「もっと営業成績を上げたい」
「ネガティブな性格をなんとか変えたい」

そう思うことはありませんか? しかし、自分を変えるために営業の本を買ったり、仕事にもっと多くの時間を費やそうと決意したりしても、なかなか続かないものです。

それもそのはず。自分を変えるうえで避けて通れない、多くの人が見逃しがちなポイントがあるのです。それを改善しないとせっかくの決意も水の泡になってしまいます。

それは友人です。今回は、友人の選び方についてお伝えしましょう。

友人に感染する

マサチューセッツ州にあるフラミンガムという町の住民を対象にした長期にわたる調査では、肥満や飲酒、喫煙などの習慣が家族や友人の間で病気のように感染しているということがわかっています。

想像してみてください。あなたは普段洋楽ばかり聴いていて、邦楽に興味はありません。しかし、いつも一緒にランチに行くグループでは、みんな洋楽に興味がなく、邦楽の話ばかりしています。そうすると、話題についていけないのではないかと不安になりますよね。家に帰ってから邦楽を聴いてみたり、周りについていけるように努力するのが自然ではないでしょうか。

次に、あなたが普段親しく付き合っている人を10人、頭の中で列挙してみてください。彼らの性格や生活習慣を考えてみると、その平均が自分の性格、生活習慣に近いのではないでしょうか。自分に近い人とは話が合うから、居心地が良いのです。

ここからわかることがあります。あなたは無意識のうちに、友人の考え方に感染しているのです。「周りに合わせよう」と頑張ってしまうあまり、普段付き合う人にどんどん考え方が近づいていきます。

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友人を選ぶことが重要

上記の例からわかるように、習慣や考え方が自然に感染し、あなたの行動は友人の行動に似てきます。自分を変えるためのポイントを理解できたでしょうか。

自分を変えたければ、まずは友人を選ばなければいけないのです。こう言うと「友人を選ぶなんて冷酷な考え方だ」、「友情を捨ててまで変わりたくない」と感じる人も多いでしょう。しかし、よく考えてみてください。あなたが成功に向けて変わったときに、「あなたは変わってしまった。もういい」と去ってしまう友人は、本当に友人なのでしょうか?

あなたが変わった後の姿を想像してみてください。近くにいるのはどんな友人でしょうか?
「成功したんだね、おめでとう」と素直に言ってくれる人ではありませんか? あなたの本当の友人は、あなたが成功することを喜んでくれる人のはず。頑張るあなたの姿を見て、「縁を切りたい」なんて夢にも思わないでしょう。

もちろん、友人を選ぶときに「あなたと絶縁します」なんて連絡する必要はありません。ちょっと怖いけれども、いつも行っている飲み会の頻度を減らしてみるところから始めてみましょう。これが、理想的な対人関係への第一歩なのです。

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「こんなふうになりたい」と思える人と付き合う

友人を選ぶときは、「こんなふうになりたい」と思える人と付き合いましょう。

例えば「バリバリ働ける営業マンになりたい」という理想があるのなら、努力家でバイタリティにあふれた人、人に好かれやすく人望がある人など、素直に「こんなふうになりたい」と思える人を見つけてみてください。

ご飯に誘って仲良くなるにつれて、自分の思考がその人に近づくことが実感できるでしょう。そうなれば、自ずと自分の行動も変わってきます。

いつもニコニコしている人と一緒にいるとこちらも笑顔になってしまうもの。これが感染です。すると、周りから「最近、あの人は明るくなった」と言われるようになり、周りに人が集まるようになります。あなたがいつも笑顔なので、話していると楽しいからです。このようにして、周りからの好感度さえも感染します。

ここからわかるように、適切に友人を選んですっかり変わったあなたを見て、周りは心地良くなります。「友人を選ぶ」という一見冷たい選択が、周りの人を喜ばせる結果につながっているのです。

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「友人を選ぶ」と聞くと、冷たいと思われがちです。しかし、温かい友人に成功を祝ってほしいのなら避けて通れないステップでしょう。温かい対人関係のために、友人を選んでみてはいかがでしょうか。

(参考)
メンタリストDaiGo著(2015),『ポジティブ・チェンジ』, 日本文芸社.
水野敬也著(2011),『夢をかなえるゾウ文庫版』, 飛鳥新社.
神田昌典著(2011),『非常識な成功法則【新装版】』, フォレスト出版.
ケリー・マクゴニガル著(2012),『スタンフォードの自分を変える教室』, 大和書房.