」と呼んでみてくださいね。

***
人見知りの方でも、パワー・ポーズや腹式呼吸をすればリラックスでき、自信のある受け答えができるはず。積極的に取り入れて、初対面の人にも好印象を持ってもらえるようになりましょう。

(参考)
LBR|第一印象は6秒で決まる!?初対面で印象をUPするポイント3つ
マイナビウーマン|顔と名前を覚えてもらいたい! 第一印象をよくする方法って?
ダイヤモンド社書籍オンライン|あなたの自信を下げる「マイナスの思い込み」をなくそう
ヘルスケア大学|猫背を改善するストレッチ方法
ダイヤモンド社書籍オンライン|「ソンな笑顔」がたった1分で変わる!?仕事・人・チャンスを呼ぶ「感じのいい笑顔」の作り方
PRESIDENT Online|会話に相手の「名前」を入れるほど好感度が上がるワケ
コトバンク|メラビアンの法則