勉強しようと思い立って参考書を買ってきても、なかなかやりっぱなしで終わらせてしまったり、朝スムージー計画を立てても4日目くらいからめんどくさくなってやめてしまったり……。なにをしても3日坊主で終わってしまう、そういう悩みを抱えてはいませんか。
今回はそんなあなたに試してほしい、3つの「脱・3日坊主」のコツです。

3日坊主になるのはどうして?

「今度こそ!」と気合いを入れて計画してもなかなか3日以上続かない3日坊主。こうなってしまうのには「習慣引力の法則」というものが関係あるようです。
「習慣引力の法則」とは、「新しい変化に抵抗し、いつもどおりを維持しよう」とする人間に備わった本能のこと。みなさんも思い返してみれば、ついつい習慣になっていて、無意識のうちにやってしまうことはないでしょうか。毎朝歯磨きをする、靴下は右足から履く、など些細なことかもしれませんが、完全に癖づいているものはやめようとしてもやってしまいますよね。

逆に習慣づいていないことはなかなかやろうと思えません。例えば毎晩テレビを見る習慣のある人が、それをやめて資格試験の勉強をすることに決めたとします。最初のうちは意志や根性があるので続きますが、次第に元の習慣を続けるほうが楽なのでそちらに自然と引き寄せられてしまいます。そして三日坊主となってしますのです。

これを解決するためには、新しく始めたことを習慣にする必要があります。その方法は3つあります。

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1.優先順位を高くする

新しく「やる!」と決めたルールを何としてでもやり遂げたい場合は、優先順位を高くしましょう。新しい習慣というのはまだ習慣になっていないため、ついうっかり忘れてそのまま……というのはよくあるパターンですよね。
そうならないためには、自分の中でのその習慣の優先順位をあげるのです。

例えば英語の本を毎日15ページ読むのであれば夜ではなく朝一番に、目が覚めて頭がはっきりしてきたらすぐにやります。「夜寝る前に」なんて思ったら、忘れられる可能性大。優先順位を下げ、後回しにしないことがコツです。
特に最初の1週間ほどは、“それさえできればOK”というように、習慣づくまでは多少他のことを犠牲にしても構わないくらいの気持ちで臨みましょう。そのためにも、1度にたくさんのことにトライせず、1回1つの習慣化にとどめておくのも大切です。

2.周囲に宣言する

心理学用語に「宣言効果」というものがあります。これは、ある目標を達成するのに、あらかじめ目標を周囲に宣言してしまうと成功率があがるという心理現象のこと。人に宣言することで後には引けない状況を作り、自分を追い込むことと、何度も人に話すことで自分の潜在意識にしみこんでいきます。
3日坊主になりやすい人は、ついつい「今日ぐらいいか……」と思ってしまいがちなものですが、人に宣言すればチェックされている気になり、なんだか頑張らないとというモチベーションへつながりますよね。

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3.3日坊主を恐れないこと

最後に、ここまでの内容を否定するようですが「3日坊主を恐れないこと」も重要です。これは、3日坊主になってしまう人にはしばしば完璧主義者の人が多いことに起因しています。

ハーバード・ビジネス・スクール経営学教授のロバート・スティーブン・キャプランは、「誰でも大なり小なり完璧主義の部分を持っている。問題になるのは、それが強迫観念になるときだ」と述べています。完璧主義者は全体の94%やれば十分な時に、残りの2%に全身全霊を傾ける傾向があるそう。これにより疲弊したり「もうダメだ!」と思い込んでしまうそうです。94%はできているというのに。

確かに「毎日歯磨きを3分する」という目標を立てた時に、厳密に「3分00秒」を守っていては億劫にもなるので、「毎日1分でもいいから歯磨きを続ける」「できる時は3分くらい」という気構えの人のほうが続きそうですよね。
同じように、毎日続けないとダメ、と思い込まずに、1日つい休んでしまったとしても自分に寛容にのんびりやることが、案外3日坊主にならないコツなのかもしれません。

***
習慣づくまでの期間は物事によっても違うそう。片づけなどの行動習慣は1カ月、ダイエットなどの身体習慣は3か月、ポジティブ思考などの思考習慣は6か月のようです。粘り強く頑張っていきましょうね。

(参考)
PRESIDENT Online|なぜ、何をやっても三日坊主になるのか?
msnニュース|3日坊主を防ぐ3つのコツ
PRESIDENT Online|なぜ「完璧主義者」は組織を破壊するのか
こたらずノート|3日坊主を防ぐ5つのコツ
Study Hacker|『宣言効果』に『単純接触効果』 勉強の効率を上げる心理学的テクニック