何かをしようと決意したものの、いつの間にか途中になっていたり、気がつくと何も出来ていなかったり……。 そんなあれやこれやがほんとうに実行できていたら、と思うと後悔の上に焦りまで重なって本当につらいものですね。
今日は、やろうと思ったことをきちんと実行するための方法についてまとめてみました。
困難と計画は分割せよ
何かを成し遂げようとするとき、達成までの計画があると良いですよね。 この計画、どんな風に立てると実行と継続に結びつきやすいのでしょうか。
これについてはよく「目標から逆算すること」と「具体的であること」が勧められます。 短期のものでも良いので、目標とすることをはっきりさせましょう。そうすることで、「やらなくて良いこと」「無駄なこと」がはっきり見えてきます。
夏服を着る時期までにスリムになる!という目標より、「7月31日までに5kgやせる。そのために夜はご飯をたべない!」みたいな具体的な数字とやることが入ったものの方が取りかかりやすく、継続しやすいものになります。逆に、目標が明確になることで「やるべきではないこと」も同時に明確化します。
心理的にも、曖昧なふんわりした計画よりも、具体的な行動に落とし込まれたタスクを着実にこなしていく方が不安も和らぎます。 大きな夢のような目標であれば、できるだけ細かい計画に分割していくのも手ですね。
『困難は分割せよ』とはフランスの数学者・哲学者の言葉として有名です。
完璧な成功を求めない
失敗したときのリスクを恐れすぎて実行に移せない。という人も多いかと思います。やる前から失敗する理由ばかり頭に浮かんできて、身動きがとれなくなるパターン。
ソフトバンク孫社長は30年前から、
「座して何もしなければ、汗をかくことも、失敗もしないですむが、それは一番の悪だ。とにかく動いてみろ。失敗はOKだ」 引用元:PRESITENT できない理由とできる理由、数が多いのはどっちだ?
と部下の方々に発破をかけていたと言います。
成功と失敗、数でいうと多いのは圧倒的に失敗です。失敗することはある意味では当たり前で、運が良ければ成功する、くらいの気構えを持ってプレッシャーを感じないようにしてはいかがでしょう。考えすぎて何もできずに終わってしまうのは、失敗の経験という貴重なものを取り逃がしているのかもしれませんよ。
自分を追い込む
追い込まれた状況で、普段出来ないようなことが出来てしまったという経験は誰にでもありますよね。 中国の故事にちなんだ『背水の陣』の方法です。逃げ道を絶って、やるしかないという状況を敢えて作り出すというわけですね。
こんな方法はどうでしょう。 1、「~(目標)できなかったら、……(やりたくないこと)する」と決める。 2、それを紙に書き、人に言う。
ステップ2があることで、退路を断ってしまうという作戦です(笑)
紙に書く、手帳に書くというのもとてもポピュラーな方法ですね。 日本を代表するIT企業、GMOの熊谷社長も手帳に夢を書き出すことを繰り返しすすめています。
『一冊の手帳で夢は必ずかなう』
熊谷正寿著 かんき出版 2004年
ただ、あんまり追い込みすぎると、プレッシャーが大きくなりすぎて辛くなってしまうことに注意してくださいね。
参考文献