自習室とは不思議なものです。
外の会話や車の音が入り込み、室内でもペンを走らせる音やページをめくる音が絶えずしている。
にもかかわらず、自習室が最も集中できるという人は多い。筆者もその一人でした。
ということで、今回のテーマは自習室です。
最高の環境とは言えないのに何故勉強が捗るのか、また、それを自宅でも出来るようにする為にはどうしたらよいのかについて検証します。

環境音+他者の存在が集中力を高める

カフェ勉などで紹介されている通り、ある程度の騒音が集中力を増すというのはもはや周知の事実。アメリカで行われた研究によると、過度でない雑音はクリエイティビティを高める効果もあるそうです。
一見静かな自習室内も、よく聞いてみると様々な音が飛び交っています。
ペンを走らせる音にページをめくる音、人の出入りにはドアの開け閉めだけでなくカバンのチャック音や椅子を引く音も伴います。図書館だと広いので静かすぎ、カフェなどでは他人の話声の大きさや内容によって気をとられてしまうこともありますが、これらの音が自習室を最適なノイズレベルにしているのでしょう。

また、他の人がいることによる緊張感も集中を高める重要な要素です。
たとえ見られていなくても、自習室という勉強の場でスマホなんて気が引けますよね。また、逆に周りが勉強している姿を見れば「自分もやらねば!」と気合が入るのも当然。
お互いの姿を見ることが集中して取り組む効果があるということなのかもしれません。

環境音と他者の存在については過去にも紹介した記事があるのでご参照ください。
StudyHacker|周囲の視線を味方に付ける!電車内は最高の勉強場所だった。
また、自習室の活用法についても拙著をご参照いただければ幸いです。
StudyHacker|京大生が教える、自習室を有効利用するための3つのコツ

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自宅で集中する環境を作るコツ

自習室で集中できる理由はわかっていただけたと思いますが、ここで1つ問題が。
集中力を上げること請け合いの自習室ですが、いつでも使えるわけではないという弱点があります。(京大にはそんな弱点をも克服した「自習室24」というのもありますが……。)
ということで、ここからは自習室の特性を参考に自宅でも集中できる環境を作り出すためのコツを紹介します。

◇リビング勉強で環境音+緊張感
自宅のリビングルームは、家事をする音や家族が出入りする音などは自習室よりはうるさいかもしれませんが集中するための環境音としては十分。勉強を応援してくれる家族の目の前でずっとダラダラし続けるのも難しいことです。

StudyHacker|リビングで勉強すると成績が上がる?リビングが勉強に向いている3つの理由

ただし、あまりに仲が良すぎて同じ空間にいると喋ってしまうという方にはおすすめできません。そんな方には次のコツを。

◇YouTubeの環境音を活用する
家族が邪魔になってしまう場合は自室で勉強するほかありません。そのときにはYouTubeやアプリで環境音を自分で流すと良いでしょう。カフェの喧噪や自然の雨音など、最も集中できるものを探してみても良いかもしれません。イヤホンよりもスピーカーで流すと意識せずにいられるのでなお良し。
この場合のミソはスマホで流すこと。動画を流している間はLINEやTwitterなども使えなくなるので自然と制限することが出来ます。
YouTubeもアプリも「環境音」や「自然音」で検索すれば簡単に見つけられますよ。

◇机の上は出来るだけ何も置かない
リビングでも自室でも同様ですが、机の上には勉強道具以外は置かないようにしましょう。自習室の机であれば持ってきた物以外存在しないので余計な誘惑が生まれないのは当然ですよね。
同様に、本棚なども手の届かない位置に配置すると良いでしょう。

参考
StudyHacker|東大生の子供時代の勉強場所:第一位は?大人も役立つ勉強場所の技術
The Atlantic|Study of the Day: Why Crowded Coffee Shops Fire Up Your Creativity