close up of hand writing with smart phone

最近はスマホやPCなどのデジタルツールで文字を記録することが多くなってきました。
いまや、一週間手書きの文字を書かずに過ごすということも難しくありませんね。

でもちょっと待って。
手書きで文字を書くことにも、いくつかのメリットがあるようなのです。

今回はそんな、「手書きのメリット」についてご紹介します。

badge_columns_1001711手書きのほうが記憶に残る

プリンストン大学のMueller氏、カリフォルニア大学のOppenheimer氏の研究によると、手書きのメモはキーボードで書かれたメモよりも記憶にとどまりやすいそう。
手を使って書くことでエピソード記憶として残りやすいだからだとか。
デジタルツールでメモをとる場合、フォントの種類やサイズははじめから決められていることが多いですね。
一方で、手書きの場合、文字の大きさや形、濃さやレイアウトなどいろいろなことをその時の気分で決めていきます。書き込んだときの感情や環境によって、文字も変わるので印象に残りやすくなります。

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badge_columns_1001711思考がまとめられる

また、手書きは自由度が高いことも特徴のひとつ。デジタルのメモツールに比べて圧倒的に自由度が高いため、まだまとまっていな思考を書き出していくことも可能です。
最近大きな話題になっている「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」というビジネス書。マッキンゼー出身のコンサルタントである著者赤羽雄二さんは、思考を整理し高速化するためのトレーニングとしてA4の裏紙に次から次へと書き続けること、1日10枚は書くことを推奨しています。


『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』

赤羽雄二著
ダイアモンド社 20013年

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パソコンだと、図を入れたりフォントサイズやレイアウトを変えたりする際に、一旦思考が中断されてしまいます。
手書きだと、思考の流れのままに次々とアイディアを書き連ねていくことができるのです。

また、個人的には手書きの文字を書くとき、自分のなかのもやもやした気持ちをはき出して、気持ちが穏やかになる気がしています。

badge_columns_1001711脳が活性化する

PCで書くより、手書きで書く方が脳が活性化しているということも分かっています。

文字を書くときには、指先を繊細に動かすために、脳はとても集中します。脳の神経細胞・ニューロンは、標的細胞に向かって伸びるので、その集中がいいんですね。
これがパソコンやスマホ・携帯電話と大きく違うところです。パソコンのキーボードを打つときに、指先に繊細な命令を送ることはしないので、脳への刺激が少ないんです。

引用先(マイナビニュース「文字を書かないと脳が老化しちゃうってホント?」

習字の授業で文字を書く際、どのようなことを意識しましたか?

私は紙の大きさ、手を動かす速さ、力の強さなど様々なことを考えてました。
このとき、脳の視覚野、運動野など多くの部分を使っているんです。

このように、手書きの方が脳の多くの部位を使うことになり、脳が活発に働くことになります。

***

いかがでしょう。書くことのすばらしさ、伝わったでしょうか?
確かにパソコンやスマホは便利です。書いたことをすぐに消せるし、コピーすることも簡単です。
しかし、手書きには手書きにしかない魅力が存在します。
ぜひ、手書きも試してみてください。

参考文献
Woman Online「書くことで脳も体も元気になる」
 MEN-ZINE「書いて書いて書きまくれ!書かないことの損失は計り知れない!」
 あなたにもできるウツ完全克服法!人生ここからリニューアル「自分でできる心の落ち着かせ方【ウツ&SAD体験者は語る】」
 Pam A. Mueller and Daniel M. Oppenheimer(2014),”The Pen Is Mightier Than the Keyboard: Advantages of Longhand Over Laptop Note Taking”,”Psychological Science”, pp.1 –10.
 なんくるないさぁ「『手書き』と『キーボード』 あなたはどっちがいい?」


早稲田大学先進理工学部生命科学科所属。松本深志高校出身。大学では理系分野を浅く広く勉強している。