みなさんは、普段どのような表情で仕事をしていますか?

真剣に仕事をしているつもりが、周囲の人からはいつも眉間にしわを寄せて仏頂面をしている人と認識されているかもしれません。鏡を見ていない限り、自分の表情を確認することはなんとも難しいものですよね。

あなたの仏頂面を見て「今は機嫌が悪いからやめておこう」と、仕事中の表情のせいで仕事のチャンスを逃しているかもしれませんよ。

今回は、仕事中の「表情」の重要性についてお伝えしたいと思います。

コミュニケーションをとる中での「表情」の重要性

人材育成などを行っている株式会社空気を読むを科学する研究所代表取締役の清水建二氏は、真の感情が一瞬だけ顔に現れる「微表情」によって、時には本人も気づいていない本音が表情に現れることがある、と言います。

しかし、たとえ細かい表情の変化であっても、たいてい相手には伝わってしまっているものですよね。メラビアンの法則においても、言語情報と視覚情報が矛盾している場合は、視覚情報の方が優先されることが分かっています。

つまり、人とコミュニケーションをとる上で「表情」は大きな効果を持つものなのです。

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状況別、好感を持たれる表情

では、どのような表情であれば相手に好感を持ってもらえるのかを状況別に考えてみましょう。

・取引先で交渉をする時
メンタリストであるDaiGo氏によると、交渉時には緊張していることや気押されていることを相手に悟られない自然な表情をすることが大切なのだそう。

自分について考えていると、読まれてはならない感情を表に出すまいと不自然なポーカーフェイスをしてしまい、逆に怪しまれてしまうことがありますよね。

怪しまれないためにも自然な表情を作るよう心掛けましょう。ポイントは、相手がどのような人物なのか、何を言いたいのかなど、常に相手のことを観察すること。空気を読むを科学する研究所の清水氏も、交渉上手な人は表情識別能力に長けている、と伝えています。

つまり、交渉の際は相手の表情を細かく読み取り、それに合わせる必要があるのです。

・営業で商談をする時
商談の際に好感を持ってもらえる表情は、ずばり「笑顔」です。

しかし、法人向け研修・コンサルティングを行うマーキュリッチ株式会社代表取締役の西野浩輝氏によれば、ワンパターンで無理に笑顔を作っている営業マンが意外と多く、「張り付いた笑顔」になってしまっている、と指摘しています。これでは相手に不信感を与えかねませんよね。

もし相手に安心感を与えて自分のペースに巻き込みたいなら、口角を少し上げる微笑みから、顔をほころばせて笑うレベルまで笑顔のバリエーションを増やしたり、真剣な表情から切り替えて一気に表情を崩すなど、豊かな表情を作るよう心掛けてみてください。

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好感を持たれる表情にするための方法

相手に好感を持ってもらえるような表情を自然と作ることができるような人はそう多くないでしょう。しかし、そんな私たちでも簡単にできる方法があるのです。

【顔ヨガ】
2010年にアルゼンチンタンゴダンス世界選手権アジア大会で優勝し、その後、顔ヨガ講師としても活動している間々田佳子氏によると、自分の表情をコントロールするには顔の筋肉も事前準備が必要なのだそう。

いくつかの顔ヨガの中から、今回は「おいしい顔」のポーズをご紹介します。

やり方はいたってシンプルです。
1.口角を上げ、上の前歯を見せて笑う
2.舌を出し、舌先を上に向ける
3.そのまま口の端から端まで交互にゆっくりと舌を3往復移動させる

実際に筆者もやってみると、不二家のキャラクターであるペコちゃんのような顔になりました。

顔ヨガを行うことで、自然と表情が明るく、柔らかくなります。さらに、舌の筋肉を動かすため、滑舌や声の通りが良くなる効果もあるそうです。一石二鳥ですね。

【表情トレーニング】
一般社団法人国際セルフエステアカデミー代表理事で美容家の出口アヤ氏によれば、顔色が良いと相手に健康的でエネルギッシュな印象を伝えることができるのだそう。

出口氏がオススメしている方法がこちら。
1.指で耳の前後を挟み、上下にこするように刺激する。
2.1の動作を20回繰り返す。

血液の流れが滞ると顔色の悪さにもつながる耳下腺リンパ節を刺激することで、血色が良く、艶のある表情になります。

顔色が悪いと、たとえ体調が万全だったとしても心配させてしまったり、性格まで暗いのではないかと思われてしまう可能性もありますよね。

そのようなことにならないためにも、表情トレーニングを普段から習慣化させるのも良いでしょう。

(参考)
西野浩輝著(2007),『5分で売れる! 営業ノウハウ 凡人営業の壁を破る「濃い時間」活用術』,PHP研究所
nikkei BPnet|その表情で仕事して大丈夫ですか?(1)
空気を読むを科学する研究所|ごあいさつ