最近世間をにぎわせている山口真由さん。名前を聞いてピンと来なくても、「7回読み勉強法」や「東大首席弁護士」と聞けば、「あーあの人か。」と思う人も多いだろう。

東大法学部首席卒業→財務省入省→弁護士という素晴らしい経歴の持ち主の彼女。
その裏には「飛びぬけた才能」でもなければ「がむしゃらなガリ勉」でもない、着実に、かつ効率よく積み重ねられた努力があった。

badge_columns_1001711努力には、それを続けるための方法論がある

著書『東大首席弁護士が教える「超速7回読み」勉強法』の中で彼女は「科学的根性論」と評し「努力するための方法」を紹介している。今回はいくつかを紹介したい。

7times  story

assocbutt_or_buy7 『東大首席弁護士が教える「超速7回読み」勉強法』

http://amzn.to/1xsUA48 『誰でもできるストーリー式記憶法』

yoko815
苦手の文法を克服! TOEIC815点を獲得し、国際会議でスピーチ。英語力を大きく変えた3ヶ月の科学的トレーニング。
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badge_columns_1001711不得意分野の努力はやめるべき

時間は有限です。もし、今、自分の苦手分野を克服しようと一生懸命トライしているならば、その情熱とエネルギーのすべてを、得意な分野の力をさらに伸ばすことに今すぐ切り替え、とがったプロフェッショナルとしての立ち位置を確立することを強く勧めます。

本書の冒頭で、彼女は「不得意分野は努力してもムダ」と切り捨てる。驚く人も多いだろう。彼女の言う「とがったプロフェッショナル」とは、「何でもまんべんなくできる人」ではなく「ある一分野で飛びぬけている人」のこと。職場でも試験でも、それが強みになる、そう彼女は語る。

勉強でも、得意分野を伸ばすほうが、苦手分野を克服するよりはるかに効率が良いのかもしれない。

badge_columns_1001711毎日に小テストを仕掛けよう

日々の小テストで良い点を取り続けることに励めば、大舞台だからといって過度に緊張することなく、平常心で臨めるようになります。その結果、大舞台のプレッシャーに少しづつ強くなっていきます。

「大舞台でいきなり成功するなんて、ありえない。」当然といえば当然のことだが、多くの人が気づけていないことなのでは。多くの人は、「大舞台での結果」に気を取られすぎて、小さなミスをスルーしがちだ。毎日が小テストなのだと気を引き締め、勉強してみてはどうだろう。

badge_columns_1001711自分との戦いに持って行かない

ライバルのことを思い浮かべると、がぜん本気になれるというか、一生懸命になれることに気づきました。・・・中略・・・努力する際に最もやってはいけないのが、「自分との戦い」に持って行くことです。・・・中略・・・孤独な戦いに挑むよりも、ライバルと一緒に頑張るほうが続けることができます。

本書で彼女が何度も強調するのが、「努力は具体化すべき」ということ。これそのひとつ。勉強はしばしば、「自分との戦い」であると言われる。だがそれでは長続きしないのだ。友達や、SNSで知り合った人とテストの点を競うのでもいい。とにかく明確で具体的な競争相手を見つけることが大事だ、と彼女は語っている。

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badge_columns_1001711ルールに抜け道をつくる

厳格なルールを設けていると、抜け道の機会を得られたら、とても幸福に思えてきます。・・・中略・・・厳格なルールを自分に課すと、必ず守れなくなったという方も多いのではないでしょうか。・・・中略・・・抜け道のあるルールの方が守り通せます。

「一日英単語を100個覚える!」「土日は参考書を20ページ進めよう。」こういうルールを途中で投げ出したことのある人も多いはず。

彼女がおすすめするのはルールに抜け道をつくること。彼女は司法試験の勉強中、「自分から遊びに誘わず、さらに同じ人からの誘いにも二度までは乗ってはならない」というルールを作った。ここで注目したいのは、「絶対に遊ばない」というルールではないということだ。同じ人に三回誘われたら遊びに行く、という抜け道をあえてつくる。そのおかげでルールを完遂することができるとのこと。

ルールを投げ出したことのある人に是非おすすめしたい方法だ。

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この本を読めば、輝かしい経歴の裏に、たゆまぬ努力と強い意志があったのだとわかる。

どんなことでも、努力をし、結果を残したことは、心底誇らしいものになります。・・・中略・・・私には、天賦の才というほどのものはありません。しかし、これまでの私の経歴は、私の努力でもぎ取ったものです。私は努力することにおいては、誰にも負けません。これだけは自信を持って宣言できます。

努力の天才のコツを、ほんの少しでも自分のものにしたいものだ。


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福田伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。