「ここまでくればだいたいみんな実力は一緒。あとは気持ちの問題や」
これは、私が大学受験の際予備校の先生に言われた印象深い一言です。

十分に準備をしたのであれば、結果の成否を決めるのは当日、本番の気持ち次第。これはなにも、受験や試験だけでなく、ビジネスでも言えることです。

そうは言ってもそう簡単に気持ちを完全な状態にもっていけるものではありません。しかし、今回紹介する3つのコツを掴めば、気持ちを強く持てるようになりますよ。

受験や試験のときはもちろん、会社でのプレゼンなどで人前に立つときや大事な商談のときにも役立つでしょう。

1.言葉を変える

みなさんは「詐欺師症候群」という言葉を知っているでしょうか?

女優のエマ・ワトソンさんが告白したことで有名になった症候群です。これは「せっかく成功しても自分の力でやったことだと自信が持てず、人に偽りの姿を見せているかのような気になる」というもの。

1980年代に行われた実験によると、成功者の5人に2人はこの傾向を持っており、自分の成功を素直に認められないのだそう。エマ・ワトソンのように大きな成功でなくても、ちょっとした成功に対して自信が持てない人は案外多くいるのではないでしょうか?

模試で良い点数が出ているのに「これはまぐれ、どうせ本番では良い点数なんて取れっこない」と、良い結果をまぐれ扱いして不安になったことが私にもあります。

「自信」とは、いわば自分を信じることです。そのためには、日々自分の口に出す言葉から「私はすごい」という風に思い込まねばなりません。

まずは否定的な「でも」、「だって」、「だけ」という言葉を口に出さないようにしてみましょう。その代わりに、無理やりでもポジティブなことを言ってみるようにするのです。

そうすると、不思議なことに気持ちが前向きになります。これが気持ちを強く持つ第一歩です。

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2.行動目標を掲げる

次に、「行動目標」を掲げるようにしましょう。

自信のない人は、よく達成目標ばかりを掲げがちです。達成目標とは「テストで何点取る」、「昇格する」というようなもので、自分ではコントロール不可なものを指します。もちろん、達成できるときもありますが、達成できなかったときに、たとえ本当は努力して一定の結果を残していたとしても、全てダメだったかのように錯覚してしまうでしょう。

心を強く持つには、小さな成功体験の積み重ねによって築きあげた自信が大切です。そのためには「達成目標」ではなく、限りなく実現が可能な「行動目標」を立てるのがいいでしょう。

仕事であれば、毎日新聞を読んだり、1週間に1つ企画を考える。勉強であれば、毎日問題集を3ページずつ進めるなど、自分の意志でコントロール可能な行動目標となります。こういった目標ならほぼ確実に達成可能ですよね。

小さな成功を積み重ねて、最終的に大きな目標達成、強いメンタルを達成するためにも簡単な行動目標に思考をチェンジしてみましょう。

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3.十分に「メンタルリハーサル」を行う

メンタルリハーサルは、StudyHackerでも何度か紹介していますが、直前期こそ効果を発揮する有用な方法です。

これは、その字の通り、本番の状況を克明に想像して心の中でリハーサルをすること。本番で初めて経験することでも、1回経験したことがあるかのような既視感を味わえて、落ち着いて臨めるというメリットがあります。

また、メンタルリハーサルは本番で緊張しなくなるだけでなく、集中力も高めてくれるようです。
集中しているとき頭の中にはα波という脳波がでます。このα波というのは、リラックスしているときにも出すことができるので、リラックスしている状態であれば集中力が自然と高まる、ということ。

本番では緊張してしまってなかなか本当の実力が出せない、という人は多いかと思いますが、メンタルリハーサルをして適度なリラックス状態を本番も保てれば、無理なく目の前のことに集中することができます。

直前こそ本番で今までの力を十二分に出せるよう、メンタルリハーサルするのがいいかもしれませんね。

(参考)
不安の話|不安になりやすい方は要注意!詐欺師症候群の特徴と対処法
自信を持てる自分を作る4つの方法|自信を高める4つの方法とは
ガジェット通信|メンタルの鍛え方 手本はイチロー
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