Four children with many books

今回は英語教育についての話です。

日本人の中には幼少期から英会話や英語の塾に通っている人がいますが、大半の人は中学校から習い始めます。小学校によっては独自に英語教育を取り入れているところもあるようですが、未だ全国的に展開しているとは言いがたいです。

一方、他の国では何歳から学び始めるのでしょうか。
そんな素朴な疑問のもと、身近な友人に訊いてみました。

地域によって差が出るようですが、詳細は以下の通りです。

badge_columns_1001711イタリア

イタリアでは小学校1年生から英語教育が行われるようです。日本と比べるとかなり早いですね。「グローバル化の中で生き残れる人が多そう」と僕は思ったのですが、どうもそう簡単ではないようです。
友人によると、英語の教育の質がかなり悪く、カリキュラム云々の前に先生がひどいそうです。
イタリアは移民の多さで知られていますが、どうもこの移民がかなり大きな問題らしく、英語教育に大きな影響を与えています。というのも、移民の両親は世界共通語である英語はある程度話せるけれど、肝心なイタリア語が話せない家庭が多く、したがってその子どももイタリア語は話せません。周りの小学生たちは流暢なイタリア語で会話しているのに、転校してきたばかりの移民の子どもは輪に入れず寂しい思いをしています。
両親としては、学校で英語教育を行うよりは、しっかりとしたイタリア語を教えてほしいのだそうです。
今や子どもの三分の一が移民であるイタリアですが、それもあって、小学校ではイタリア語教育に力を入れています。そのため英語教育が二の次という形になり、真偽のほどはわかりませんが、友人は「日本人と同じくらい喋れないよ」と流暢な英語で言っていました。

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badge_columns_1001711フランス

昔から「フランスではフランス人は英語を喋ってくれない」という言葉があります。それほどフランス語優越意識が強いように思われるフランスですが、その実態はどうなのでしょうか。
フランスでも英語教育は小学校1年生から行われます。しかし、教育の質自体はあまりよくないそうです。
19世紀までは世界の標準語としてフランス語が君臨していたせいもあって、一部の上層部の人は英語を教えたくないのだと友人は言っていました。ヨーロッパを手中に収めかけたフランスなだけに、その幻影がちらついて英語支配に納得がいかないのかもしれませんね。国民は迷惑しているそうです。
フランスで英語で道を尋ねても英語で返してくれない理由は、フランス人は冷たいからではなく、実は根本的に英語を苦にしているからのようですね。

Pinup Mädchen liegt neben altem Radio

badge_columns_1001711ドイツ

最近、ドイツは英語で「ジャーマニー」ですが、ドイツ語だと「ドイチュ」ということを知りました。
日本語の「ドイツ」はドイツ語から取ったのですね。
そんなドイツですが、英語教育の質はかなり高いそうです。
州によって何歳から英語教育が始まるのか差があるようですが、遅くとも小学校3年生から皆一様に学び始めます。
友人によると小学校での英語は「話す」「聞く」のみで、読み書きは全くしないそうです。
学校側は会話をするための道具として英語を捉えており、そのために口頭のコミュニケーションが重点的に教えられます。
日本の現状は文法・読み書き至上主義ですが、その対極にいるのがドイツと、次のオランダだと思います。
今まで会ったドイツ人は全員、発音・流暢さ共に完璧でした。英語とドイツ語が近いということも関係しているのかもしれません。

今回は身近な友人にいたイタリア・フランス・ドイツの三国になりました。
第二弾で他の国も取り上げます。


東京大学文科三類所属。磐田南高校卒業。4歳からサッカーとピアノを始める。大学ではスペイン語を学んでいる。三島由紀夫とMr.Childrenをこよなく愛する。将来はスペインに住んで日がな一日レアルマドリードの試合を見て天寿を全うしたい。