いよいよ春になりましたね。春といえば新たな世界や出会いに心を弾ませ胸踊らせる一方、新しい未知の世界に不安を感じたり、大切な人との別れに涙したりと、さまざまな感情に翻弄される季節でもあります。また冬から春に大きく気圧も変わることで体調に変化も起きやすく、人によっては怒りっぽくなったり食欲がなくなったりと、負の感情を起こすことも。これは私たちの生活に想像以上に大きな影響を及ぼすものです。

負の感情が起きてしまったとき、その解決は時に委ねられることが大半ですが、意識した行動によって明るい感情を作りだす、つまり能動的に負の感情をコントロールすることも出来るのです。その方法を身につけたら、とても生きやすくなると思いませんか?

悲しい時こそ笑ってみよう

19世紀を代表する米国の心理学者、哲学者、ウィリアム・ジェームズは次のような言葉を残しています。

「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」

<引用元:名言+Quotes>

これはつまり、

胸を張り背筋をしっかり伸ばすから自信が持てる。
まぶたをしっかり見開くから元気のある表情になる。

というように、私たちが意識して作り出した前向きな表情や行動によって、自分の感情もプラスに働くということですね。これは裏を返せば、

背中を丸めて歩くから、どこか不安になり落ち着かない。
首を曲げ、顔は下を向くから表情は堅くなりぱっとしない。

ということも言えそうです。行動によって気持までマイナスになったら、もったいないと思いませんか? 読者の皆さんも、ちょっとその場で背筋を伸ばしてみてください。
どこが晴れやかな気持ちになりませんか? そしてこれは単なる偶然ではないのです。

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心の安定剤セロトニン

背筋を伸ばしたくらいで気持が前向きになった感じがするその鍵は、脳内物質“セロトニン”にありました。セロトニンとはドーパミンやアドレナリン同様、人間の持つ神経伝達物質の一つです。主に心の安定、睡眠や食欲の調整、痛みの感覚の制御、そして重力に対して身体を支える筋肉、抗重力筋への働きかけ、といった役目を担います。

そのため、セロトニンが上手く働かないことは、私たちの身心に様々な支障をきたします。そして私たち人間同様、身体自身も学習します。つまり生活習慣が不規則だったり感情的になりがちだったり、姿勢が悪かったりが続けば、運動しなければ体力が衰える様に、セロトニンも怠けることを覚え本来果たすべき役割を果たさなくなります。

「抗重力筋」という筋肉を働かてセロトニンを活性化させる、この仕組みが「笑うから楽しくなる」ことに繋がってゆくのです。

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抗重力筋を刺激しよう!

セロトニンを活性化させる役割を担う「抗重力筋(英語: antigravity muscles)」とは、まぶた、首、背筋・太もも、ふくらはぎ等、重力の方向とは反対に働く筋肉を指します。

現代はスマホやパソコンとにらめっこ、いつも顔は下を向き首は斜め、あるいは猫背といった姿勢で長時間過ごすことも多いかと思います。そのような姿勢でずっといると抗重力筋を使いません。それではセロトニンは怠け本来の役目を果たさない、つまり寝付きは悪く、感情や表情も暗くなってしまいます。

だからこそ意識的に背筋を伸ばしたり、笑顔を作ってみたりして抗重力筋を働かせてください。それはセロトニンの活性化に繋がり、その結果の一つとして心の安定作用が機能する、つまり「笑うから楽しい」、ということが起きるのですね。

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いかがでしたか? 普段よりも大きな声を出してみる。足を組むのでなく両足を地面にしっかりつけて座る。うつむきかず真っ直ぐ前を見据えて歩いてみる。

こういった行動も自分の感情をプラスの方向へ導くきっかけとなるはずです。イライラがイライラを呼ぶ様に、負の感情は連鎖してしまいがちですよね。そんな時この記事が、皆さんが負の感情と折り合いをつけるための一助となれば嬉しい限りです。

(引用・参考サイト)
News Medical Life Sciences & Medicine|What is Serotonin
眠りのポータルサイト 安眠総合研究所情報局
快適.Life | セロトニンとは何か