みなさんは普段から集中できるタイプですか?
意識があっちに行ったりこっちに行ったりするタイプであれば私と同じです。
集中できない、そんな私たちでも、ここぞ!と集中したいタイミングがあるはず。
注意が散漫になりがちな人に送る、ノイズ集中法の紹介です。

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badge_Columns_100集中を高める雑音、ホワイトノイズとは?

ノイズ(雑音)は、一般的には集中を削いだり注意を逸らしたりと作業の妨げになるものだと考えられていますが、ノイズが集中に役立つケースが科学的に証明されています。
ストックホルム大学のSöderlund氏などによる研究によると、普段集中力が足りない生徒に「ホワイトノイズ」と呼ばれる雑音を聞かせると、学習効果が上がることが判明しました。

ホワイトノイズとは、全ての周波数が同じ強度となるノイズであり、非常に不規則なことが知られています。
身近な例では、テレビの放送終了時に砂嵐のような画面とともに流れる「シャー」という雑音がそれに近いと言われています。
日常生活の中で聞くとむしろ不快になってしまうような雑音が、集中に効果があるなんて驚きですよね。

集中の秘密は、人間の脳を騙すことにあります。
あらゆる周波数帯を含んだノイズなので、複数の音を判別する脳の機能を混乱させてしまい、その結果ホワイトノイズ自身も含めた周囲の音が特定しにくくなり集中に繋がるそうです。

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badge_Columns_100実際に作業用BGMとしてアプリ化まで!

ホワイトノイズは集中力アップの他にも安眠やリラックスといった効果があるとされています。
時計の針の小さな音がやけに大きく聞こえて眠れない、そんなときも周囲の音を聞こえにくくするホワイトノイズの出番というわけですね。

ここで手軽にホワイトノイズを聞くことができるiPhoneアプリをひとつご紹介します。
・「White Noise Lite」(無料)
このアプリにはホワイトノイズやそれと似た「ピンクノイズ」「ブラウンノイズ」の他、「Amazon Jungle」や「Cars Driving」といった自然界や生活環境の音が無料版でも多数収録されていますので、気分を変えてリラックスできますよ。

badge_Columns_100雑音を味方につけよう!

ここまで紹介してきたホワイトノイズですが、どんなものか実際に聞いてみて下さい。

いかがだったでしょうか。
イメージと違ったという方もいらっしゃるでしょうし、不快で集中できるはずがない!と思われたかも知れません。
上で述べたSöderlund氏の研究でもホワイトノイズが効果を発揮するのはもともと集中力の足りない人たちだと述べられています。
ですから、分かりやすい判断基準として私が考えるのは「カフェや食堂など雑音の多い場所で勉強がはかどる」という点です。
私はこのタイプの人間ですから、ホワイトノイズがピッタリ合ってしまったというわけですね。

それでもホワイトノイズが苦手だという方に、もっと身近なノイズが聞けるiPhoneアプリを紹介します。
・「Coffitivity」(無料)

coffitivity
このアプリではなんと、人々の集まるカフェの雑音そのものを聞くことができます。
数こそ3種類ですが、夜一人で静かに勉強するのが苦手な人にとってピッタリだと言えます。
このアプリでも何を話しているのかははっきり聞こえないようにし、無意識に言葉を追わないようにしている点が優秀だといえます。

今回は全員に当てはまる勉強法でなく、私のように集中が苦手な一部の人向けに書いた特殊な記事になってしまいましたが、同じタイプの読者の皆様の助けになれば幸いです。

参考:
Göran BW Söderlund14*, Sverker Sikström2, Jan M Loftesnes3 and Edmund J Sonuga-Barke(2010). The effects of background white noise on memory performance in inattentive school children : Behavioral and Brain Functions 2010, 6:55


東京大学文科一類所属。東大寺学園卒業。現在は一般社団法人Bizjapanにて海外戦略と国内渉外を担当。とにかく面白いことが好き!教育問題全般に興味あり。