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今は、社会人には全く関係がない「夏休み」ど真ん中。時間がある夏休みだからこそ、受験生の皆さんは苦しい時間を過ごしているのではないでしょうか。「○○大学に行きたい!」という明確な目標があるはずなのに、いまいちやる気が出ない。こんな自分は第一志望に合格するのだろうか、そもそも本当に行きたいのだろうか。それとも努力のできないダメ人間なのだろうか。

こんな風に悲観することはありませんか。でも大丈夫。そのやる気の無さはあなたのせいではないのです。

badge_columns_1001711脳はそもそも怠けもの

勉強をしなくちゃ、と思うとつい、「面倒くさい」「やる気が出ない」「楽をしたい」という感情が先立ってしまう。そんなあなたの脳はむしろ正常です。「やりたくない」という考えは脳の原始的な欲求なのだそう。それが分かると、やる気がでないのは本人が原因なのではなく、それが脳の本来の姿だということが分かります。

だからと言って「そうか、じゃあやる気が出なくてもしょうがない」とあきらめてはいけません。いかに脳をごまかして、やる気を出させるか、が重要です。人間の脳は怠ければ怠けるほど不安を感じ、どんどんやりたくなくなってしまうため、「やるべきことはすぐにやる」ことが大切なのです。といっても、そんなこと分かっていても出来ないのですよね。
それでは、「嫌でも頑張ってしまう具体的な方法」をお知らせいたしましょう!

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badge_columns_1001711金額より確実性

次のような状況を想像してみてください。

A 今日、一万円をもらえる
B 一ヶ月後、一万一千円をもらえる

あなたはどちらを選びますか。多くの人はAを選びます。本当にもらえるか分からない一ヶ月後の一万一千円より、確実にもらえる今日の一万円というわけです。では今度はどうでしょうか。

C 一年後、一万円をもらえる。
D 一年と一日後、一万一千円をもらえる。

どちらを選びましたか。この場合は多くの人はDを選びます。「長い事待たされる」いう点では一年後も一年と一日後も大差ないため、金額が多いほうが選ばれるのでしょう。このように、人間は先の利益のことはあまり信用ができないのです。これは狩猟採集時代の名残と言われています。

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badge_columns_1001711小さなご褒美をたくさん設定する

今の話を受験に置き換えてみてはどうでしょう。受験に合格するという「ご褒美」は、入試がまだ半年以上先ではまだまだ現実味がありません。ましてや高校2年や3年ならなおさら。では勉強に対するやる気を起こすにはどうしたらいいか。

それは、短いスパンでの「ご褒美」を用意することです。次の定期テストや模試。これで何点以上だったら、以前から欲しかった服を買おう、どこどこへ遊びに行こう、とか。これでもモチベーションが上がらない場合は、もっと細かく「数学3時間勉強できたら冷蔵庫のプリン食べる」など設定すると効果的。細かいことでどんどん「ご褒美」で自分を釣っていきましょう。

どんなにモチベーションが高い人であっても、ずっと先の目標に向かって頑張るのは苦しいものです。人間には「鼻の先にぶらさがった人参」が一番力をくれるのですね。「自分がダメなのかな」なんて思って無理にやる気を出そうとすると悪循環に陥るため、自分のために様々な「人参」を用意しながら、楽しく勉強することを目指しましょう。

参考
石川幹人(2011)『人はなぜだまされるのか 進化心理学が解き明かす「心」の不思議』BLUE BACKS
怠け癖を克服する方法
脳はなまけ者
脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める


京都大学工学部電気電子工学科一回生。カリタス女子高等学校卒業。宇宙開発に興味あり。高校では演劇部に所属。文化祭執行部に入り、文化祭に積極的に参加。大学では硬式女子テニス部に所属。