勉強で苦手なものって何ですか?こう問われて多くの人がこう答えるでしょう。
「暗記です。」

暗記。大昔から受験勉強にはつきものですよね。それにまつわるイメージもよいものとは言えません。一昔前よりはましになったかもしれませんが、気合や根性でなんとかできると思っている人、まだまだいるみたいです。

badge_Columns_100脳は自分がだいすき♡

アメリカの心理学者Kuiper, N. A.とRogers, T. B.の研究によれば、「自分と関連づけられた物事はそうでないものに比べ記憶されやすい」とのこと。これ、考えてみれば当たり前のことですよね。他人のことより自分のことのほうが覚えやすいに決まっています。だったらこれ、勉強にも生かしてみませんか?今回はその具体的な方法をご紹介しましょう。

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「英語が聞けない」を克服! 外国人上司と仕事するまでに。TOEIC®でも900点獲得。
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badge_Columns_100「自己関連付け」を勉強にいかす3つの方法

50英語で日記をつける

「英語は毎日コツコツ触れるのが重要・・・」なんて、学校の先生から耳にタコができるほど言われませんでしたか。誰もがわかっているけれど、でもどうやったらいいのかわからない。英語を学ぶ者に共通の悩みといえるでしょう。日記をつけるだけなら、何も買う必要はありません。ペンと紙で書いても良いし、lang-8なんかを使うのもいいでしょう。添削もしてくれますしね。

この時重要なのは、できるだけ使い慣れていない表現や新しく身につけたい表現を積極的に使うこと。せっかく「自己関連付け」して記憶力が活性化されているのに、すでに覚えている表現を使ったら、効果が半減してしまいます。

50自分のことで例文をつくる

英単語を覚えるとき、載っている例文を参考にする人は多いでしょう。でもその時、もう一工夫加えればもっと覚えやすくなるのでは?載っている例文をただぼんやり見ているだけじゃはっきり言って時間のムダ。

自分で例文をつくってみるのです。この時意識するのはまたしても「自己関連付け」。自分に関する例文を作ってしまえばいいんです。たとえば「phenomenon:現象」という単語を覚えたいとき。手元にあったジーニアス英和辞典(第4版)には「E-trade has now become a worldwide phenomenon.(電子株取引は今や世界的な現象になっている)」という例文が載っていました。ちょっととっつきにくいですね。それなら自分で作っちゃいましょう。

この時、一般の人ではなく、自分自身のことを述べる内容にしましょう。私の作ってみたのは・・・これです。「The phenomenon of getting sleepy while writing articles of Study Hacker is often found.(Study Hackerの記事の執筆中に眠くなるのはしばしば見られる現象だ)」こんな風に、できるだけ自分に関連付けた例文を作れば、作文の練習にもなるし一石二鳥ですね。

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50とりあえず、自分の手でやってみる

これも先ほど紹介した2の方法に近いものになっています。数学や化学などの計算問題など、わからなかったら解答を見て終わる、って人、割と多いみたいです。でもそれ、すごくもったいないですよ。とりあえず、自分の手でもう一度書いてみてください。もし模範解答を丸写しするだけだったとしても、手を動かして解答を再現することで、脳に「自分の体験」として認識させることができます。これも「自己関連付け」の一種。あ、この解答は自分の経験の一部なんだなあ、と脳が関連づけてくれます。わからなくても、とりあえず自分でやってみる。これが大事です。

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他にも、いろんな方法があると思いますが、とりあえず思いつくものをあげてみました。
人間の脳って意外と単純なんですね。他人より自分。何より先にまず自分。自分のほうが大事だから、優先して記憶するのかもしれません。みなさんもそんな「自己チュー」な脳を生かして、楽に勉強してみませんか?


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。