Exhausted woman sleeping in front of computer

受験本番の学年になり、気合を入れて順調に勉強をしてきたし成績も上がってきた。だけど、なぜか最近やる気が維持出来なくなってきた……。となっていませんか?この状態は特に、今までサボってきたけど受験生になってから勉強を始めたという人がなってしまいがちです。僕自身もそういったタイプで、モチベーションを維持するのが難しい時期がありました。

世の中には大学受験だけではなく、高校受験、中学受験、とたくさんの受験があり、どこも夏が一つの山場です。今回は、何度もモチベーションが下がった僕がどうにか京大合格するまでモチベーションを維持し続けられた方法を紹介します。

badge_columns_1001711なぜやる気が出ないのか

やらなきゃいけないとわかっていて、これまでもちゃんとやってきたのに急にモチベーションを維持できなくなるのは何故でしょうか。やる気低下の原因には5月病がよく挙げられますが、僕や周囲の友人の経験を見ると、実は成績が上がったからこそ生まれた油断によって引き起こされるケースが多いのです。受験生、特に今まで勉強してこなかった人たちは勉強を始めたことによって一時的に成績や解答能力が著しく成長します。そうすると人間は単純なもので、「案外いけるんじゃないか?」と油断をしてしまいます。

これは以前にSTYDY HACKERでも取り上げられたOK停滞という状態で、自分の能力が満足するレベルに達したために成長しようとしなくなってしまった状態です。

もちろん、志望校に到達するために十分な学力に達したわけではありません。単に今までほぼ0だった自分の成績が目に見えて上がったにすぎません。しかし、受験がまだまだ先であること、学力が上昇していることで漠然とした安心感が生まれてしまったのです。

この安心感こそがやる気を低下させる原因であり、これを抱えたままでいると受験の天王山・夏を漫然と過ごしてしまいうまく乗り切れなくなってしまいます。

Concept of accusation guilty person girl

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badge_columns_1001711「なにくそ」を自ら作り出す

さて、この一歩間違えると受験失敗まで導いてしまうOK停滞から抜け出すための方法を紹介しましょう。以前STUDY HACKERの記事「あえて批判にさらされる」本田選手に学ぶ、不快ゾーンで成長するということ。」では、「あえて不快ゾーンに飛び込む」ということを提言しています。脳科学者の茂木健一郎さんも、「できることを続けても脳は喜ばない」ということを指摘しています。

できるかどうかわからないことに敢えて取り組んで、成功した時の意外性が大きければ大きいほど、ドーパミンが放出され、どんどん上達していける、というのが、脳の強化学習のサイクルなんです。

自ら「不快ゾーンに飛び込む」方法として僕がとったのは

・模試で志望校より1,2ランク上の学校を書く

・明らかに自分よりも成績上位者たちとテストの点数を比べあう

といったものです。自らの志望校より上の大学を書けばもちろん判定は悪いものとなることでしょう。成績上位の人たちと比べるなんてとても恥ずかしく、自分なりには最高点であっても馬鹿にされることもあるでしょう。この時「どうせ私はそのレベルじゃないから……。」と卑屈になってはいけません。

「今に見てろよ」と悔しがりましょう。

自ら作り出したその悔しさがOK停滞から抜け出し、やる気を引き出すカギとなるのです。これは単なる精神論のようにも思えますが、ゴルフの石川遼選手は、

悔しさがあったおかげでたくさん練習できて、その後に活かせました。今でもマスターズの悔しさの“感触”が残っていて、それを思い出すたびに、「もっと練習をしなければ」という気持ちを新たにするんです。

と言っています。自分の悔しい思い出を、意識的に何度も何度も反芻させているのですね。モーニング娘。やAKB48のダンスを手掛け、日本一のダンスプロデューサーと言われる夏まゆみさんも

心中では「もっともっと成長して、いつかこのディレクターに私の実力を認めさせてやる!」と自分をたきつけていました。

と話しています。成功する人は悔しさをバネにすることが出来る人でもあるのです。

受験は長くつらいもので、人はどこかで逃げてしまいがちになります。今回ご紹介した方法は、自分を奮い立たせるのに他の人からの評価を用いる「外発的動機付け」というものです。今回は目先の目標を達成してしまいなんとなく停滞してしまっている人向けに紹介しましたが、実際に志望校に届かない、思うように点数が取れない、という方もやってみる価値はあるでしょう。どんなに効果的と言われる勉強法も、モチベーションが低ければ何も効果はないのですから。

夏バテだけではなくどうにもやる気が落ちてしまっている方は、「自分を悔しがらせる方法」を一度試してみてはいかがでしょうか?

参考
新春特別インタビュー/プロゴルファー 石川 遼
「あえて批判にさらされる」本田選手に学ぶ、不快ゾーンで成長するということ
エースと呼ばれる人は何をしているのか


京都大学農学部森林科学科所属。岐阜県立岐阜高校卒業。高校時代は剣道部、大学では体操部に所属。大の神社好き。年間60社以上参拝している。