朝活が注目されていますが、日々忙しく働くビジネスパーソンにとって、実は「夜」時間も非常に大切だといわれています。しかし、突然のお誘いなどで予定が狂うこともあるでしょう。

そこで今回は、平日仕事が終わってから寝るまでの時間を、有効に使うためのコツをご紹介します。

「夜」時間の重要性

翌日フルパワーで働くためのに

日経WOMANのアンケートデータによれば、平均的な仕事の終業時間から就寝時間までは約6時間。そこから帰宅時間や、食事・入浴といった必要時間を除いたものが自由な「夜」の時間です。平日5日間で考えるとかなりの量。有効活用しないのはもったいないですね。

しかし、昨今は夜よりも朝活がブーム。それに、『残業3時間を朝30分で片づける仕事術』の著者、永井孝尚氏は、「朝は夜の6倍、生産性が上がる」と伝えています。脳科学者の茂木健一郎氏も、「朝目覚めてからの3時間は、脳にとって1日で最も生産性の高いゴールデンタイム」と様々なメディアで述べています。

ところが、同氏はこう続けています。「仕事ができる人は朝時間を貴重なものと捉えているため、その前日の夕方から寝る前までの時間を重視している」

つまり、生産性が高まる朝にフルパワーで臨むためにも、「夜」の時間はとても重要なのです。

仕事ができる人は「夜」何してる?

朝6時代表・CONECTA代表の池田千恵氏や、Smart Asset HDの創設者・小川晋平氏、マーケティングコンサルタントの新井庸志氏は、翌日の仕事を捗らせるため、「夜」時間を大切に過ごすことを実践・提案しています。その内容は共通点が多く、まとめると以下のとおり。

・リラックスする
・好きなことをする
・簡単に明日のToDoを書く
・翌日の服装や持ち物を準備する
・しっかりと睡眠をとる

また、小川晋平氏は、疲れがたまっていると感じた日は、あえて「やりかけ(書きかけの書類や未返信メール)」を残しておいて、翌朝の仕事の動機づけを強めるそうです。

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有効的な夜時間を「習慣化」する方法

前項で紹介した識者の「夜」時間の過ごし方や、ちょっとしたテクニックは、どれもすぐ実践できるものばかり。それを参考に「夜習慣」を身につけたいものですが、“こう過ごそう”と考えていても、突然の用事などが入り予定がずれることもあります。

しかし、時間デザイナーのあらかわ菜美氏は、「何も考えないで使っていると、どんどん無駄遣いする時間は、お金と似ている」といい、「しかも時間は使わなくても減っていくので、お金以上にどう使うかを考えなければならない」としています。

そこで、同氏のアイデア「時間簿」が役立つのです。

方法は簡単。日曜の夜に、月~金曜の夜は何をするか決め、ザックリとテーマを書き込むだけ。「飲み会」や「とにかくリラックス」、あるいは習い事ならば「スクール」といったものです。ただし、非効率なので「仕事」は絶対に持ち込みません。そのなかに「フリー」というテーマも入れておけば、突然の用事やお誘いでも予定を入れ替えられるので、調整しやすくなるはず。

予定が決まっているだけで「何となく時間を消費する」といったことを防げるので、時間を有意義に使えるようになるのだとか。「時間簿」とはいえ、スケジュールを組むことが目的ではないのです。

仕事に活きる「夜習慣」―まとめ

これまでの内容をまとめると……、

仕事に活きる「夜習慣」はリラックスして、好きなことをして、しっかりと睡眠をとること。なおかつ翌日のToDoを簡単に箇条書きし、翌日の服装や持ち物を準備すること。

また、その「夜習慣」を実行するために必要なのは、フレキシブルに使えるフリーの時間も含めた、「平日夜の時間簿」を日曜の夜につくることだと分かりました。

なお、あらかわ氏は1週間の天気を記入しておくことや、毎日30分夢のために使う、といったことなども、夜時間を充実させるルールとして伝えています。ぜひ取り入れてみてくださいね。

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くつろぎの時間は人それぞれですが、受験アドバイザーで精神科医の和田秀樹氏は、寝る前に10分でもリラックスして読書をすると、「1日を安心して終われる」という、精神的な効果が生まれると述べています。実はこれ、筆者も強く感じること。無理せず眠くなったらパタンと本を置いて寝入ると、不思議とグッスリ眠れます。記憶の定着にも効果的ですよ!

(参考)
THE21オンライン|理想の「朝時間&夜時間」の過ごし方とは?
THE21オンライン|朝からフルパワーな人の「朝時間&夜時間」の過ごし方
J-WAVE NEWS|仕事の効率6倍UP? 「朝残業」のススメ
日経ウーマンオンライン|成長できる夜時間の過ごし方&ルール
All About|For M|翌日の仕事が捗る! “5つの夜習慣”とは?
和田秀樹著(2011),『「寝る前の30分」が自分を変える!―朝から気持ちよくスタートダッシュするための習慣』新講社.
茂木健一郎著(2013),『脳を最高に活かせる人の朝時間 頭も心もポジティブに』,すばる舎.