大事なのは「思い出す」力
覚える力が落ちているのではなく、思い出す力が低下している

あなたは自分の記憶力に自信はありますか? おそらく、自信があるとはっきり言い切れる人は少ないことでしょう。
記憶力に自信がある人でも、ふとした拍子にド忘れをしてしまったりということがあるのではないでしょうか。
今回は、記憶の引き出しを開くのを手助けする方法をお送りしていきます。

記憶のステップ

そもそも人の記憶のステップには

・記銘……新しいことを覚える
・保持……覚えた情報を忘れないようにする
・想起……覚えていたことを思い出す

の3つがあります。
ふとした拍子に思い出せなくなるのにはこのうちの「想起」が関係しています。最近物忘れをする、という人もこの思い出す力が衰えているのかもしれません。思い出す力は使わないとどんどん衰えていってしまいます。逆に考えると、この思い出す力は鍛えることもできるのです。

「想起」に関係している部位は脳の前方に位置していて、その部分を活性化し、神経細胞を増やしたり神経回路を発達させることで思い出す力の低下を防ぐことができます。アメリカのとある研究結果によると、活性化させるために必要な作業がイメージ(映像)をつかって覚えることだそうです。イメージを活用することは、脳と記憶に関して非常に重要なことです。

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どんな記憶が残りやすいのか

人の記憶には知識記憶(意味記憶)とエピソード記憶(経験記憶)があります。
覚えようと意識して覚えた、学習によって得られる記憶が知識記憶で、実際に経験した出来事の記憶がエピソード記憶です。
これを説明すると、どちらが覚えておきやすいか想像がついた人も多いでしょう。そうです、エピソード記憶のほうが覚えておきやすいのです。
何かを記憶しておこうとするときは、エピソード記憶の形にして覚えるとよいでしょう。たとえば、やるべきことをまとめたら、それを実際に自分がしているところを想像する、などがあげられます。

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思い出せないときには

それでも思い出しにくいときの対処法を紹介していきます。

そもそも、あまり使わない記憶や思い出したくない事柄は想起がうまくいかないことが多いのです。
また、一度ド忘れした状態になると、思い出そうとするのに脳の同じ回路ばかり使って思い出そうとしてしまうため、なかなか思い出せません。
下記の対処法をぜひ試してみてください。

・目をつぶる
外界の情報を遮断することで、記憶をたどる作業に集中できます。

・リラックスする
あせると余計思い出しにくくなります。ほかの作業をしていてふっと思い出すこともよくあることです。

・場所や時間を変えてみる
ド忘れしているときの脳の回路を切り替えるために環境を変えてみることも大切です。

***
いかがでしょうか。ぜひ「思い出す力」を鍛えて記憶力アップを体感してくださいね。

(参考)
マイナビウーマン 思い出したい内容が、どうしても思い出せない人への3つの思い出し方「目をつぶる」
ど忘れはボケの始まり?
「最近もの忘れが激しい」人も思い出せる記憶の引き出し方