京大生直伝!ルーズリーフとノートの使い方や活用法を紹介。あなたはどちら派?

ノートを使うべきか、ルーズリーフを使うべきか。勉強を始めようというとき、どちらがいいのか選択に迷ったことがある人も多いのではないでしょうか。

筆者の場合、高校生の時はルーズリーフの使用が禁止されていたので、ずっとノートを使っていました。一方、大学に入ってからはその反動とちょっとした憧れから、もっぱらルーズリーフを使い、ノートを使うのはいっさいやめてしまいました。ルーズリーフのみをつかう学生生活で気づいたこと。それはノートだけ、ルーズリーフだけ、という極端な使い方をしてみると、基本的な用途は同じでもそれぞれにかなり大きな違い、特徴があるということです。

では、勉強するのには一体どちらの方が向いているのでしょうか? 今回は、ルーズリーフとノートの特徴を徹底比較してみました。

ノートのメリット・デメリット

ノートのメリットとして、管理が簡単で、見返しやすいことが挙げられます。

ノートを管理するといっても、表紙に教科名や使用期間、何冊目かといったことを記入するだけで済みます。また、背表紙があり、そこに文字が書けるのもノートならではの良さ。本棚の中でたくさんの本やノートに紛れても、すんなりと必要なものを見つけ出すことができます。

またノートの場合、時間系列に沿って作られていく、というのも大きなポイントです。勉強した順番の通りにノートを書くことになりますので、授業・参考書の流れや話の流れが分かりやすく、復習の際便利でしょう。

さらには、何がどこに書かれているのかが比較的簡単に見つけることができるのも嬉しいところ。例えば、4月から翌年の3月までで数学の板書ノートを4冊消費したとしましょう。「○○という単元を11月ごろ習ったと思うんだけど、ノートどこだっけ」というような時に、3冊目を見ればよさそうだと見当をつけることができます。

一方、ノートのデメリットは、ノートという決まった型に沿わないといけないこと。

例えば、授業用にノートを使っているなら、授業に欠席したり、授業後に内容を詳しく調べたりした場合に、間に後から数ページ挟む必要がでてきますよね。ノートではなかなかこれが簡単にはできません。テープで貼り付けて見栄えが悪くなったり、挟んだ紙が抜け落ちたりして、やや不便です。

また、ノートはページ数が決まっており、これが厄介になることも多々あります。半分も使っていないノートが何冊もできてしまった、という経験はありませんか? あるいは、中途半端なところでノートが終わってしまい、新しいノートの始まりが数式の途中、なんてこともあるでしょう。

ノートは、使い方によって便利な点も不便な点もあることが分かりますね。

ルーズリーフのメリット・デメリット

次に、ノートの対抗馬であるルーズリーフについても、同じようにメリットとデメリットを見ておきましょう。

ルーズリーフのメリットは、その自由さにあります。前述したノートのデメリットはどれも、ルーズリーフを使うことで解決することができるものばかりです。

さらに、ルーズリーフは必要なものだけを抜き取って保管することが可能なので、スマートに資料を残すことができます。また、バインダー一つで複数の授業の内容をまとめられるので、荷物を減らすこともできますね。

ルーズリーフのデメリットは、バラバラになり、失くしやすく、管理が面倒なことです。

筆者もよくしてしまうのですが、時間がないときやちょっと手を抜いたときなどに、ルーズリーフを教科書に挟んだり、クリアファイルに入れたりしてしまいます。あるいは、せっかくインデックスで教科別に分けているのに、数学の用紙を化学のセクションに挟んでしまう、なんてことも。きちんと整頓してバインダーに挟むという作業を怠ってしまうと、順序だてて勉強の記録を残すのが困難になってしまうのです。

また、定期的にバインダーの整理をしなければいけないというのも、手のかかる点です。特に、複数の教科を一つのバインダーで管理している場合や数式や証明などで書く量が多い場合などには、すぐにバインダーがいっぱいになってしまうので、こまめに保存用バインダーに入れ替える必要があります。

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京大生はどうしている?

メリットもデメリットもあるノートとルーズリーフ。それでは、京大生はどちらを使う人が多いのでしょうか?

筆者は約2週間、週17コマの授業中に、周りの人がノート派なのかルーズリーフ派なのかを調べてみました。

結論から言うと、京大生は使い分け上手だということが分かりました。両方使う人がかなりいることが判明したのです。

人によってどちらかを偏って使うという極端な傾向は見られませんでした。ノートにもルーズリーフにも、メリット・デメリットがあるので、それをもとに自分に合ったものを使っているようです。

よく観察してみると、両用派の人たちは、自分が重きを置いている科目にはノートを用いている様子。専門的に学んでいる科目、学んだ流れなどをしっかり整理して保管しておきたい科目には、ノートを使っているようです。一方で、専門外の講義や単発の講義など、ただ聞いて終わってしまうような授業にはルーズリーフを用いる人が多くいました。

例えば、理学部のある学生は、数学の授業にはノートを使うが、社会学の講義ではルーズリーフを使う、といった具合で使い分けをしているそうです。

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学生の方はもちろん、社会人の方も資格や業務のための勉強をする際、ノートにしようかルーズリーフにしようか迷ってしまう局面に遭遇することが多いのではないのでしょうか? その時は、上記のメリット・デメリットを参考に、授業形態や自分の学習プランに合うものを選んでくださいね。

なお、「勉強ノート術7選! 東大生・京大生おすすめ」では、ほかのノート術も紹介しています。ぜひご参照ください。

(参考)
コクヨ ステーショナリー|キャンパスノートの特長
東洋経済オンライン|ルーズリーフが知らぬ間に超絶進化していた
書きま帳査隊|あなたはノート派、ルーズリーフ派? いつも使っているアイテムはどれですか?

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