Lernpause

テスト前日の夜、勉強しなきゃいけない、とわかっているのに勉強とは関係ない片付けを始めてしまう……。明日までにプレゼン資料を作らないといけないのに、無意味にネットサーフィンして時間を無駄にしてしまう……。誰もが一度は経験があるのではないでしょうか。
一般的には「現実逃避」といわれるこの行動は、心理学の世界では「セルフ・ハンディキャップ」とよばれています。今回はこの、現実逃避をやめる方法についてお伝えします。

badge_columns_1001711セルフハンディキャッピングとは

自らにハンディキャップを課し、たとえ失敗した時でも言い訳ができるようにしておく行為。失敗した時にはその言い訳によって自分の評価の低下をより小さくすることができ、成功したときにはハンディキャップを乗り越えた自分への評価の上昇を期待することができる。自尊心を守るための防衛行動。

参照元:はてなキーワード|セルフハンディキャッピング

セルフハンディキャッピングとは、事前に失敗する要因となり得る行為をあえてすることで自分の自尊心を守ること。事前に口実を作っておくことにより、「点数が悪かったのは私に能力が無いからではなく、さぼってしまったから」と思い込むことができるのです。
私も高校時代にテスト前日に勉強に取り掛かるまでに数時間かかるということがよくありました。しかしわざわざ口実を作るよりも、すぐに勉強した方が良い結果が得られるに決まっています。では、どうしたら現実逃避を止められるのでしょうか。

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badge_columns_10017111,セルフハンディキャッピングを認識する

セルフハンディキャッピングは人間なら誰もが持っている自己防御のための機能です。つまり、自己防衛として現実逃避をすることは自然なこと、つまり本能なのです。
自分自身が「あ、今自分は現実逃避をしている、セルフハンディキャッピングだ」と認識できると、現実逃避に罪悪感を感じたり、いつまでもだらだらと現実逃避を続けてしまうことを防げます。

badge_columns_10017112,タスクの全体像を把握する

私たちは初めてのことにチャレンジする時、必要以上に「大変だ」と思い込んでしまう傾向があり、それが逃避へとつながります。
「初めてのことで全体像はよく分からないけれど、とにかく大変そう」と感じる場合には、まずは具体的なタスクを列挙してそれぞれにかかる時間を予測してみましょう。

例えば、ある一冊の難解な本を理解しなければならない場合、章やページという小さな単位に分解し、それぞれどれくらいの時間がかかるかを見積もります。小さな単位に分解することでその一つ一つが把握しやすくなり、ひいてはそれが全体像の把握へとつながります。全体像がつかめれば必要以上に恐れる必要もなく、計画性をもって取り組むことができます。

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badge_columns_10017113,自分を褒める

最後に、自分自身のやる気を高める方法です。
私たちはやるべきことを先延ばしにしてしまうと、「またさぼろうとして、自分はダメだなぁ」とネガティブに捉えがち。しかし逆に無理やりにでも自分を褒めることで自尊心を高め、やる気を出すことができます。

例えば、勉強が手につかないとき「勉強しなきゃと思ってる自分えらいな〜さすがだな〜」と褒めれば、少しずつでもポジティブになり、ちょっとやる気が出てくるかもしれません。
そこで実際に勉強すれば、「やっぱり私にはできる!」という達成感とともに自尊心を養うことができます。これを続けることによって、好循環が生まれます。

***
いかがでしたか。やるべきことがあるのに現実逃避をして後悔するというのは、誰しも経験のあることだと思います。しかし心がけ次第で現実逃避を防ぐことができます。ぜひ実践してみてください。

(参考)
茂木健一郎|脳の王国
茂木真一郎|脳を活かす勉強法
美しい私を取り戻せ! ずぼらな美容と健康法|大人の自己肯定感を高める方法|自尊心が低い原因と育て方の心理学 http://kenkoubiyou.blogspot.jp/2014/03/blog-post_210.html?m=1
びびなびLos Angeles|第9回:自分のことが嫌いな人へ〜自尊心について〜 http://losangeles.vivinavi.com/JA/Is/Is_main.phtml?contents=1.kugayamedical.0.09

はてなキーワード|セルフ・ハンディキャッピング


京都大学経済学部所属。栃木県立宇都宮女子高校卒業。せっかく北関東から京都の大学に進学したので、4年間で京都観光を極めたい。