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絶対に負けたくない勝負どころ、というのもが存在します。受験や就活、大事なプレゼン、プロポーズなどがそうでしょうか。
誰しもそうした重要な局面で勝利を勝ち取るために、本番に備えるのだと思います。

でもみなさん、それだけで終わっていませんか?
ソチオリンピックで金メダルを獲った、フィギュアスケートの羽生結弦選手は、日本からソチへの10時間以上のフライトの機上で、4回転ジャンプのイメージトレーニングを繰り返したと言います。そして本番では見事4回転ジャンプを決め、目標だった金メダルを手にしました。

今回は、決して侮れない「イメージトレーニング」の絶大な効果とその実践法をご紹介します。

「目をつぶると(4回転)サルコウとトウループのことしか頭にありませんでした。そのまま寝たので、ジャンプを跳ぶ同じシーンが永遠に繰り返されて、全部跳べていました。機内で身体を休ませながら、やるべきことをやったという感覚です」
(引用:Number |ソチ五輪EXPRESS

badge_columns_1001711イメージトレーニングには科学的根拠がある?

イメージトレーニングと聞くと、「科学的な根拠はあるの?」と思う方もいるのではないでしょうか? 実はイメトレがパフォーマンスを向上させるという事はすでに科学的に証明されていることなのです。

モルツ博士の著書『サイコサイバネティクス』によると、脳は「実際の経験」と「頭の中で鮮明に描いた想像上の経験」を区別するのが苦手だそうです。
想像上の経験でも、実際の経験でも脳は同じような領域を使って情報処理を行います。脳をだまして成功体験を生み、それによって得た自信や感触によってパフォーマンスが向上すると考えられています。

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badge_columns_1001711一流アスリートはイメトレも一流!?

イメージトレーニングは、フィジカルにも顕著に作用します。陸上10種競技で日本王座に輝いたタレントでアスリートの武井壮さんは、実際の動きを事前に細かくイメージし、それを再現することを意識すると言います。例えば高跳びであれば、技術的なことをあれこれ考えるより、きれいなフォームで跳ぶ選手を参考に明確なイメージをもち、それを再現するそうです。

また、体操界のトップアスリート内村航平選手の驚異的な身体能力の理由は、並外れた「イメージ力」だと言われています。通常の選手であれば、複雑な動きを見る際に、第三者視点の「三人称イメージ」で捉えます。内村選手の場合、これを一人称視点で、自分が動いているようにとらえることができるというのです。身体を動かすための脳の司令塔・高次運動野が驚異的に働いているのですね。これが安定した着地や高難度の演技を支えているようです。

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badge_columns_1001711イメージトレーニング4つのポイント

ここまでイメージ力の絶大な効果について、メンタル面とフィジカル面からご紹介してきました。ではそのイメージ力はどうしたら養う事ができるのか。実はその方法は幾つかのポイントを抑えることで格段にあげられるのです。イメージトレーニングに関する書籍やWebサイトは多く存在しますが、そのなかでも共通して効果があるとされ、すぐに実践できる4つのポイントをご紹介します。

1.五感を意識しながらイメージする。
イメージとはすべて過去の記憶から醸成されるものです。そのため経験のないことを鮮明にイメージするのは難しいこと。ですが過去の経験をつなぎ合わせ、その時感じた空気、光景、音、臭い、感触など細かな五感を組み合わせてリアルにイメージすることで、脳が類似の経験をしたと錯覚し、本番の動揺は軽減されるでしょう。

2.主観と客観のイメージをもつ
イメージトレーニングでは、主観的にイメージすることが重要だとされています。これは、イメージが鮮明になりやすくなるため。しかし、本番直前などの極度の緊張状態の時はその限りではありません。あえて、第三者を見るように、客観的に自分の状態を捉えることで、落ち着きをとりどすことができるでしょう。

3.大事なところはスローモーションと巻き戻し
肝心なポイントは、スローモーションで再生したり、巻き戻したりと動画を見るように繰り返し確認しましょう。脳内で成功イメージを反復するだけで、一定の反復練習の効果を得られます。

4.1日5分を継続する
身体を使わないイメージトレーニングですが、本気で行うとかなりの集中力を要するものです。そのため、あまり長時間のイメージトレーニングは効果がでにくくなってしまいます。長時間のトレーニングを集中的に行うよりも、たとえば1日5分程度のトレーニングを日々行うと良いでしょう。
繰り返し記憶を喚起することで、よりスムーズに鮮明なイメージを浮かべることができるようになります。

***
いかがでしたか。
大事な場面でこそ練習が大切ですが、いつも十分にそれができるとは限りません。
イメージの力を借りることで、脳内で反復練習を行うことができるイメージトレーニングの技術は大きな武器になるかもしれませんよ。

参考文献
Rev|世界のトップアスリートが必ずやっているトレーニング
NO LOVE NO TEAM|成功と自信に抜群の効果あり!イメージトレーニングの方法を解説
デイリーインスピレーション|メンタルイメージトレーニング
IT mediaニュース|イメトレは思った以上に効果的?米大学が実験


明治大学経営学部経営学科に所属。桐蔭学園高校卒業。海外旅行好きが高じて、昨年一年間アメリカに留学。やらないでする後悔よりやってする後悔。自分の好きな事に素直に生きていたい。野球歴10年。毎日が勉強。