「……この人の名前何だっけ?」
急に声をかけられたが、相手の名前が思い出せない。このような状況は誰もが経験したことがあるのではないでしょうか?

人の名前を覚えることは、いつになっても付きまとってくる、生きていくうえで避けることのできない作業です。加えて、社会人であれば「相手の名前を覚える」ことは必須スキルであるとも言えます。

しかしながら、人の名前を覚えることが苦手な人もたくさんいるはず。そこで今回は、主にビジネスパーソンを想定し、人の名前の覚え方について考えていきましょう。

なぜ人の名前を覚えることが重要なのか

ビジネスパーソンの視点からこの質問に答えるとするならば、その答えはひとつでしょう。それは、名前を憶えていないということが、相手に対して失礼に当たるからです。

ビジネスは信頼によって成り立つ部分が非常に大きいですよね。そんななかで名前を覚えないまま相手に対面するのは、相手に興味がないと言っているようなもの。逆に、日常生活において相手の名前を覚えることは、自分が相手に興味があることを示す良いチャンスになります。一度しか会ったことのない人にもう一度会ったとき、名前を覚えてもらっていたら誰しもうれしいでしょう。もしかしたらそのままこちらに好感・興味を持ってもらえるかもしれません。

やはり、名前を覚えることは第一のコミュニケーションとして非常に重要なのです。

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大前提:必死で覚えようとする

「そんなことは言われなくてもわかっている」と言いたくなるかもしれませんが、やはり「必死で覚えようとする」ことが何よりも重要です。

名前を覚えるのが苦手なのであれば、「初めて会った人の取引先の方ともう一度お会いするまでに、毎晩一度は名前を思い出す練習をする」くらいの努力はしましょう。また、初対面だったときは「今日は必ず名前を覚えるぞ」という意志を強く持って、その場に臨むようにします。

このように意識することで、たとえこれから紹介するテクニックを使わなかったとしても、意識しなかった時より遥かに人の名前を覚えることができます。

名刺に相手の特徴を書き込む

ビジネスの場においては特にですが、初対面の相手とは名刺交換をすることがあります。

もしあなたが名前を覚えるのが苦手なら、名刺を交換するタイミングは大きなチャンスです。その相手とのやり取りが終わり次第、名刺の裏にその人の特徴を書き込むようにしてみましょう。その日の服装でも、顔や体形の特徴でも、性格や雰囲気でもかまいません。このように相手の特徴をアウトプットしつつ名前と結びつけることで、普通に覚えようとするよりも相手の顔と名前をしっかり記憶することができます。

さらに、その名刺を仕事場や自宅で見直せば、名刺を交換したときの記憶を具体的に思い出しやすく、一石二鳥なのです。

相手の名前からストーリーを連想する

相手の名前からイメージを作り出して覚えるという方法もいいでしょう。

例えば、あなたが高橋さんの顔と名前を一致させたかったとします。まずは、高橋さんが「高い橋の真ん中で立っている」というようなイメージを頭の中で作ります。イメージができあがったら、あとはひたすらそのイメージを繰り返し思い浮かべて、頭に記憶させます。やることはこれだけです。

この方法がうまくいけば、次に会って名前を忘れたときでも、目の前の人が「高い橋の真ん中に立っている」イメージが連想され、「高橋さんだ!」と思い出すことができます。これが、名前からストーリーを連想する方法です。単純な「高橋」という文字情報だけで覚えるのではなく、イメージとして記憶にとどめることで、より強く頭にインプットされます。

他にも、今まで会った人や知っている人からイメージを引っ張ることもできるでしょう。例えば「安倍さん」の名前を覚えたかったら「安倍総理の親戚なのだ」と無理やりイメージを作る、といったような形です。とにかくより多くの情報を結びつけることで、それだけ名前は憶えやすくなるでしょう。

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もし相手の名前が思い出せなかったら?

「以前に会ってから時間が経ってしまって、目の前の人の名前を思い出せなくなった……」

ビジネスシーンにおいては、このような状況もあるかもしれません。ここでとても効果的な方法が、「もう一度名刺を渡す(交換する)」という方法です。こちらから名刺を渡せば、自然と相手も名刺を渡すでしょう。そこで名前を思い出すことができます。

中には、名刺を何度も渡すのは失礼だと思う人もいるでしょう。しかし、大丈夫です。渡すときにはこのような一言を添えます。
「新しい名刺をお渡ししていなかったかもしれないので……」

これなら、名刺を渡し直しても違和感はないですよね。もし「新しくなっていないようですよ」と言われても、「失礼しました。○○さんにはすでに新しい名刺をお渡ししていたんですね」と言えば、角が立ちません。それに、名前を忘れたまま会話する失礼に比べれば、二度名刺を渡す失礼は小さいものです。

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この記事を通して言えることは、「人の名前は文字だけではなく他の情報と一緒に覚えると良い」ということでした。この記事を参考に、人の名前を覚えるのが得意になったという人が少しでも多くいれば幸いです。

(参考)
DIAMOND ONLINE|仕事のできる人はやっている!人の顔と名前を覚える簡単な方法
塾講師STATION情報局|【塾講師必見】1日で30人の生徒の名前を覚える、たった4つの方法!
THE21ONLINE|人の名前を忘れないための「覚え方」
TOWNWORKマガジン|3000人の顔と名前を覚えたドアマンに聞く【簡単に顔と名前を覚えられる記憶術】
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