「自分にはどんな強みがあるのかよくわからない……」「自分と同じ長所を持つ人なんていっぱいいるよ……」と悩んでいる方は多いはずです。

目立った才能も無いし、これなら長所だと言えそうな特徴でも自分より優れた人を探せばキリがない。自分なんてごくごく一般的な人に過ぎないのだと、自信を失ってしまいますよね。

自分だけの特別な長所を探すのは、とても難しいことです。そうした長所を作り出すこともまた、同じように大変なこと。

そこで今回は、平凡な人でもより希少性のある強みを作ることができる方法をご紹介します。その名も、「パーソナルブランディング」です。

パーソナルブランディングとは

パーソナルブランディング (PersonalBranding) は企業や組織に所属している「個人」が、組織の中の「個」として、組織のイメージ向上を目的としてプロモーションすること。

(引用元:Wikipedia |パーソナルブランディング

学校や会社など組織の中には沢山の人がいるので、際立った能力のない人は埋もれてしまいます。注目をあびるのはいつも、「プログラミングの達人」「プレゼンが最強の人」など、簡単には手に入らない能力を持っている人たちですよね。

かと言って、1からプログラミングを学ぶことなんて忙しい日々の中では不可能ですし、何の知識もない人が一生懸命に学んだところで、優秀なエンジニアに追いつくことなどそう簡単なことではありませんよね。平凡な人が、何かの分野で非凡な人になることはできないということなのでしょうか……?

実は、一概にそうとも言えません。効率よく、他の人にはない強みを手に入れることは可能なのです。すでに達人と言われているような人たちに負けないような、「組織内での希少性」を手に入れるために大事なのは、いくつかのポイントを意識して自己投資をすること。その具体的な方法をご紹介していきます。

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強みをかけ算する

自分に、これなら自慢できるかもと少しでも思える強みが2つ以上あるのなら、それらを組み合わせることを考えましょう。

例えば、英語と人前に立って話すことが両方ともそこそこ得意なら、「英語でプレゼンができる人」になれますね。外国人相手のプレゼンがある場合、英語はペラペラだけど喋るのが下手な人、プレゼンは上手いけど英語は苦手な人の、どちらにも勝てる人材になることができるのです。

1つの強みだけでは才能のある人にはかなわなくても、2つのことが「両方できる人」になれれば、あなたにしかない価値を持つことができます。その価値を売り込み、組織の中での存在感を高めましょう。

組み合わせは、珍しいものほど希少性が上がります。例えば、YouTubeで大人気となったダンスユニットのエグスプロージョンは、「お笑い×ダンス×歴史」という組み合わせが世間の強い関心をひき、他にはない存在になりました。

「これとこれを組み合わせたら面白いんじゃないか」という組み合わせがあったら、色々試してみましょう。

一言キャッチコピーで自分の強みを示す

様々な情報が飛び交う現代社会において、長い説明をあちこちに広めることは容易ではありません。「自分は○○大学出身で××を学んで、△△が趣味で、今は□□の仕事をしています……」とダラダラと説明したところで、聞く耳を持ってくれる人は多くありませんし、誰の印象にも残らないのです。

そこで、自分の強みをなるべく一言で表せるようなキャッチコピーを考えましょう。できるだけインパクトのあるものにすると、より多くの人に知ってもらえます。

テレビで科学の実験を披露して科学の面白さを伝える米村でんじろう先生は、「サイエンスプロデューサー」というキャッチコピーで活動しています。このように、名刺を渡したときや雑談のときなどに「え、なにそれ!」と思うようなキャッチコピーで自己紹介ができると、相手に興味を持ってもらえるので、話も膨らみますよ。自然と強みのアピールになり、新たな仕事につながる可能性もあります。

例えば、「話を図にまとめるのが上手い」というちょっとした特技を持っているなら、取引先への自己紹介のときに、多少大げさな表現ですが「図式化のプロ」だと一言添えてみてはいかがですか。「じゃあ今度の打ち合わせで出たアイデア、図にまとめて持ってきてくれない?」と言ってもらえるかもしれません。

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必要とされる強みをもつ

いくらユニークな強みがあっても、誰からも必要とされないものでは、宝の持ち腐れになってしまいます。当然、ある程度のニーズは必要なのです。「この強みを必要としてくれる人はいるだろうか」と考えながら、ブランディングをしていきましょう。

例えば、「教えるのがうまい」という長所を活かすのであれば、教えてほしいと思っている人が多い分野とかけ合わせれば、需要のある先生になることができます。「世の中の人が何を欲しているのか」に常にアンテナを張っておきましょう。

もし、あなたの職場に次々と新人スタッフが入ってくるなら、新人に業務内容を教える役割を買って出てみてください。上司から重宝され、「新人教育ならあなたにお願いしよう」といわれるようになれば、もうその段階で、ほかの人にはない強みとなっています。

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自分だけのブランドを一度構築してしまえば、自然とあちこちから声がかかるようになります。強みが生かせる仕事に恵まれれば、その強みにはますます磨きがかかるはず。他にない自分だけの個性を作って、存分に長所を発揮していきましょう!

(参考)
ピーター・モントヤ著, ティム・ヴァンディー著, 本田直之訳(2005), 『パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す』,東洋経済新報社.
Wikipedia |パーソナルブランディング
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Wikipedia|米村でんじろう