イライラして落ち着かないとき、皆さんはどうしていますか?

現代の社会はまさにストレス社会です。上司の叱咤や些細なミスでイライラして、物事に集中できなくなることはたくさんありますよね。しかし、そのまま落ち着かないでいると上手いリカバリーが打てなかったり、新たなミスをしてしまったりと、良いことがありません。

そこで今回は、イライラした時に冷静になるための方法をご紹介します。

焦ることは悪いことじゃない

イライラを引き起こす主な原因のひとつとして、「焦り」が挙げられます。「早くタスクを終わらせなければ…」と思っていてもなかなか上手くはいかず、イライラしてしまうなんてこともあるでしょう。こんな時、皆さんは焦りを悪いものだと思って、余計にイライラしていませんか?

実は、焦っているという状況はチャンスでもあるのだということが、最近の脳科学の解答により分かっています。焦っている時の私たちの脳内では、多量のノルアドレナリンが分泌されています。

このノルアドレナリンは、適度に分泌されることでやる気のもとになったり、集中力を向上させてくれたりする物質。そのため、焦りによって過剰に分泌されたノルアドレナリンの量をうまく調節すれば、やる気や集中力を高められるのです。

ノルアドレナリンの量を上手く抑え、調節する方法として、4点呼吸法というものが挙げられます。

1. 左上の角を見つめながら、息を吸い込む(4秒間)
2. 右上の角に視線を移し、息を止める(4秒間)
3. 右下の角に視線を移し、息を吐く(4秒間)
4. 左下の角に視線を移し、「リラックス、リラックス、スマイル」と心の中でささやく。これを何度もくり返す。

手軽にできる方法なので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。これを機に焦りを味方につけ、ストレスを感じないどころか原動力にしてしまいましょう。

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「英語が聞けない」を克服! 外国人上司と仕事するまでに。TOEIC®でも900点獲得。
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体感をコントロールしよう

次にご紹介するのは、体感コントロール法。これは、ドイツの精神医学者であるJ・H・ツェルツ博士が自己催眠誘導法を応用して考案した、興奮や緊張を和らげる方法です。

誰かに叱られているとき、私たちの体では交感神経が優勢となり、興奮状態や緊張状態に陥ってしまっています。そうすると冷静に物事を考えることができなくなり、判断力も鈍ってイライラしてしまいがち。

このような時に自ら副交感神経を刺激し、体をリラックスさせるのが体感コントロール法です。自分が「イライラしているな」と感じたら、下記のどれかを行いましょう。

・ゆっくり深呼吸をする
・全身の力を抜く
・目を細める
・手のひらの汗をぬぐう

上記の動作を行うことで「体がリラックスしている!」というフィードバックを脳が受け取り、興奮や緊張が和らぎます。

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意識をコントロールしよう

体感をコントロールしてリラックスすることができたら、次は意識もコントロールしてみましょう。自分を客観的に捉える方法で、自分をイライラさせる人と対面している時に有効です。

例えば、あなたが上司に必要以上に、あるいは理不尽に怒られていたとしましょう。最初は少し反省していましたが、次第にイライラが募ってきました。

このような時に、意識の中で「第二の自分」を作りましょう。そして自分はその「第二の自分」になりきり、怒る上司と怒られる自分を客観視する3人目の視点から事態を眺めます。

怒りの矛先から疑似的に逃れることができ、イライラを沈め、冷静な判断を下せるようになります。状況を斜めから捉え直すのがポイントです。

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今回ご紹介した方法は、すぐに実践できるものばかり。日々のストレスに押し潰されないよう、イライラした時はぜひ実践してみてくださいね。

(参考)
身近な心理学~新しいビジネスの提案|一瞬で冷静になる方法~【意識コントロール法】
身近な心理学~新しいビジネスの提案|一瞬で冷静になる方法~【体感コントロール法】
Study Hacker|焦りの原因「ノルアドレナリン」を、やる気パワーに一瞬で変換!
life hacker|いちいち腹を立てずに冷静でいるための3つの心理的戦略