資格を取りたい、起業したい、出世したい、成功したい――そんな思いを抱いている人が、真っ先に始めるべき大切なことがあります。それは朝活です。とはいっても、それは早起き習慣が身についてこそ実践できること。人によっては今から早起き習慣を身につけるのは難しいと感じてしまうことでしょう。あるいは始めてみたけれど挫折してしまったという人も多いはず。そこで今回は、早起きを習慣化する方法についてお送りします。

なぜ早起きが続かないのか

早起きしよう! と意気込んで1日は頑張れたとしても、連日となると続かないことが多いですね。では、なぜ早起きが続かないのか見ていきましょう。

1.目覚まし時計に頼ってしまう
人が目覚めるための方法は音と光の2つですが、音の目覚まし時計を使っている人が大多数ではないでしょうか。しかし、実は音で半強制的に目覚める行為は、身体的にも心理的にもよくありません。大きなアラーム音で目覚める行為は心臓に悪く、血圧とストレスのレベルを上げてしまうという研究結果もあるとのこと。寝起きの不快感はそのせいです。

また、医師で東京理科大学客員教授の吉田たかよし氏は、目覚まし時計の音で強引に目覚めるのは、人間がもつ「目覚めのメカニズム」に合わないと言います。目覚まし時計の音は脳を一時的に刺激し“緊急事態”だと知らせますが、起きてみると緊急ではなく、しかも体内時計をオンにしたわけでもない。したがって、音だけではなかなか脳が覚醒しないのです。

2.就寝時間を考えていない
早起きするための起床時刻に関してはしっかり考えていても、就寝時間のことを考えるのを疎かにしていませんか? 早起きのために睡眠時間を削ってしまっては本末転倒です。体調を崩しやすくなりますし、それでは続きません。睡眠時間をしっかりと確保できる時間に就寝することが習慣になっていないのに、早起きだけを習慣化するのはどうしても無理があるのです。

3.いきなり高い目標に挑戦する
今まで7時半に起きていた人が「明日から5時起きにするぞ」といきなり挑戦しても、計画倒れになりがちです。ロケットスタートは失敗のもと。というのも、人間には急激な変化を嫌い、元に戻そうとするホメオスタシスという働きがあるためです。そのホメオスタシスのシステムをつかさどっているのが脳。いきなり早起きしようとしても脳は拒否し、カラダに「変化するな! 起きるな!」と指令を発しているわけです。

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早起きのメリットは盛りだくさん

早起きのモチベーションを上げるため、あらためてメリットについて考えてみましょう。

最大のメリットは、もちろん「朝活できる」ということです。ここから様々なメリットにつながるのです。朝活はアップルのスティーブ・ジョブズやウォルトディズニーのボブ・アイガーCEOといった成功者も実践しています。もちろん著名人だけではなく一般的な層にも広がりを見せており、ランニングやヨガ、読書などの1人でできる活動だけでなく、英会話や交流会など、他者と一緒に行うものまで活動の幅が広がっています。

それまでは無駄にしていた朝時間を使って、読書をしたり新聞を隅々読んだりすれば知識も増え、仕事にも役立ちます。それまで適当だった朝ごはんをバランスよくしっかり食べれば脳も活性化するでしょう。頭がスッキリしている朝の英会話でますますスキルアップし、交流会に参加すれば人脈も増えます。

最近では企業でも、朝型勤務を推進しているところが増えてきました。電話もなく静かな早朝は仕事に集中しやすいほか、効率よく仕事を終え夜遅くまで残らずすむため生活リズムが整いやすくなります。また、プライベートの時間もたっぷり取れますね。

いかがでしょう。メリットだらけではありませんか?

早起きを習慣化するための方法

ではさっそく、早起きを習慣化するための方法をお伝えしましょう。そのためには、先に説明した「早起きできない原因」を取り除く必要があります。

1.光で目覚める
音の目覚ましから、光の目覚ましに変えてみましょう。理想的な目覚めは「光」を利用することなのです。朝、日光を浴びると睡眠ホルモンのメラトニンから覚醒に必要なセロトニンに切り替わります。それに、原始時代からの本能で、夜が明けると外敵に襲われるという危機意識から自然に目覚めるようになっています。

特に、しらじらと夜が明けるころの、ちょうど470nmあたりの波長をもつ光が脳内の視細胞を刺激し、体内時計を起動させます。しかし、カーテンを開けっぱなしにしておくのは防犯上危険なので、光目覚まし時計などを起きる時刻の20分ほど前にセットしておくのがよいでしょう。

2.少しずつ習慣を変える
一気に習慣を変えると先述したように脳の反発が起き、すぐ断念してしまいがちです。少しずつ起床時間を早めていきましょう。重要なのはスモールステップよりもさらに慎重な「ベビーステップ」にするということ。たとえば、10分早く起きるところから始め、1週間ごとにもう10分早めていき、少しずつ目標の早起き時間に近づけていきましょう。それと同時に、睡眠時間を確保するため就寝時間も早めていくことが大切です。

3.独りではなく誰かと一緒に
方法次第では独りよりも、周囲を巻き込む、もしくは協力するほうが継続しやすくなります。たとえば朝活目標を宣言して早起きしないわけにはいかない状況にしたり、もしくは朝活仲間をみつけたりなど、様々な方法がありますよ。facebookなどのSNSを利用したりするのもいいでしょう。そうして徐々に「朝起きる」ということが特別なものでなく、1日のはじまりのひとつになるとよいですね。

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早起きは徐々に習慣化されるもの。目的をしっかり頭のなかに描きながら、じっくり取り組んでみてください。

(参考)
Study Hacker|朝の時間、使えてる? ブームに終わらせるのはもったいない、成功者たちに学ぶ『朝の習慣』
PRESIDENT Online|挫折率42%!「なぜ早起きできないか?」傾向と対策7
NIKKEI STYLE|早朝勤務なぜ広がる 残業減のほか思わぬ経済効果も
Sumai 日刊住まい|「ピピピッ…」目覚まし時計の電子音が、身体と心にストレスを与えている!
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