一流は投資することを惜しまない。成功を呼びこむ “賢い” お金の使いかた。

みなさんはしっかりと自分に投資をしていますか?

生活をしていればお金はどんどん出ていきます。そのなかで「未来のための投資」というのはなかなか難しいかもしれません。しかし、少しくらい無理をしてでも自分に投資をするということは、一流になるための大きな近道になることもあるのです。

ではなぜ自己投資によって成功へと導かれるのか、具体的な例をもとにご紹介します。

仕事におけるヒカキン流買い物論

国内でも最も知名度の高いYouTuberの一人であるヒカキン氏は、自身の動画の中で仕事に対する投資の重要性を語っており、大きな反響を呼んでいます。

彼は庶民派で親しみやすいYouTuberとして低年齢層を中心に人気を獲得していますが、自身も設立に関わったマルチチャンネルネットワーク・UUUMの役員として活躍する実業家としても知られています。

YouTuberという仕事に並々ならぬ熱意や勤勉さを持ち合わせている彼が、自分への投資の重要性を語ったのが「【160万円のPC】フルスペックのiMac Proがキター!【ヒカキン流買い物論】」という動画です。その中で彼は「自分の夢や仕事に関する物は、そのとき自分が買える一番良い物を妥協せずに買ってきた」と語り、駆け出しYouTuberとして貧しかった時代にも、貯金を全額はたいて買える限界スペックのiMacを購入したエピソードなどを紹介しています。

その持論について、彼は野球選手に例えながら「ギリギリ取れるか取れないかの玉が飛んで来たとき、もしかしたら一番良いグローブやシューズなら取れたかもしれない。その1個下のグレードなら取れていないかもしれない」と説明しています。本気で何かを実現しようとするのだったら、それだけ細かいところまでこだわり抜くことが必要なのです。

高ければ良いというわけではない

動画の中でヒカキン氏は、値段が高ければ良いというわけではないことについても強調しています。重要なのは、目標に対して最も効率的にアプローチをすること。

品質の良いものを手に入れれば長い間使うこともできるうえ、その期間の作業効率や仕事の質が向上することになります。たとえそれがわずかな差であったとしても、その部分にまでこだわり抜いて妥協しないということが重要になってくるのです。

またこの投資の効能として、自分に対して良いプレッシャーになる、ということも重要な要素のひとつです。例えば一念発起でジョギングを始めよう! というとき、できるだけ良いウェアやシューズを揃えることが長続きする秘訣だ、ということはよく言われます。これにはサンクコストという概念が絡んでいます。

サンクコストとは、事業や行為に投下した資金・労力のうち、それを中止しても戻ってこないもののことを指します。このサンクコストが大きいほど、人間は中止の判断を渋ってしまう傾向があるのです。

どんなに真剣に目指している目標でも、ときには心が折れそうになったり、投げ出してしまいそうになったりすることはあると思います。そのとき、最後の一歩を踏みとどまって何とか継続していくためにも、自分への投資は強い味方になってくれるのです。

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向上心が芽生える

投資によって良い物を手に入れることは、向上心を呼び込むうえでも重要な意味を持ちます。そこにはディドロ効果という心理作用が関係しています。

日常の中でこれまでとは違った理想的な価値水準、 雰囲気、イメージ、ニュアンスをもたらすものが現れた際、 その「新たな理想的なもの」に適合させて、 既存の所有物や環境等を統一させようとする行動心理のひとつ。

(引用元:コピーライティングと心理学|ディドロ効果とは。事例とその心理学実験。

この効果はフランスの思想家、デゥニ・ディドロにちなんで名づけられています。知人から高級な緋色のガウンを貰った彼は、それを部屋に飾りました。しかし高級なガウンに対して自分の部屋が貧相に思えて、ガウンに相応しい良質な調度品を買い揃えていったと言われています。

この「緋色のガウン」がまさに自己への投資なのです。思い切った投資を行い、水準の高いものを自分の環境に取り入れることによって、他の要素もそれに見合った水準へと引き上げようという向上心が生まれます。その向上心こそ、人並み以上の努力を続けて一流になるための最大の武器になるはずです。

*** 一流になる人間は、必ず何か人並み外れた要素を持っているはず。その領域にアプローチするためにも、思い切った投資を契機に「人並み外れた何か」を自分の中に取り込むことが重要になってくるのです。

(参考) Wikipedia│HIKAKIN Wikipedia│UUUM Wikipedia│マルチチャンネルネットワーク YouTube|【160万円のPC】フルスペックのiMac Proがキター!【ヒカキン流買い物論】 Wikipedia│埋没費用 コピーライティングと心理学|ディドロ効果とは。事例とその心理学実験。

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