多忙な人こそスマホを味方に! 勉強へのハードルが劇的に下がる『“お手軽” スマホ勉強術』

勉強をしたいと思っていても、テキストやノートを揃える手間や時間を考えて「なんとなく面倒そうだな」と尻込みしている方は多いのではないでしょうか。そんな多忙な方におすすめしたいのが、スマートフォンを使った勉強法です。

今回は、通勤時間やスキマ時間に手軽にできる「スマホ勉強法」についてご紹介します。

中高生の9割がスマートフォンで勉強している

「スマートフォンで勉強」と聞くと抵抗を覚える方もいるかもしれませんが、現在中高生の9割以上がスマートフォンを使って勉強しているという調査結果があります。

スマートフォン・タブレットを中心に消費者動向を調査しているMMDLaboの実施した調査結果によると、学校外も含めるとじつに9割以上の人が勉強にスマートフォンを利用しているとのこと。具体的には「わからない単語を検索する」「YouTubeで問題の解き方を視聴する」といった使い方が多いのだそう。

また、東京都では2018年度から都立高校の授業で個人のスマートフォンを活用できるように、Wi-Fi環境を整える方針も固められてます。このように、スマートフォンを勉強に使う習慣は学生の間でも定着しているのです。

筆者が中学生の頃はガラケーの時代だったため勉強に使う習慣はありませんでしたが、高校に入学してからはスマートフォンを勉強に役立てていた経験があります。そんなスマートフォンを使った学習法の中から、外出先でも手軽にできるものをご紹介します。

1. 通知機能で未来の自分に出題

簡単にできて効果的なのが、アラームやカレンダーの通知機能を活用して未来の自分に問題を出す方法です。

現在スマートフォン上のアラームやカレンダーを使って予定を管理している方は多いのではないでしょうか。しかしスケジュール管理以外にも、その機能を使って勉強に役立てることができるのです。

例えばiPhoneのアラーム機能。「ラベル」の部分に文章を入力しておけば、アラームが鳴ったと同時に文章も表示されますよね。この機能を使って、覚えたい単語や数式などを未来の自分に出題してみてください。

また、有名なエビングハウスの忘却曲線に則って、カレンダー上で3日後、1週間後、2週間後、1カ月後の日にちにメモをしてアラームを設定しておけば、長期的な記憶にも有効です。過度な満員電車でなければ、通勤で電車に乗っている時間帯に設定しておけば通勤時間も活用できておすすめです。

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2. 洋書多読に活用する

今や勉強用のアプリはピンからキリまであらゆるものがありますよね。それらの中でも、とくにおすすめしたいのはスマートフォンを使った洋書多読です。

洋書の多読は効果が高いことで有名ですが、日本で洋書を買おうとすると値が張りますし、辞書を持ち歩くのも億劫ということで敬遠していた方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのがkindleのアプリです。無料で読むことができる洋書が複数入っていますし、単語をタップするだけで内蔵されている辞書が表示されるので、通勤時間や外出先のスキマ時間に非常に便利です。

とは言うものの、多読に適しているのは自分にとって易しすぎるくらいの難易度の文章。そこで、どうしてもわからなかった単語だけ調べて、前述したアラームやカレンダーの通知機能で明日の自分に問題を出す、という活用法がおすすめです。

3. 画像検索でイメージをつかむ

筆者が昔からよく実践しているのが、覚えられない英単語をGoogleなどで画像検索する勉強法です。一時期流行ったのでご存知の方もいるかもしれませんね。

例えば、対立や衝突を意味する「confrontation」という単語。この単語をGoogleで画像検索すると、人と人が向き合って口論しているような画像がたくさん出てきます。「confrontation、対立、衝突」と文字だけで覚えようとするよりも、イメージがつかみやすいですよね。

また、友情や仲間意識を意味する「camaraderie」という単語は、フランス語が語源ということもあってかなり覚えづらい印象です。そこで検索してみると、仲間同士が手を重ねているような画像や、肩を組んでいるような画像が出てきます。ぐっとイメージをとらえやすくなると思いませんか?

このように、覚えにくい単語をスキマ時間に画像検索してイメージをつかむ方法はとても有効でおすすめです。

*** スマートフォンは勉強の敵だと思われがちですが、味方につければ手軽で非常に便利です。さっそく今日からでも、あまり構えずに軽い気持ちで「スマホ勉強」を始めてみてはいかがでしょう。

(参考) NHK|いちばん身近で最強の勉強ツール!“スマホ”勉強法 ITmedia NEWS|中高生の9割、スマホ使って勉強 「YouTubeで問題の解き方見る」 日本経済新聞|都立高、個人スマホを授業で活用へ 18年度から StudyHacker|「時間がない」はただの言い訳。勉強時間を作り出す『スキマ時間勉強術』

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