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ここでみなさんに問題です。

本を読んでいる時と、ネットで情報を検索している時、どちらが脳を活性化しているでしょうか。

正解は、なんとネット検索。
今日はちょっと気になる研究をご紹介しながら、「ネット検索」について考えてみましょう。

badge_columns_1001711ネット検索が脳を活性化させる!?

米カルフォルニア大の研究チームは、55~76歳までの被験者を「ネットを使ったことがある」グループとそうでないグループの二つに分割。それぞれに「読書する作業」と「ネットで指定された言葉を検索する作業」を行わせ、脳の働きを調べました。(参考:AFP|ウェブ検索は中高年の脳を活性化する、米大研究

すると、特にネット使ったことがあるグループで、脳が活性化していることが明らかになったそう。しかも、活性化したのは「意思決定や論理的思考」を司る部分。

どうしてこんなことが起こったのでしょう。

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badge_columns_1001711検索ってどんな作業?

ネット検索が頭を使う作業、と聞いて意外に思った人がいるかもしれませんが、よく考えれば当然のこと。

このネット社会、ひとつの検索キーワードだけだと、100万以上のサイトがヒットするのは珍しくありません。そのため、複数のキーワードを組み合わせてお目当ての情報を探し当てる必要があります。

一方、百科事典の場合では、そもそも「キーワードの組み合わせ」という概念がありません。目当ての単語があればそこを目指し、派生する単語はそこから自動的に分かります。

また、サイトの信頼度を考えるのもユーザーの役割です。検索上位に個人のブログや、ソースのはっきりしていないサイトがあがってくることも珍しくありません。
「これは政府機関の発表だから信用できるな」
「いやこっちはソースが明示されていないから怪しいぞ……。」
こんな風に、どのサイトを信用するべきかも考えなければいけません。

ネットで情報を検索するというのは、これらの繰り返し。実はとってもハードルの高い作業が求められているんですね。

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badge_columns_1001711知っておきたい検索の「コツ」

ネットでの検索が脳に良いことはわかりました。では、そんなハードルの高い作業「検索」をやってのけるためには、何が必要なのでしょう。ちょっとしたコツをまとめてみました。

東京大学情報基盤センターは、検索の際気をつけたい三つのポイントを紹介しています。

1, 一回の検索で終わらせないで、キーワードをいろいろ変えて検索してみる。

例えば、同じ意味の単語でも、その分野でよく使われる言い回しや専門的な言い方が存在することがあります。例えば、脳科学の分野では、「思い出す」ことを「記憶想起」と言います。専門的なページに行きたいなら、「思い出す」という一般用語ではたどり着くのは難しいでしょう。

2, 最初に入力する言葉は少なく。広く浅く検索→検索結果を見て絞り込み。

最初から検索対象を絞り込んでしまっては、関連する他のサイトが見つからなくなってしまうかもしれません。まずは単語量を少なくしてから、徐々に多くしていきましょう。

3, 複数の単語を入力する時は、自分が意図した検索結果になっているか確認

例えば、「メディアについて研究している人のページを覗いてみたいなぁ」と思った時。単に「メディア 研究」と打ち込んだだけでは、「メディアに関する研究」だけではなく、「メディアに取り上げられた◯◯という研究」が出てきてしまうことも。複数の単語の順番をそのままにしたかったり、間に余計な単語が入らないようにしたい時には、複数の単語を「”メディア 研究”」とふたつの引用符でくくるとよいでしょう。

***

このネット社会、検索なしに生きていくことはまずできないでしょう。

うまく使いこなして、脳を活性化&情報通になっちゃってくださいね。

参考
AFP|ウェブ検索は中高年の脳を活性化する、米大研究
東京大学情報基盤センター|知っておきたい検索のコツ


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。