Female Researcher Looking Through Microscope

理化学研究所、略して「リケン」。

2014年に起きたSTAP細胞騒動で、すっかり世間に悪いイメージを与えてしまったようす。多くの人が「リケン」と聞けば「ああ、STAP細胞の事件があったとこでしょ?」なんて答えるのでは?

そもそも「科学」なんて聞くと一般人とは遠い存在のように感じる人も多いのではでしょうか。

でも、「リケン」が自然科学を親しみ深いものにしようと、一生懸命活動していること、ご存知でしたか?今日はお堅いイメージのある「リケン」のちょっと以外な一面をご紹介……。

badge_columns_1001711「理研の博士に聞いてみよう!」を覗いてみた。

早速「理化学研究所」のサイトへと向かってみましょう。そして「広報活動」のページをチェック!

実際の論文とリンクした「プレリリース(研究成果)」や「事務報告」なんかに混じって…ありました、ありました。「お楽しみコンテンツ」。こんなページがあるなんてこと、知っている人自体少なそうですね。

開いてみると、「理研の博士に聞いてみよう!」のコーナーが。これ、最新の研究をこどもにもわかりやすく、冊子にしてまとめてあるんです。どうやら2011年度から続くプロジェクトのようなんですが…開いてみてびっくり!!

なんと、2011 年からの5年分がすべて、カラーPDFでダウンロードできちゃうんですね。しかも全部無料で!
実際にダウンロードしてみたのですが、かなりのクオリティ。専門用語なんかもきちんとわかりやすく説明されていて、小学生くらいのこどもなら楽しく読めるんじゃないでしょうか。(写真参照)月刊誌かなんかにして売り出せばそこそこ儲かりそうなもんですが…(笑)
それを全部公開しちゃってます。しかもタダで。すごい。

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出典:http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/fun/junior/2013_wakayama.pdf

取り扱っている内容も、「クローンマンモス」「300億年たっても絶対に狂わない時計」などSFチックでロマンあふれるものばかり。学生の理系離れが深刻化する今、小さな子に科学への純粋な興味を持たせることって、大切なのかも。今では一家に一台タブレットが珍しくないですから、こどもと一緒に理研の研究を覗いてみる…なんていいかもしれませんね。

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badge_columns_1001711腸年齢チェッカーでお手軽健康診断

お次は「腸年齢チェッカー」。理化学研究所のバイオリソースセンター室長、辨野先生が監修したアンケート形式の健康診断になっています。

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最初に年齢と性別を入れて、あとは生活習慣に関しての簡単なアンケートに答えていくだけ…。実際の年齢に対する腸年齢と、腸の汚れ具合まで教えてくれます。結果が出ました。筆者の場合は……「腸年齢40歳(+20)」「ややよごれ腸」だそうです。もう少しヨーグルトを摂取することをおすすめされました。ちょっと時間がある時にぜひ。

badge_columns_1001711これはすごい!完全無料の3D生物図鑑

さらに「お楽しみコンテンツ」のページを見てみると、「なかみが見える!3D生物図鑑
」なるものを発見。YouTubeに理研が投稿した動画を転載してありました。覗いてみるとまたしてもびっくり。なんとマウスやクサガメといった身近な動物や、キウイやみかんなどのフルーツなど、様々な生き物の骨格や内部構造が立体的に覗けるのです。


(動画:理研HP「なかみが見える!3D生物図鑑」http://www.riken.jp/pr/fun/3d/ )

動画内では自分の思う方向からは覗けませんが、同ページからAdobe Flashの形式でダウンロード可能。いろいろな角度から観察できます。しかもこれも完全無料。こんなにサービスしちゃっていいの理研!?って感じ。

これ、「3次元内部構造顕微鏡」と呼ばれる特殊な顕微鏡を使って撮影した画像だそうなんですが、そんな難しいことは置いといて(笑)、そんな最先端技術を身近にしかも無料で感じられるのってすごいことですね。(参照 理研HP「3D生物図鑑の作り方」http://www.riken.jp/pr/fun/3d/making/ )

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いかがでしょうか。とっつきにくいイメージのある理研ですが、意外にも楽しいコンテンツをたくさん配信していたんですね。

今回はほんの少ししかご紹介できませんでしたが、この他にもヒトの免疫機構をわかりやすく解説したコンテンツだったり、理研がつくった「お酒」を紹介していたり。科学をもっと身近なものに。という理研の願いはひしひしと感じました。

大人もこどもも楽しめる。理研にこれからも要注目です。


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。