社会生活において5分前行動は基本中の基本。5分前に集合することは、もはや義務のようなものですよね。時間をちゃんと守れない人は時間にルーズな人として社会的信用を失わってしまうこともあるでしょう。

そんな5分前行動は、実は勉強にも応用できるものばかりなのです。勉強への取り掛かりが上手くいかない、最初から集中できないという人は、勉強開始前5分を意識してみてください。たった5分が積み重なれば大きな成長になりますよ。

今回は、時間がしっかりと決まっている授業への取り組み方を例に紹介しますが、自主学習にも応用できるので参考にしてみてください。

余裕を持って取り組める

慌ててしまうと些細なミスをしてしまったり、うっかり忘れてしまうことがよくあるもの。そこで、5分前から準備をすることで余裕を持った状態で始めることができます。

5分前から勉強をスタートさせる必要はなく、授業を受けられる環境を整えることが大切です。
いざ授業に臨もうと思ったら教科書がなかった、違う教科のノートだった、書きやすいペンを置いてきたといった事態に陥ってしまうと気分が削がれますよね。

ユニクロを展開する「ファーストリテイリング」社長・会長である柳井正さんはこう言っています。

成功するためには計画を立てたら前準備をしっかりとやることです。わが社ではこれを前始末と呼んでいます。計画を立て、前準備やリスク管理、つまり前始末をしっかりやってはじめて成功できるのです。

「勝負は準備で決まる」と言われることもある通り、本番前の準備が大切なのです。

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集中力を高めて始められる

5分前からスタートすると、授業が始まるころにはエンジンがかかり、集中した状態になります。スタートと同時に取り掛かると、すぐに集中できなくて話についていけなくなってしまうという人もいるでしょう。出だしで躓いてしまうと、そこからついていくのも大変ですよね。

では、どうして5分前からの準備が集中をもたらしてくれるのでしょうか?

準備という単純作業は、脳の平穏を取り戻してくれます。つまり、勉強できる環境にしていく準備が脳を勉強モードに切り替えてくれるのです。多くの人は、この切り替えが上手くいきません。

例えば、チャイムが鳴って慌てて席に着くような人は、瞬時に勉強モードに切り替えなければいけませんが、切り替えが上手くいかないため、集中するまでにさらに時間がかかってしまいます。

授業に臨める態勢になるためにも5分前行動を心掛けましょう。

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積み重なれば成長に繋がる

5分前から勉強に取り組めるようにしておけば、単純に5分多く勉強したことになります。

準備しかしてないのに、なぜ5分多く勉強したことになるのかと不思議に思う人もいるでしょう。しかし、時間ぴったりから始める人は、始まり5分が準備と集中するまでの時間に費やされてしまい、そこで5分の差が生まれるのです。

それだけでなく失った時間を取り戻すためにより多くの時間がかかってしまうでしょう。5分前に余裕をもって取り掛かることは、5分以上の時間を与えてくれるのです。

1時間の勉強と1時間5分の勉強は、体感的にはそんなに変わりませんよね。だからこそ無理なく続けることができます。たった5分でも毎回続けていくとどうでしょう。毎日の5分は、1年で約30時間になります。毎日1時間の勉強したるとしたら1ヶ月分となり、結構な時間ですよね。

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5分前から準備を始めていれば、勉強としての効果が格段に上がります。それだけではなく、時間までにきちっと準備できている人は周りからの評価も上がるでしょう。

(参考)
名言DB リーダーたちの名言集|柳井正の名言 成功するためには前準備が大切
東洋経済ONLINE|勉強前の「単純作業」で集中力は大きく変わる 勉強モードに入りにくい子に教えたい
州崎 真弘(2016), 「たった5分の『前準備』で子どもの学力はぐんぐん伸びる!」, 青春出版社