メモを取ったのに、その時自分が何を思ってそのメモをとったのかわからないという経験、ありませんか。その解読不能のメモに、実は大事なことがかいてあるかもしれません。

こうした悔しい思いをなくして、いつでも「使えるメモ」を残すための、とっておきの方法をご紹介します。

未来の自分を信用しないでメモをとる「未来メモ」

小西利行さんは、サントリーの「伊右衛門」や「ザ・プレミアムモルツ」の広告、日産自動車セレナ「モノより思い出」キャンペーンなどを手掛け、数々のヒットを生み出してきたクリエイティブ・ディレクター、コピーライターです。

今でこそ人気クリエイターとして活躍されている小西さんですが、広告代理店に勤め始めたころは、なかなか成果を上げることができずに悩んでいたと言います。その小西さんを劇的に変えたのは、効率的なメモの仕方を身に付けたことでした。メモの仕方を変えたことで、情報の扱い方が変わり、次々とヒット作を生み出すことができるようになったのです。

そのメモは、名付けて「未来メモ」。このメモにおいて重要な心構えは「未来の自分を信じない」こと。自分がその時どう考えたかを、まったく情報を知らない人に伝えるつもりでメモすることがポイントです。

丁寧に詳しく書くことにこだわる必要はありません。記憶を呼び起こすための目印をわかりやすくつけておいて、思考の筋道を未来の自分が辿れるようにしておくんです。

たったそれだけのことに気をつけるだけで、大事なメモを、何を書きたかったのかわからない「腐ったメモ」にせずに済むようになります。

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「トヨタの1枚」に見る、「読んでわかる」のではなく、「見てわかる」ためのメモ術

この「未来メモ」を有効なものにするために見習いたいメモ術が、「トヨタの1枚」です。

世界トップクラスの企業であるトヨタには、業務上の書類をすべてA3またはA4サイズの紙1枚に収めるという習慣が、企業全体の文化として根付いていると言います。このことによって、仕事の質と効率が飛躍的に高まるのだそうです。

その「トヨタの1枚」ならではの特徴が、

①ひと目で全体が見える(一覧性)
②枠がある(フレーム)
③枠ごとにタイトルがついている(テーマ)

(引用元:浅田すぐる著(2015),『トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術』,サンマーク出版.)

の3点。この一見なんの変哲もない3つの特徴によって、「トヨタの1枚」は「読んでわかる」ものではなく、「見てわかる」ものになるのです。

メモを残す際にあらかじめ枠を決めておくことで、書きやすいだけでなく、後から見てもわかりやすくなります。私自身、これまで日記が続いたことがなかったのですが、今年から日記の項目を①反省②嬉しかったこと③明日の目標の3つに決めたところ、きちんと日記が続くようになりました。フォーマットを決めたことで、書き出しやすくなったというわけです。

また、『トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術』の著者、浅田すぐるさんは、「人は空白のフレームがあると埋めたくなる」ということを指摘しています。小学校の時などに、目的や感想などを書くための空欄があるプリントが配布されましたよね。これは、何をどんな風に書いたらよいか、迷わずにすむようにするため。

ですから、会議やセミナーに出る際は、こうしたフレームをあらかじめ用意しておくとよいでしょう。そうすれば、最初からそのフレームに注目して話を聞くことができるので、自然とまとまったメモを残すことができるようになるのです。

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測量野帳で、いつでもどこでもメモできる態勢に

「未来メモ」をとる準備が整ったら、次に気になってくるのが、いつでもどこでもメモができる態勢にしておきたいということです。メモをしたいと思ってもすぐにメモ帳が出てこない、かさばるし持ち歩けない、立って書きたいけど安定しなくてうまく書けない……。これでは、せっかくのメモ術も活かすことができませんよね。

そこでおすすめしたいのが、KOKUYOから出ている測量野帳というノートです。

このノートは、測量業務用に現場の声を反映して開発されたもの。現場仕様の製品でありながら、その利便性から、1959年の発売以来、長年にわたって様々な人々に愛されているロングセラー商品なんです。

この測量野帳の一番の特徴は、薄いのに丈夫、ということです。表紙に樹脂を使用していて、しっかりした厚さ(0.75mm)と硬さがあるので、立ったまま、片手でも筆記しやすくなっているんです。小さいのでアウターのポケットにいれてどこにでも持っていくことができます。

3種類タイプがあり、その中でもスケッチブックというタイプは、3mm方眼なのでメモを取る際に便利です。また、屋外での利便性を高めるために開発されたウォータープルーフ版は、表紙が防水なのはもちろんのこと、中の紙にも樹脂べースの合成紙を使用して、水や汚れに強く、破れにくい仕様になっています。

メモをしたいタイミングはいつやってくるかわかりません。そのチャンスを逃さないためにも、どんな状況でもメモができて持ち運びに便利な測量野帳を試してみてはいかがでしょうか。

KOKUYO『測量野帳』

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小西さんはメモのことを「脳の外部ハードディスク」と呼んでいますが、整理されたメモに脳の情報をうまく移すことで、自分が扱える情報量はいくらでも増やしていくことができます。

仕事の効率を上げ、自分の能力をフル活用するためにも、ぜひメモを活用してみてください。

参考サイト
東洋経済ONLINE|「伊右衛門」コピーライターのすごいメモ術 情報の扱い方が変わり、仕事と収入が激変!
コクヨの公式ONLINE SHOP|SHOWCASE コクヨのホンネ! 測量野帳観察記
KOKUYO|測量野帳

参考文献
浅田すぐる著(2015),『トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術』,サンマーク出版.
小西利行著(2016),『仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。』,かんき出版.