最近、いつ人を叱りましたか?

「叱る」というのは、する方もされる方も、気の進まないものです。しかし、相手に落ち度があった場合、何もしないままでいるわけにはいきません。仕事の部下や部活の後輩だけでなく、同期や年上の人を叱らなければいけない場面も出てくるかもしれません。

そんな時、あなたならどうしますか? もし叱り慣れていないのなら、注意が必要。自分勝手で、滑稽な叱り方になってしまうからです。

今日は、普段叱り慣れていない人でも簡単に実践できる、本当の「叱り方」講座です。

増える「パワハラ」

人を叱る上でまず気をつけたいのが、最近流行りの「パワハラ」です。

そもそもパワハラとは、「パワーハラスメント」の略。職場での権力を利用した嫌がらせのことです。無視したり、一方的に怒鳴り続けたりするなどのわかりやすいものから、孤立させたり、業務を始終監視し続けたりするなどのわかりにくいものもあります。

(参考:パワハラ110番|こんな行為はNG!パワハラ行為の具体例

しかし、今の例からもわかると思いますが、パワハラは「叱る」こととは全く異なるもの。「叱るとパワハラと言われそうで怖い……」という方が多いそうですが、正しい叱り方をしていれば、パワハラの疑いをかけられるはずがないのです。

それでは、正しい叱り方を実際に見ていきましょう。

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1, 叱るのは「自分のため」ではない

まず注意すべきなのは、自分勝手な叱り方です。

叱るのは、相手に行動を正してもらうためですよね。決して、自分の感情を爆発するためではないはずです。それなのに、声を大きくして威圧的な態度をとっても仕方ありません。まず、「冷静」を肝に銘じてください。

次に気をつけたいのが、「こいつを言い負かしてやろう」という心情です。

叱った時、相手から反論されたり、言い訳されたりすることがあるかもしれません。そんな時、「なんだこいつは」と思い相手にきつく当たってしまうかもしれません。

しかし、そんな時も冷静になりましょう。本来の目的は、相手の行動を変えてもらうことです。その目的が「相手を言い負かす」ことに変われば、お互い辛い思いをするだけ。言い訳や反論をされた時には、一度深呼吸。じっくり聞いてあげましょう。

2, 20秒でポイントを整理する

叱る時に陥りがちなのが、「目的を見失う」ということです。

初めは遅刻を注意するつもりが、相手の態度にイラッときて「なんだその態度は」と怒鳴りつけてしまう。相手が目を合わせようとしないから「だいたいお前はこの間も~」と昔の話をむし返す。耳の痛い方が多いかもしれませんね。このように論点がずれてしまう?と、本来の目的である「相手の行動を正す」ことは達成できません。

ですから、論点をずらさないために、メモを取りましょう。今から相手に伝えたい、叱りたいポイントを、20秒かけてメモしてみるのです。少し大きめの付箋や手帳、スマホのメモアプリでも構いません。「1, 鈴木くんが30分遅刻してきた。2, 先週も遅刻があり、注意をしたばかり。」こんな風に、叱るポイントをまとめてみましょう。

そして、いざ相手を叱る時は、そのポイント以外には触れないようにしましょう。そうすれば、論点がずれずにすむはずです。

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3, 自分が間違っている可能性も考えよう

最後にみなさんにお伝えしたいのが、自分が間違っている可能性も考えてほしいということです。

自分の専門分野だったり、経験のある仕事だったりすると、つい自分が正しいと決めつけがちです。しかし、相手のとる方法のほうが、効率が良いかもしれません。自分の知る知識が古いかもしれないのです。

叱るポイントをまとめ、冷静な気持ちで相手と向き合えば、相手が正しいかどうかわかるはずです。もし相手が正しい時は、素直にそれを受け入れましょう。「負けた」なんて考える必要はありません。だって、叱ることの目的は「相手の行動を正す」ことなのですから。もし初めから相手が正しいのなら、そもそも叱る必要だってないのです。

***
いかがでしょうか。
人を叱るのって、すごく難しいことですよね。でも、今日ご紹介したポイントを押さえれば、きっと適切な叱り方ができるはずです。

参考
パワハラ110番|こんな行為はNG!パワハラ行為の具体例
日経ビジネスオンライン|叱ろうとして失敗する「3大NGパターン」とは 
日経ビジネスオンライン |尊敬される上司になる叱り方「5ステップ」