何かやるべきことがあるのに、なかなか実行に移せないという方はきっといらっしゃるはず。実行力がなくて……という悩みをお持ちの方、自身の決断力について考えたことはありますか?

実は、行動を作るうえで大切なのは、決断力を鍛えることです。なぜなら、行動するときに私たちは必ずやるか、やらないかの決断にさらされることになるから。そして、「やる」という決断を下すには結構なエネルギーが必要になります。つまり、エネルギーを消費して決断する力がなければ、実行力も無いに等しいと言えるのです。

今回は、決断力と実行力について考えてみたいと思います。決断力と実行力、これら2つの力を高めるためにはどうしたらよいのでしょうか。

細かな決断は他人に任せる

アメリカ第44代大統領であるバラク・オバマ氏。大統領としてアメリカのトップに立つオバマ氏は、先日の広島訪問のように、様々な重要な決断を下しています。決断に関するエキスパートとも言えるでしょう。

そんなオバマ氏は、食事の内容などこまごまとしたことは他人に任せてしまうのだそう。

I don’t want to make decisions about what I’m eating or wearing. Because I have too many other decisions to make.

(引用元:VANITY FAIR|OBAMA’S WAY

決断しなければならないことがあまりに多すぎて、食べ物や着るものまで決めていられない、というわけです。細かいことを気にしないというスタンスは豪快で、いかにも国のトップという印象を受けますが、もちろんこのスタンスには理由があります。

どうして彼はこまごまとしたものに対して、自分で決断しないのか? それは、私たちの意思決定する力、意志力が有限だからです。

生活をしていく中で、私たちは様々な決断を迫られますよね。「今日の服は何を着ようか」という小さなものから、「新しい計画を実行するかしないか」という大きなものまであります。これらの決断は、大きさに関係なく、すべて私たちの意志力を削り取っていきます。そのため、「今日はお昼に何を食べようか」といった小さな決断にいつも迷っていると、「今日は勉強するぞ」、「今日こそ家でだらだらするのをやめよう」という大切な決断に必要な意志力がなくなってしまうのです。

オバマ氏の場合、彼が手掛ける決断のほとんどが国家の未来に関わってきます。それほどまでに重要な決断があるのに、何を食べるかなんてことに決断のための意志力を消費できません。

優柔不断でなかなか決断を下せない、新しいことへの挑戦になかなか踏ん切りがつかないときは、こまごました決断を身近な人に頼むといいかもしれませんね。また、服などの日常的な決断はルーティンにしておくと、余計な意志力を消費せずにすみますね。

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60日のトレーニング後、英語実務でも効果を実感。TOEICも950点に。
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「if then planning」で行動実行率を上げる

私たちは意志力を温存するだけでなく、決断に必要な意志力を小さくすることによっても、決断をしやすくできます。

それを実践できるのが、if then planningという方法です。100件以上の研究によって効果が確かめられている方法であり、私たちの決断を容易にし、実行力を向上させてくれます。

その方法は驚くほど簡単。必要なのは、「もしも~が起きたら、……する」という形式で予定を作るということだけ。ある実験では、「月曜日・水曜日・金曜日がきたら、仕事前に1時間、ジムで運動する」という予定を被験者に立ててもらい、実際に実行してもらったのだそう。その結果、if then planningにのっとって予定を立てた被験者の91%は数ヶ月後もジムに通い続けたのに対し、何もしなかった被験者でジムに通い続けられたのは39%だったといいます。

これは、「もしも~が起きたら、……する」という形式は頭に残りやすく、即席の条件反射が形成されるからだと考えられています。条件反射に近いので、~するという決断をしやすくなるのですね。なかなか予定を行動に移せないという方は、その行動をいつ、どこでやるのかといった細かい条件を考えるといいかもしれませんよ。

メンタリストDaiGo氏は、ダイエットや勉強など、何かを継続して努力しようとするとき、始める前に

「もし自分がこの習慣を続けられないと、挫折しそうになったらどうしようか?」

(引用元:logmi|ダイエットや勉強の失敗を回避する逆転の思考法 メンタリストDaiGoの心理テクニック

と考えることで、挫折の対策ができると言います。「挫折しそうになったらすぐに○○をする」と決めておくと、挫折しないで済むというわけです。if then planningは挫折対策にも使える方法なのです。

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実行力は、私たちがどれだけ「やる」と言えるかどうかにかかっています。いつも計画だけで終わってしまうという方は、ぜひ自身の決断力を大切にしてみてくださいね。

(参考)
VANITY FAIR|OBAMA’S WAY
99U|How To Use If-Then Planning To Achieve Any Goal
Paleolithic man|ほぼすべての科学者が賛成する定番の意志力トレーニング法まとめ
logmi|ダイエットや勉強の失敗を回避する逆転の思考法 メンタリストDaiGoの心理テクニック
パワハラ・職場いじめ脱出プロジェクト|「IF-THENプランニング」でセルフトークを習慣化。【いじめ・嫌がらせ体験をプラスに変える。】