「休みは寝て過ごす」では、休めない! 「充電思考」の3つの休日の過ごし方

皆さんは充実した休日を過ごせていますか?

平日の仕事で疲れたぶん、休日はのんびり過ごしたいという人もいるでしょう。しかし一方で、布団の中でだらだらしたり、何の気なしにテレビを眺め続けたりしているうちに、気づけばせっかくの休日が終わっていた……、と毎週のように喪失感にさいなまれてしまう人も少なくないのではないでしょうか。

そうは言っても、休日にこれといってやることも思いつかないし……。いざ「充実した休日を!」と意気込んでみたところで、どうやって過ごしたらよいか意外と悩んでしまうものですよね。

そこで今回は、いつもとは一味違う充実した休日を過ごすために、ちょっと大人な時間の使い方をいくつか提案したいと思います。

でもその前に……。現在充実した休日を過ごせていないのは、もしかしたらワーカホリック一歩手前の危険信号かもしれません。

休めないのはむしろ危険?

『休む技術』(大和書房)の著者で精神科医・医学博士である西多昌規氏は、休日であるにもかかわらず気分が晴れなかったり仕事が気になってしまったりする症状を「週末うつ」と表現して警鐘を鳴らしています。仕事が休みであるがゆえに自分の存在意義が感じられなかったり、他人と比べて「もっと頑張らなければ」と不安を覚えたり……。このように、休日にまで仕事が侵食しているのが「週末うつ」の実体だということです。

ワークライフバランスが崩れてストレスが溜まってしまうと、仕事の質にも悪影響が出かねません。休日に満足できる時間を過ごすことが、平日の仕事への高いモチベーションを喚起する刺激にもなるはずです。実際、忙しいであろう成功者の人々ほどオフの時間を充実させていることも知られています。

「週末うつ」に陥らずに休日を満喫するのは、ビジネスパーソンにとってとても大切なことなのです。

水泳で運動不足を解消する

休日の過ごし方として、運動は理想的なもののひとつと言って良いでしょう。 平日は家と会社を往復するだけ……。そんな人も少なくはないと思いますが、適度に運動をしないとフィジカルもメンタルも弱くなってしまいがち。そして年齢を重ねるごとに運動不足の影響は如実に現れてくるものです。

とは言っても、いきなりハードな運動に取り組んだ結果、筋肉痛で仕事がつらい……、というのも考えものですよね。そこでおすすめするのが水泳です。

しかし競泳のようにハードにトレーニングをする必要はありません。泳がずに水の中をゆっくりと歩くだけでも充分な効果が期待されます。なぜならば水中では陸上と違い水の抵抗があるから。一挙手一投足の全てに全身の筋肉が使われるため、歩くだけで適度な運動になるのです。

そしてもちろん、筋肉をつけたい! という人にとっても、全身の筋肉やインナーマッスルを効率的に鍛えることのできる水泳はうってつけです。

さらにプールの水温は一般的に体温よりも低いため、体温維持のためのカロリーの消費も促進されます。実際、1時間の平泳ぎは1時間のウォーキングに比べて4倍ものカロリーを消費すると言われています。運動不足で太ってきた……、という悩みがある人は、ダイエットとして水泳を始めてみるのも良いでしょう。

ひとりで黙々と水泳に励み、帰りにはちょっとしたショッピングなんかもしてみれば、それだけで有意義な休日になるのではないでしょうか。

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美味しいお店巡り

友人を誘って美味しいものを食べに出かけるのもおすすめです。

気にはなっていたけれど平日には食べに行けない……。普段の行動圏から外れている場所にあるそんなお店にも、時間がある休日にならば足を運ぶことができます。今は食べログなどのグルメサイトも非常に充実しています。いつもは行かない場所にあるお店をあらかじめリサーチしておき、散策がてら食べに出かけるのも楽しいでしょう。

そして美味しいものを食べると、人間はリラックスするのはもちろん、副交感神経が優位になりますからストレス軽減にもつながります。お洒落なお店で美味しいものを食べれば、満ち足りた気分になること間違いなしです。

こまめに「良いお店」を開拓しておけば、同僚と飲みに行くときやおすすめのお店を聞かれたときなどにも困りませんね。

読書でストレス軽減を

ひとりでゆっくり過ごしたい休日ならば読書がおすすめです。

イギリスのサセックス大学の研究によって、読書には音楽鑑賞やコーヒーブレイク、散歩、ゲームなどの行為よりも有意に高いストレス軽減効果があることがわかっています。特に小説の効果は大きく、現実世界から離れて物語の世界へと入ることでストレスが軽減されると言われています。

運動をしたり遠出をしたりするわけではないため身体の疲労を取ることができるのはもちろん、ストレスという“心の疲労”も取ることができる読書は、まさにゆっくり過ごしたい休日にぴったりだと言えるでしょう。

さらに読書は仕事にも良い影響を与えます。ビジネス書や技術書はもちろんですが、小説の中にも様々な知識が盛り込まれています。それらを取り込んでいくことは、仕事の上での創造性を促進することになるでしょう。加えて「読書家」という風に認識してもらえれば、周囲からの評価も上がって職場でも一目置かれる存在になれるかもしれません。

「今週は疲れたな」と思うそんな帰り道には、休日に読む本を探しにぶらりと本屋に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

*** 「いかに働くか」と同じくらい「いかに休むか」は大切です。 休日をしっかりと充実させることで、メリハリのあるライフスタイルを作れると良いですね。

(参考) ダ・ヴィンチニュース|ひょっとして「週末うつ」? 週末になると昼近くまで寝てしまう人は要注意! PRESIDENT Online|2位は読書、1位は? 「大企業社長の趣味」ベスト10 LEADERS|休日が充実すれば平日はもっと充実する!有名ビジネスパーソンのオフの過ごし方15選 東洋経済ONLINE|休日にバレる「仕事も人生も二流の人」の末路 PRESIDENT Online|「休日時間」の過ごし方は年収と関係するか Wikipedia|副交感神経 TELEGRAPH.CO.UK|Reading ‘can help reduce stress’ ヘルスケア大学|水泳のダイエット効果と続けるためのポイント

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