みなさんは、今の職場や学校での悩み事ってありますか。

厚生労働省が行った労働者健康状況調査(2012年)によると、仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じている労働者の割合は60.9%にのぼり、そのうちストレスの原因として最も多かったのは人間関係。ストレスがあると回答した人のうち41.3%もの人が、職場の人間関係の問題で悩んでいると回答したのです。

人間関係に悩みが多いのは、職場も学校も同じ。私も、サークルになかなか好きになれない人がいたことが原因で、サークル活動自体に前向きになれなかった経験があります。

でも、人間関係のせいで自分が楽しく過ごせないのってなんだか嫌ですよね。仕事にも打ち込めないでしょうし、何よりつまらない。そこで、あなたが嫌いな人を少しでも好きになれる方法についてお伝えします。

人間関係はパフォーマンスにも影響を与える

人間関係が良いに越したことはないのは言うまでもありませんが、良好な人間関係は、仕事や勉強にもよい影響をもたらします。

1. 仕事が楽しくなる
仕事には辛いこともありますから、いつでも無条件に楽しめるときばかりではないと思います。しかし、職場に気の合う同僚や上司がいれば、自然と毎日仕事に行くのが楽しくなりますよね。

社会人であれば多くの人が1日の大半を過ごすことになる職場。良好な人間関係のもと、仕事を楽しむことができれば、毎日の生活を楽しく充実させることができるでしょう。

2. 効率アップ
職場や学校で人間関係について悩んでいると、つまらない悩みに頭を悩ませることに多くの時間を使い、結局本題の仕事や勉強になかなか集中できない、なんてことがままあります。ですが、人間関係が良好であればそもそもそんなことに時間を費やす必要がないので、仕事や勉強に割ける時間が増えるでしょう。

また、良好な人間関係を活かし、周りの人と連携して仕事や勉強を進めることも可能になります。難しい課題に直面した時に助けてもらったり、協力し合ったりすることができるので、仕事や勉強の効率そのものが大幅アップしそうです。

3. 成果アップ
上記の内容にも関連していますが、周囲の人と連携したり切磋琢磨し合ったりすることで、効率だけでなく成果アップも期待できます。

嫌な人間関係だと、なにかわからないことを質問し合ったり、改善点を指摘し合ったりするのはなかなかしづらいものです。ですが人間関係に問題がない状態なら、要改善点への対処がうまくいきますし、メンバー間で良い刺激を与えあうことができるのです。個人だけでなく、グループ全体のパフォーマンスが、自然とアップしそうですよね。

このように、ネガティブな人間関係を良い方向に改善していけば、たくさんのメリットを得ることができます。それを踏まえたうえで、「この人は嫌い、あの人は苦手」といった感情をなくすための方法についてみていきましょう。

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最大の近道は「自分が人を好きになること」

人間関係を改善するための最も効果的な方法は、「自分が変わること」です。

人間関係は、その名の通り「人と人(自分と他人)との間の関係」です。そこに問題があるならば、かならずあなたが変わるか相手が変わるかしないといけません。

あなたが相手のことを嫌っている場合、あなたは、「嫌いな相手のためにわざわざ自分が変わらなくてはいけないなんて嫌だ」と思っていることでしょう。しかし、相手もあなたのことを嫌っているとしたら、相手だって同じように思っているはずなのです。とすると、もしあなたが、人間関係を変えたい、改善したいと思うのなら、相手が変わることを待つのではなく、自分が変わる努力をしましょう。

では、嫌いな人を好きになり、良い人間関係を築くためにはどのような努力をしたらよいのでしょうか。方法は2つあります。

1つ目は、自分自身を洗脳すること。とにかく、自分はその人のことを実は好きなのだと思い込むようにするのです。

その人とたくさん話すようにしてみてもいいですし、その人の好きなところを数えてみてもいいかもしれません。相手との共通点を探すのも、有効な方法の1つです。米国ニューヨーク州立大学のリー・ウェストマース博士が、以下のような研究結果を発表しています。

「自分との共通点が多いほど相手が好きになり、魅力的に見え、共感しやすくなり、サポートしたい気持ちになる」

(引用元:プレジデントオンライン|嫌な人が好きになる練習

人間は自分と似た人のことは憎めないもの。ささいな共通点や類似点を探して、相手のことを憎めなくし、さらには好きにまでなれるように努力してみてください。

私自身、以前苦手な友人がいましたが、その人を遠ざけるのをやめ、相手の長所を探したり知ろうとしたりしたことで、今まで欠点しか見えていなかった相手の良いところに気付くことができました。その人のことを、今ではまったく嫌いとは思っていません。

もう1つは、自分とは違う考え方に耳を傾けるようにしたり、全く違う文化の中に飛び込んでみたりすることです。

人の価値観は、意外と狭いものです。相手のことを好きになれない、理解できないのは、自分の狭い考え方の枠の中でだけ相手のことを理解しようとしているからかもしれません。これまで理解できなかった相手のことも、自分の考え方が広がれば、理解できるようになる可能性は高まるでしょう。

例えば、いつもは理解できないと思って聞いていなかった話に耳を傾けるようにしたり、海外旅行に行って様々な人に出会ったり、国内でも観光地ではない農村部を訪れたりするなどして、自分の視野、考え方を広げてみてはいかがでしょうか。もし、そのような活動をする機会になかなか恵まれない場合は、本を読むのもいい方法です。自分とは違う考えやフレームワークを手軽に知ることができます。

自分の視野を広げたうえでもう一度相手と接するようにすると、「意外といい人だな」と思えるかもしれませんよ。

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苦手な人がいるからと言って、仕事や勉強に打ち込めないのは、本当にもったいないことです。相手の良いところを知れば、きっと相手のことを好きになれるでしょう。そうすれば、人間関係の悩みから解放され、本来のパフォーマンスを発揮することができるようになるはずです。

(参考)
第一生命|職場の悩み事に関するアンケート調査
もう悩まない!会社の人間関係|人間関係の悩みはメンタル面を直撃!
BOSCO Learning|人間関係が職場に与える影響
名無き仙人の綴る物語|人間関係改善方法
プレジデントオンライン|嫌な人が好きになる練習
厚生労働省|平成24年 労働者健康状況調査 結果の概要