近年、さまざまなメディアの発達と普及で「本離れ」が進んでいます。読書から得られるものは大きいのに、とても残念なことです。もう一歩前へ……、と望んでも、どうもそれがうまくいかないという方は、思考を狭めている偏見や固定観念を取り払い、本を用いて何事も知ることから始めるべきです。

そこで今回は、読書で人生が変わる経験をした筆者が、ぜひ読んでいただきたい本5冊をランキング形式にしてご用意しました。

誰もが受けられる読書からの恩恵

少しだけ、読書の恩恵についてお伝えします。

Microsoftの創業者ビル・ゲイツ氏、Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグ氏、TeslaのCEOイーロン・マスク氏、ソフトバンクグループの創業者・孫正義氏、ユニクロの創業者・柳井正氏など、成功者たちは当たり前のように読書を重視しています。知識を得られるのはもちろんですが、アメリカのベテラン司会者・オプラ・ウィンフリー氏は本について「現状を超える可能性を見い出す力」と伝えています。

そして筆者も、「読書で人生が変わる」――そんな経験をしました。読書をすることで、人生に対して楽観的になり、多少は行動力もついたと感じています。

例えば「自己啓発本を読んだら終わりだ」と偏見的だったり、「就職するから起業家の自伝を読んでも意味がない」と決めつけたり、読書自体から離れたりするのは、贈り物の中身を見ないまま捨ててしまうようなもの。知ることの面白さもわからず本の内容や読書を否定するのは、誰もが受けられる恩恵を断っているのと同じなのです。

ではこの次に、ぜひ読んでいただきたい5冊を1位から紹介していきます。

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第1位 『思考は現実化する』

2015年3月、私は初めてこの本を手に取りました。内容を一言でいえば、“衝撃”。何に対しても楽しさを感じられなかった人生が、これを境に動き始めました。悲観的な人、自信がない人、目標がない人は必見です。

願望や目標を持つのは義務であって、決してぜいたくなことではないのです。願望とは、夢見ることではなく、夢を現実に変えていくことなのです。夢を持って、その夢の実現のために代償を支払う用意のある人は、幸せだと思うのです。私はありふれた人間ではありたくないのです。私は安定を求めるのではなく、機会を求めたいと思います。そして願望を明確にし、人生設計をし、自分の目的のために冒険したいと思っています。

(引用元:ナポレオン・ヒル著,田中孝顕訳(2014),『思考は現実化する』,きこ書房.)

第2位 『人を動かす 新装版』

「コミュニケーション能力とは、聞く力である」そう説いた不朽の名作です。人生の大半がコミュニケーションに費やされるにもかかわらず、その効果的な方法を学ぼうとする人はあまりにも少ない。万人に効果絶大な本です。

次の6つの心得を守れば、礼儀正しさの習慣を身につけることができる。
1.相手の話には熱心に耳を傾ける。
2.相手の話に口をはさまない。
3.初対面の人の名前はすぐ覚えて、できるだけ使う。
4.もし相手の言い分が間違っていても、そっけなくやりこめるのはよくない。
5.自分のほうが偉いといった態度を見せない。
6.自分の考えが間違っていれば、素直にあやまる。

(引用元:デール・カーネギー著,山口博訳(1999),『人を動かす 新装版』,創元社.)

第3位 『イーロン・マスク 未来を創る男』

起業家兼技術者のイーロン・マスク公認の半生を綴った伝記。社員が20時間働けば、マスクは23時間働く。SpaceXで自らが設計したロケットの打ち上げに何度も失敗し、Teslaでは電気自動車の開発に苦戦。しかし、これらの事業が人類の希望であるという使命のもと、「最後の1ドルまで会社に注ぎ込むつもりだ」と述べ、最終的には両方を世界レベルの企業へと導きました。

人生がつまらないなんてありえない。信念さえ曲げなければ、どこへでもいける。そう感じさせてくれる一冊です。

「リーダーや経営者にとって必要なものとは何でしょうか。私は、明るい未来を信じられる仕事を創ることだと思います」

(引用元:MOBY|【イーロン・マスクの名言集】テスラCEOの資産や火星を走行するであろう愛車は?

第4位 『スタンフォード自分を変える教室』

“意志力”は成長する。この本が紹介する瞑想、呼吸法、運動などの科学的トレーニングを実践することによって、自分をコントロールする力、誘惑に打ち勝つ力が大きく上昇するはずです。勉強の習慣化ができない、ダイエットが続かない、タバコやアルコールがやめられない等の悩みを抱えている方はぜひ目を通してみてはいかがでしょうか。

この講座では、心理学、経済学、神経科学、医学の各分野から、自己コントロールに関する最新の見解を取り上げ、「どうしたら悪い習慣を捨てて健康的な習慣を身につけられるか」「物事をぐずぐずと先延ばしにしないようになられるか」また、「集中すべき物事を決め、ストレスと上手に付き合うにはどうしたらよいか」を説明します。

(引用元:ケリー・マクゴニガル著,神崎朗子訳(2012),『スタンフォード自分を変える教室』,大和書房.)

第5位 『裸でも生きる―25歳女性起業家の号泣戦記 』

筆者に、日本の大学をやめてアメリカに行く決意をさせてくれた本。

本の著者は、慶應大学卒業後、バングラデシュの大学院に行き、23歳で起業。「途上国に雇用を生み出し、貧困を解消する」という理念を掲げるMOTHERHOUSE社は現在、香港や台湾なども含め20店舗以上を抱える企業へと成長しました。何度失敗しても、何度裏切られても、何度泣いても、何度でも立ち上がる。そんな姿に、みなさんもきっと心を打たれるはずです。

「いま、私がここであきらめたら、いったいだれがこの国に光を灯すんだ」
思えば生意気で自分勝手な使命感だと思う。けれど、それでもよかった。
一歩を踏み出すパワーになった。
そう、私がやらなきゃないけない。

(引用元:山口絵理子著(2007),『裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 』,講談社.)

***
読書をすることは、自分の弱さや無知を見つめ、改善するための知識を得ることでもあります。ぜひ始めてみてくださいね。

(参考)
ナポレオン・ヒル著,田中孝顕訳(2014),『思考は現実化する』,きこ書房.
デール・カーネギー著,山口博訳(1999),『人を動かす 新装版』,創元社.
アシュリー・バンス著,斎藤栄一郎訳(2015),『イーロン・マスク 未来を創る男』,講談社.
ケリー・マクゴニガル著,神崎朗子訳(2012),『スタンフォード自分を変える教室』,大和書房.
山口絵理子著(2007),『裸でも生きる―25歳女性起業家の号泣戦記 』,講談社.
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